紹介予定派遣の実態は?面接は?正社員になれる!?経験者に聞いた。

先日「紹介予定派遣」に関する記事をUPしました。

紹介予定派遣(しょうかいよていはけん)という制度を知っていますか? 中身は知らないけど、名前だけは聞いたことある!という方も多いのではないです...

 

予想以上に多くの反響をいただき、大変驚いているところです。

また同時に「現実は厳しい状況」だということを改めて感じさせられました。

 

ただ、机上だけの話ではなく「実際の現場はどうなんだろう!?」と突っ込んで取材してみることにしました。

そこで今回、紹介予定派遣を経験し、正社員になられた方から記事の執筆をいただきました。

 

紹介予定派遣の「応募」から「正社員に派遣」されるまでのことが生々しく書かれています。

これまで分からなかった「現場での苦労がある」のだなと再度、認識しました。

 

早速、ご紹介しますね。

転職活動開始

resume

リーマンショック直後の2008年秋のことです。

正社員を目指して、転職活動を始めました

 

本当に運が悪いというか、時期の悪い時に転職活動を始めてしまった・・・つらい日々でした。

まず、募集をしている会社がほどんどないということ、そして募集を掛けるとものすごい数の応募者が殺到してほとんど採用につながらないことが本当に辛かったです。

 

自ら正社員を募集する会社に応募すると同時に、派遣会社の「紹介予定派遣」の応募をしました。

 

派遣会社で紹介予定派遣の募集内容がHPにアップされたとしても自分自身のスキルや年齢に合致しないと紹介はしてもらえません。

紹介予定派遣の募集自体少なく、少ないイスの奪い合いを各派遣会社でしているようでした。

 

1社の紹介予定派遣の仕事に何社もの派遣会社に依頼がかかり、採用面談をするという感じで非常に競争率が高かったです。

 

「リーマンショックって聞くけれどこれほど日本に影響するのだろうか」「リーマンショック」とは一体何なんだろう。そう思いながらも一生懸命転職活動をしていました。

とらばーゆネットなどで自ら正社員募集の会社を探すよりも、紹介予定派遣で派遣会社のサポートがある方がはるかに安心感がありました。

 

仕事がないにしても、派遣会社によっては会社との面談前に面接の練習をしてくれる派遣会社もありました。

どんな会社なのか詳しく教えてくれ、こちらの質問にもしっかり答えてくれます。

それを知ったうえで面談を受けるのと知らないまま受けるのでは全く心構えが異なります。

 

それでも採用に繋がることもなく、そして募集する会社がない状況に追い詰められました。何のために転職活動をしているのだろう。

働かずに転職活動をしている自分がみじめになりました。

採用されない自分の才能のなさに落ち込みました。

紹介予定派遣のお話をいただく

そして、募集のない中で何度目かの紹介予定派遣のお話を頂きました。会員制ホテルの関連会社の人事、総務のお仕事でした。

 

このご時世、募集があるとは・・・ありがたい、もう後がない・・・そんな気持ちでの面談でした。

 

正直、手ごたえがあったか・・・と言えばありませんでした。

自分ではまた不採用だなと落ち込みながら帰宅したところ、派遣会社担当者の方からお電話を頂いて紹介予定派遣決定となりました。

紹介予定派遣スタート

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そして、いざ紹介予定派遣のお仕事が開始です。

デスクワークの仕事をしてきたので総務、人事の仕事をすることにそこまでの不安はありませんでした。

しかし、初めてお会いする方、初めての仕事、社内の雰囲気・・・。

 

全てに飲み込まれそうでした。

 

会員制ホテルの関連会社ということで、親会社と同じビル、フロアでのお仕事でした。

 

親会社は大規模な企業ですが、関連会社なのでそこまでの規模はなくフロアには社長がいらっしゃいました。

大企業であれば社長秘書がつくのですが、私は総務人事の仕事に加えて、社長秘書の仕事が加わりました。

 

秘書業務はそこまで大変ではないのですが、ミスのないように仕事をこなす緊張感がさらに増えました。

仕事は、各ホテルの売り上げ管理、トラブルシューティング、勤怠管理、採用関連など多岐にわたりました。

 

売上管理で使用するエクセルは上司が作っていたのですが、それが私の仕事となりました。そのエクセルの完成度の高さに驚きました。

今まで使用したことのない計算式、まるで何かの暗号かのようでした。

 

それを自分のものとするのにかなり勉強をしました。意味がわからずストレスになりました。

自分はある程度エクセルが使用できると思っていましたがまだまだ勉強が必要でした。暗号を解析しそれを計算式にとらえることでエクセルのスキルが向上しました。

 

全国各地にあるホテル担当者の方の窓口となるのも私の仕事でした。

経験上、本社にいて現場を知らないのに、ああだこうだ言ってくる人たちが私は本当にいやでした。

売り上げを上げているのは現場の人たちのサービスがあってこそだからです。

 

本社にいる私は、各ホテルの担当者の方には相手のことを理解し受け留めるように対応しようと努力しました。

ホテルでの現場経験がない私が偉そうなことは言えません。むしろ教えていただく立場です。

必ず、「現場があってこそだと思います」という趣旨を話て窓口としての仕事をしました。

 

月1度本社で会議が行われました。全国のホテルの担当者の方が勢ぞろいをします。

その中での私の仕事は「書記」。会議中の内容を読み書き、その後議事録にします。

初めての経験ですが、私は聞き取りが好きなのでその仕事で、経験浅い社内、各ホテルでの仕事を把握するチャンスとなりました。

転機

紹介予定派遣の派遣としての限度は6ヶ月です。

紹介予定派遣から1ヶ月経った頃、上司に、「キリの良い4月から正社員として採用したいと思っています。考えておいてください」とお話を頂きました。

 

紹介予定派遣から5ヶ月後が正社員に切り替わるということでした。

 

本来はこういったお話は私に直接話をするのではなく、派遣会社を通して私に伝わるルールなのですが、会社としてはあまりそういったルールは関係ないようです。

「4月になったら正社員になれるんだ!!!!」そう思ってさらに仕事に力を注ぐことができました。

派遣切り

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しかし・・・年末が過ぎ新年、最初のお仕事です。

私のもとに派遣会社の担当者の方が訪ねました。仕事の状況をヒヤリングしにきてくれたとばかり思っていましたが、会議室に入り上司との面談でした。

 

そして言われたことが・・・・

「大変申し訳ないけれど、守りきれないかもしれません。親会社は派遣社員の方を3月までにすべて契約を継続しないこととなりました。それに私たちも追随せざるおえません」

言っている意味が分かりませんでした。

 

つまりは、紹介予定派遣であろうと社員でない以上「派遣社員」に違いありません。

3月末までに派遣社員はすべて切られる、いわゆる「派遣切り」でした。

 

世の中、リーマンショック後は本当に不景気となりました。年末までで契約を切られた(継続をされなかった)派遣社員の方たちであふれ、寄宿舎に住んでいた人たちは住む場所をなくしました。

そして「年越し派遣村」というものまでできたその新年です。

リーマンショック後の中、一生懸命転職活動をしてようやく採用されたのに。

 

自分なりにこんなに一生懸命働いてきたのに。

 

また何もかもなくして、転職活動をすることになるのか・・・こんなに不景気で仕事を求める人があふれる中に私も入っていかなくてはならないのか・・・。

本当にショックでした。

それでも仕事を頑張る。

それでも契約期限まで3ヶ月あります。仕事をしながら転職活動をしました。

以前よりさらに厳しい転職活動でした。派遣切りらだけ、雇止めばかりで募集をしている会社などほとんどないのです。

全国のホテルで働く人たちは私のように非正規社員、パート、アルバイトの方が多くを占めています。

私はそういった会社にとって末端の人たちの力があるからこそ、会社は成り立っているんだという意識をしっかり持ち、そういう方への心遣いを忘れずに最後まで仕事をやり遂げようと思いました。

正社員へのお話

handshake

そして、この仕事もあと1ヶ月を切ったところで社長に呼ばれました。

 

「今回の件は大変申し訳なかった。転職活動はどうですか?」と、聞かれました。

 

「頑張っているところですが、なかなか難しいです」と、私は答えました。

 

「4月からも頑張って働く気はありませんか?」

私は何を言っているのか理解ができず、

「派遣社員は4月から必要なくなるのですよね?アルバイト、パートという立場ならば続けられません」と、私は答えました。

 

「そうではなく、社員として一緒に働きませんか。」と、社長。

 

全国のホテルで働く方々が私が派遣切りになることを知って、どうにか続ける手立てはないかと会社に働きかけをしてくれたそうです。

 

それでも親会社はみな派遣切りです。同じビルで働いている派遣社員は皆、契約期限がくるとお仕事を終了していっているまっただ中です。

どうにか関連会社ということを盾に、みなさんが守ってくれました。

 

3月末で紹介予定派遣の仕事が終了し、4月より正社員となりました。

その後、お仕事の一つに全国のホテルへ行き、色々なチェック業務、社員、パート、アルバイトの方々との面談が増えました。

 

仕事は一人ではできません。

人を大切にすることが仕事に限らず、どんなことにもつながるのだと教えて頂きました。

現在、育休中ですが今代わりに働いてくださっている方、全国ホテルで働く方々に感謝しています。

 

いかがでしたでしょうか?

現実は大変なことも多いですね。ただ、それは正社員だろうが、派遣だろうが同じ仕事をしているので変わりありません。

今回の執筆者様は紆余曲折を経ながらも、最終的には正社員という形で採用されました。

それは最後までキッチリと仕事を遂行させるという強い努力があったからこそだと思います。

 

仕事をこなすだけでは、こういう動きにはならなかったのだと思っています。

今のご時勢、働き方は無数にあります。これまでのような終身雇用制など古い制度でしょう。

 

この働き方が一番だ!というのはありません。それは本人が決めるべきことなんでしょうから。

ただ、繰り返しになりますが働き方、働き口はいくらでもあるということです。

 

また、このほかにも執筆いただいた記事はこちらになります。

office
先日に引き続き紹介予定派遣を経て30代で正社員になられた方からお話を聞けたのでエントリーしたいと思います。 これまで紹介予定派遣に関す...
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今回は、紹介予定派遣を経て東京の大手金融会社へ正社員として採用された方の体験談をエントリーしたいと思います。 金融機関へ就職したいけど、な...

 

最後に今回のような「紹介予定派遣」に興味がある方はぜひ次を参考にしてみて下さい。

まずは動いてみる!そのフットワークの軽さも重要ですよ。

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考えてもみなかった会社からオファーがあるかもしれません。

 

思い立ったらその時がベストタイミング!早すぎてダメだったということはありません。

むしろ、考えすぎてタイミングを逃す。それが一番の問題だと思います。

この記事からも多くの方が登録され「新たな一歩」を踏み出されています!

 

どんな形だっていいんです。

あなたにとって一番の働き方を目指して欲しいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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