「出張にはよく行くけど、JALマイル貯め方はよく分からない…」
「単身赴任で毎月フライトしているのに、気づいたらマイルが全然貯まっていない…」
仕事で飛行機に乗る機会が多い人ほど、うまく設計すれば年間7万マイル前後を狙えるポテンシャルがあります。
7万マイルあれば、ヨーロッパ・北米エコノミーや、家族で沖縄・北海道への旅行+αといった「ご褒美旅行」が一気に現実味を帯びてきます。
当ブログではすでに、全体像をまとめたJALマイル貯め方完全ガイド、軸となるJALマイル貯め方3つの鉄則、価値を整理したJALマイルの価値は何円?、行き先の目安を解説した何万マイルでどこ行ける?ガイド、家族向けの家族で年間5万マイル貯める方法などを紹介してきました。
今回はその中でも、出張・単身赴任にフォーカスしたJALマイル貯め方に絞って解説します。
読み終えるころには、
・出張・単身赴任がなぜマイル的に有利なのか
・年間7万マイルを狙う現実的なシミュレーション
・会社規定を守りながらマイルを最大化する具体テク
・貯めたマイルを家族にどう還元するか
がイメージでき、今日からすぐに動ける「出張マイル戦略」が手に入るはずです。
出張・単身赴任がJALマイル貯め方に有利な理由
会社のお金で飛んで、自分のマイルが貯まる仕組み
出張が多い人が圧倒的に有利なのは、シンプルに言うと
「会社のお金で飛行機に乗り、自分のマイル口座に積み上がる」
からです。
多くの会社では、
・航空券代は会社負担
・マイルやポイントは搭乗者本人の所有
という運用になっていることが多く、出張1回ごとに数百〜数千マイルが、何もしなくても貯まり続けます。
単身赴任の場合も、
・赴任地への移動
・月1回の帰省
・仕事にからんだ移動
など、「飛ばされる距離」が長くなりがちなので、JALマイル貯め方としては大きなチャンスです。
出張関連の支出は「マイル製造機」になりやすい
出張や単身赴任では、フライト以外にもマイル化できる支出がたくさんあります。
- 出張先でのホテル代
- 現地での電車・タクシー・レンタカー代
- 出張中の食事代(規定内)
- 会食・交際費(立て替え精算のとき)
これらをすべて現金やマイルに弱いカードで払ってしまうのは、JALマイル貯め方としてはかなりもったいない状態です。
会社の経費精算ルールに沿いながら、可能な範囲でJALカードやJAL行きの共通ポイントに集約すれば、出張そのものが「マイル製造機」に変わります。
「仕事ついでに貯まる」から再現性が高い
もうひとつ大きなポイントは、出張マイルは「仕事のついでに勝手に貯まる」ということです。
・ブログのために無理に旅行する
・マイルのために不要なフライトに乗る
必要は一切ありません。
仕事で飛んでいれば、
- フライトマイル
- ホテル・交通費のカード決済マイル
- ポイントサイトや共通ポイント経由の上乗せ
が、淡々と積み上がっていきます。
JALマイル貯め方としては、再現性が高く、続けやすいのが出張マイルの大きな魅力です。
年間7万JALマイルの現実的シミュレーション
モデルケース①:月2往復の国内出張がある人
まずは、月2往復くらい国内出張があるビジネスパーソンをイメージしてみます。
例として、
・羽田⇔福岡:片道およそ1000マイル前後(運賃種別やステイタスで変動)
とざっくり仮定すると、
- 1往復:2000マイル前後
- 月2往復:4000マイル前後
- 年間(12カ月):約4万8000マイル
となり、フライトマイルだけで約5万マイル弱が見えてきます。
ここに、
- ホテル・交通費・食事代などをJALカード決済 → 年間1万〜1万5000マイル
- ポイ活・共通ポイント経由 → 年間5000〜1万マイル
が乗ってくると、年間7万マイル前後は十分現実的です。
もちろん、実際のマイル数は運賃・路線・ステイタスで変わりますが、「出張+カード+ポイ活」の組み合わせで到達できるレンジ感をつかんでおきましょう。
モデルケース②:単身赴任で月1回の帰省+出張
次は、単身赴任で月1回帰省しつつ、出張もあるケースを考えてみます。
- 赴任地⇔自宅の往復(帰省)を月1回:年間12往復
- その他の出張が年間6往復
ざっくり、1往復1500〜2000マイルとすると、
- 帰省だけで年間:約2万〜2万4000マイル
- 出張分で年間:約1万〜1万2000マイル
合計約3万〜3万6000マイル。
ここに、
- 単身赴任先での生活費(食費・日用品)をJALカードに集約 → 年間1万〜1万5000マイル
- ホテルや新幹線など他交通機関もJALカード払い → 年間5000〜1万マイル
- ポイ活・ふるさと納税などで上乗せ → 年間5000〜1万マイル
という形で積み上げれば、このケースでも年間5万〜7万マイルのレンジが見えてきます。
モデルケース③:出張は少なめだけど単価が高い人
出張回数は少なくても、
・国際線の長距離フライト
・運賃クラスが高めのビジネス出張
が多い人は、1回あたりの獲得マイルが大きくなります。
- 年3〜4回の欧米出張(エコノミー)
- 年2〜3回のアジア出張
といったケースでは、フライトマイルだけで年間数万マイルを狙える可能性があります。
ここでも、
・出張経費のカード決済
・ポイ活・共通ポイント
を組み合わせれば、短期間で長距離国際線やビジネスクラスが見えるマイル数に到達しやすくなります。
どのパターンに近いかをイメージしながら、詳細は何万マイルでどこ行ける?ガイドも一緒に見ておくと、「自分なら何年でどの旅が狙えるか」が整理しやすくなります。
出張でJALマイルを最大化するフライト戦略
可能な範囲でJAL・ワンワールド便を選ぶ
JALマイル貯め方としては当たり前ですが、出張のフライトを
・なるべくJAL便
・JALと同じワンワールドアライアンスの航空会社
に寄せることが基本です。
会社の出張規定で航空会社がある程度決まっている場合でも、
- JALと他社が選べるなら、JALを優先
- コードシェア便の場合、どの便名で発券するかを確認
といった工夫で、マイルの貯まり方が変わります。
もちろん、
・料金差が大きすぎる
・会社規定で航空会社が固定されている
場合は無理に変える必要はありません。あくまで「選べる範囲でJAL寄せ」を意識しましょう。
運賃種別・予約クラスを「マイル目線」でも見る
同じ区間を飛んでも、
・運賃種別
・予約クラス
によって、貯まるマイル数は変わります。
出張では価格の上限や予約ルールが決まっていることが多いですが、
- 同じ価格帯なら、マイル積算率が高い運賃を選べないか
- アップグレード運賃やビジネスクラスが規定内で選べる場合、その積算率も確認
といった視点を持つと、「同じ出張でもマイルが増える選び方」が見えてきます。
詳細な積算率の一覧は公式サイトで確認する必要がありますが、考え方として、
「値段だけでなく、マイル・FOPの付き方も比較する」
という意識を持っておきましょう。
クラスJ・乗り継ぎ・ルート選びの小技
国内線出張でよく使える小技として、
- クラスJ・ファーストクラスの活用(規定内で)
- 乗り継ぎ便利用で距離を稼ぎつつ、効率よく移動する
といった方法もあります。
例として、
・直行便と乗り継ぎ便で運賃があまり変わらない
・会社の出張規定の範囲内
であれば、距離が長くなるルートを選ぶことで、フライトマイルを増やせるケースもあります。
ただし、
・移動時間が長くなりすぎないか
・体力やスケジュールへの影響はないか
も合わせて考え、無理のない範囲で取り入れましょう。
出張経費・単身生活費をマイル化する具体テクニック
ホテル・交通費・現地飲食をJALカードで集約
出張マイルの「第二の柱」は、JALカードでの経費決済です。
- ホテル代(ビジネスホテル・チェーンホテルなど)
- 現地でのタクシー・レンタカー・鉄道
- 規定内の食事代・会食の立て替え
これらを可能な範囲でJALカードで支払い、経費精算で会社から戻してもらうという流れにすることで、
・出張1回あたり数百〜数千マイル
が「フライト以外」からも積み上がっていきます。
会社で法人カードが指定されている場合は、
- どこまで個人カード利用が許されるか
- どの支出は法人カード必須か
を必ず確認し、ルールの範囲内でマイル化していきましょう。
共通ポイントとレシートアプリで二重取り・三重取り
経費や単身赴任の生活費では、共通ポイントとの二重取り・三重取りも狙えます。
- ポイントが貯まるドラッグストア・コンビニ・スーパーを使う
- 共通ポイントをJALマイルに寄せられるサービスに集中
- レシートアプリやキャンペーンアプリも活用
例えば、
・共通ポイント1〜2%
・JALカードショッピングマイル1%前後
を組み合わせれば、実質2〜3%前後がJALマイル相当に変換されるイメージです。
全体像や具体的なやり方は、JALマイル貯め方|ポイ活と共通ポイントで月5000マイル上乗せで詳しく解説しています。
会社規定とコンプライアンスを必ず守る
ここはとても大事なポイントですが、経費のマイル化は会社のルールを100%守るのが大前提です。
- 経費として認められない支出を混ぜない
- 領収書・レシートは必ず正しく提出する
- ポイントやマイル取得に関する社内ルールがないか確認する
会社によっては、
・「経費支払いで得たポイントは会社に帰属」
・「法人カードのみ使用」
といったルールがあることもあります。
JALマイル貯め方は、あくまで「ルールの範囲内でお得になる工夫」です。
無理をして信頼を失ってしまっては本末転倒なので、必ず就業規則や上司の方針を確認したうえで動きましょう。
貯めたJALマイルの使い道と家族への還元アイデア
家族旅行・里帰りで「仕事のご褒美」に変える
出張や単身赴任でがんばって貯めたマイルは、ぜひ家族のためのご褒美旅行に使ってあげたいところです。
- 夏休みに家族で沖縄・北海道旅行
- 年末年始の帰省の航空券をマイルでカバー
- 子どもの卒業・入学の記念旅行
こういったイベントにJALマイルを充てると、
・家族との時間が増える
・「お父さん(お母さん)が出張でがんばったおかげ」というストーリーになる
という意味でも、マイルの価値は単なる金額換算以上になります。
家族旅行のマイル活用イメージは、家族で年間5万マイル貯める方法や何万マイルでどこ行ける?ガイドも参考にしてみてください。
マイルと現金、有給の使い分けで「ムリしない旅」に
出張続きで疲れているときに、
・無理に長距離旅行をねじ込む
・LCCと乗り継ぎを駆使して体力を消耗する
のは本末転倒です。
JALマイル貯め方のゴールは、
「家族や自分が気持ちよく過ごせる旅を増やすこと」。
そのためにも、
- マイルで航空券代を抑え、有給をしっかり使って日程に余裕を持たせる
- ピーク期はマイル、オフピークはセール運賃で現金…など柔軟に使い分ける
- 疲労度に合わせて、近場の温泉や国内線ビジネスクラスも選択肢に入れる
といった、「現金・マイル・時間」のバランス感覚が大事です。
詳しい考え方はJALマイルと現金の使い分け徹底ガイドでも紹介しています。
燃え尽きないためのマイル運用ルールを決める
出張マイルが貯まり始めると、
・もっと効率化できないか
・あと何往復でビジネスクラスに届くか
と数字ばかり追いかけてしまうことがあります。
長く続けるためには、
- 「このマイル数になったら◯◯に使う」というラインを決めておく
- 有効期限が近いマイルから優先的に旅行計画を立てる
- 年に1回は「マイルの棚卸し+家族会議」をする
といったマイル運用ルールを軽く決めておくと、燃え尽きずに楽しみながら続けられます。
有効期限管理については、JALマイル有効期限と失効防止ガイドを合わせてチェックしておきましょう。
まとめ|出張・単身赴任は「年間7万マイル」の大きなチャンス
出張や単身赴任がある人にとって、JALマイル貯め方はまさに
「仕事ついでに将来のご褒美旅行を仕込む作業」
と言ってもいいくらい、相性の良いテーマです。
- 会社のお金で飛ぶフライトが、そのまま自分のマイルになる
- ホテル・交通費・食事代をJALカードで支払えば、出張そのものがマイル製造機になる
- ポイ活・共通ポイント・ふるさと納税を組み合わせれば、年間7万マイル前後も十分現実的
- 貯めたマイルは、家族旅行や里帰りに使って「仕事のご褒美」に変えられる
- ただし会社規定とコンプライアンスは必ず遵守し、無理のない範囲で工夫する
あとは、全体像を整理したJALマイル貯め方完全ガイドや、軸となる3つの鉄則、価値や目標設定を深掘りしたマイル価値解説・何万マイルでどこ行ける?・家族で年間5万マイルなどと組み合わせて、あなたの働き方に合った「出張マイル戦略」を微調整していくだけです。
今日、次の出張予約をするタイミングで、
・JAL便に寄せる
・JALカードや共通ポイントの設定を見直す
という一歩を踏み出せば、1年後・2年後のマイル残高と、家族で行ける旅の選択肢は大きく変わっていきます。

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