JALのサービスステイタスを獲得すると様々なサービスを受けることができます。
具体的には搭乗前にラウンジが利用できたり、専用のチェックインカウンターが使えたりと、一般会員では受けられないサービスがたくさんあります。
このサービスを受けるために、毎年多くの方が「修行」といわれるステイタス獲得のための搭乗を繰り返しているのも事実です。
ステイタスに憧れや興味はある。でも、実際どうのような流れで「サービスステイタス」を獲得していくのか!?詳しく理解されていない方も多いかと思います。
そんなあなたに今回は、サービスステイタス獲得の流れを分かりやすくご説明したいと思います。
実際、どれぐらい搭乗すればステイタス獲得となるのかも計算してみました。
早速ご紹介しますね。
JALサービスステイタス獲得までの流れ
サービスステイタス獲得の基本となる数字は「FLY ONポイント」もしくは「搭乗回数」です。
搭乗回数はそのまま、年間どれだけ乗ったかがカウントされるので分かりやすいです。
一方、「FLY ONポイント」はよく通常のマイルと間違える方が多いのですが、そうではありません。
通常の区間マイルを元に「利用する運賃」に応じて自動換算が行われるポイントなんです。
具体的な計算式はこうです。
FLY ONポイント=①フライトマイル×②FLY ONポイント換算率×③ボーナスポイント
①区間マイルとご利用のクラスや運賃によるマイル積算率によって計算。
②国内線2倍、日本発着の中国・香港・アジア・オセアニア1.5倍、それ以外の国際線1倍。
③JALグループ便搭乗の際、ご利用になる運賃に応じて追加されるポイント。
一番、大きく数字が変わってくるのは「どの運賃で乗ったか」ということですね。要は通常運賃など高いチケットを購入するとFLY ONポイントも高くなるということです。
スーパー先得など安い運賃だと通常運賃の75%しかフライトマイルがつきません。それに国内線の2倍の係数が換算されるので、FLY ONポイントで言うと単純に50%も差が着くことになるんです。(通常運賃だとキャンペーンボーナスが付いたりするので一概には言えませんが。)
では、具体的に羽田‐大阪(伊丹)間を例にとって見てみましょう。
通常運賃(JMB会員)
フライトマイル:280マイル
FLY ONポイント:960FLY ONポイント
※計算は、280マイル(フライトマイル)×2.0(FLY ONポイント換算率)+400ポイント(キャンペーンボーナスポイント)
先得割引、スーパー先得、ウルトラ先得など(JMB会員)
フライトマイル:210マイル
FLY ONポイント:420FLY ONポイント
※計算は、210マイル(フライトマイル)×2.0(FLY ONポイント換算率)
どうです、FLY ONポイントで2倍以上の差がつくことがお分かりいただけたと思います。
基準となる利用運賃は細かく7段階に分かれています。なので実際の計算はJALのホームページ上で確かめてみて下さい。
サービスステイタス達成基準
FLY ONポイントや搭乗回数は毎年1~12月の12ヶ月間の数字で計算されます。一度ステイタスを獲得したから永久にそのステイタスが約束されるわけではありません。
ステイタス獲得に必要な数字を理解してもらったところで、肝心の達成基準です。
JMBダイヤモンド
10万FLY ONポイント(うちJALグループ便5万FLY ONポイント)以上、または120回(うちJALグループ便60回)以上かつ3万5千FLY ONポイント以上の搭乗
JGCプレミア(こちらはJMBサファイア達成後に入会可能となります。)
8万FLY ONポイント(うちJALグループ便4万FLY ONポイント)以上、または80回(うちJALグループ便40回)以上かつ2万5千FLY ONポイント以上の搭乗
JMBサファイア
5万FLY ONポイント(うちJALグループ便2万5千FLY ONポイント)以上、または50回(うちJALグループ便25回)以上かつ1万5千FLY ONポイント以上の搭乗
JMBクリスタル
3万FLY ONポイント(うちJALグループ便1万5千FLY ONポイント)以上、または30回(うちJALグループ便15回)以上かつ1万FLY ONポイント以上の搭乗
なかなか回数だけ見ると凄い数字ですね。ダイヤモンドに至っては年100回搭乗とは月に8回以上、週2回以上乗ってようやく達成となります。
実際にどれくらい乗ればよいのか?
ステイタス達成の計算方法も基準も理解した。では実際どれぐらい搭乗すれば良いのか?ここが一番気になるところでしょう。
あくまで大人普通運賃での換算で計算してみました。(一番FLY ONポイントが付くということです。)
羽田‐大阪(伊丹)1搭乗=960FLY ONポイント
JMBダイヤモンド:100回搭乗(FLY ONポイント計算だと105回)
JGCプレミア:80回搭乗(FLY ONポイント計算だと84回)
JMBサファイア:50回搭乗(FLY ONポイント計算だと53回)
JMBクリスタル:30回搭乗(FLY ONポイント計算だと31回)
羽田‐札幌(新千歳)1搭乗=1420FLY ONポイント
JMBダイヤモンド:71回搭乗
JGCプレミア:57回搭乗
JMBサファイア:36回搭乗
JMBクリスタル:22回搭乗
羽田‐福岡 1搭乗=1534FLY ONポイント
JMBダイヤモンド:66回搭乗
JGCプレミア:53回搭乗
JMBサファイア:33回搭乗
JMBクリスタル:20回搭乗
羽田‐沖縄 1搭乗=2368FLY ONポイント
JMBダイヤモンド:43回搭乗
JGCプレミア:34回搭乗
JMBサファイア:22回搭乗
JMBクリスタル:13回搭乗
以上のような結果になりました。
大阪はFLY ONポイントより搭乗回数での達成の方がハードルは低いようです。
一方、さすが沖縄は長距離区間だけあってFLY ONポイントの数字も凄いですね。
それでもダイヤモンド達成には43回(22往復)も搭乗しなければならない。
月に2回往復利用してようやく達成となるのですからさすがダイヤモンドです。
いかがでしたか!?
さすが簡単に獲得とはいかないサービスステイタス。それだけに一度獲得したら手放したくない気持ちになってしまいますね。
なので一度サファイアになったらグローバルクラブに入会してしまうのも手だと思います。
そうすればカード維持費さえ払ってしまえば永久的にサファイアと同じレベルのサービスは受けられますからね。
コメント
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