こんな上質な空間を体験できるとは思ってもみなかった。
そう、その空間とは成田国際空港の日本航空(JAL)ファーストクラスラウンジ(本館)の事だ。
もちろん憧れはあった。これまで国内線のラウンジは数え切れないほど使った。
羽田のダイヤモンド・プレミアムラウンジのほか、各地方のサクララウンジ。
そしてカードラウンジも使っていない空港を数えるほうが楽なくらいだ。
JALサクララウンジ利用条件を整理してみた!意外と簡単な方法も!
それでもこれまでは国内に限っての話。
国際線に至っては成田空港のKALラウンジとインチョン国際空港のKALラウンジくらいだったのだ。
そんな私が今回、国内最高峰のラウンジを利用させて貰ったのだ。
これまで噂には聞いていたが、これまでのものとは想像以上であった。
ドリンクからフードからサービスに至ってまで正に贅沢の極み。
どんなだったか写真を中心に紹介したい。
エントランス(受付)
出国審査を終えると、迷うことはない。すぐ目の前に冒頭の写真にあるサインが飛び込んで来るのだ。
そう、そのサインは「ファーストクラスラウンジ」と「サクララウンジ」のエントランスを現している。
エントランスを入り、左に少し進むとファーストクラスラウンジの受付がある。そこまで広くはないものの、シンプルでスタイリッシュな受付なのだ。そこで搭乗券を見せて受付完了なのだ。
ちなみにファーストクラスラウンジの利用基準は「JMBダイヤモンド」、「JGCプレミア」若しくはファーストクラス利用者に限られている。
今回私は「JMBダイヤモンド」を取得しているため、利用できた。
ちなみに搭乗クラスはブリティッシュエアウェイズのエコノミー。日本航空(JAL)の利用ではないが、同じワンワールド系列の航空会社のため、利用することが可能なのだ。
受付を終了すると、照明を落とした通路を進み、ラウンジ内に入ることになる。
またこの通路がかっこいいのだ。
ラウンジ内部
ラウンジ内は様々なスタイルの座席、テーブルが広がっている。一人から複数人で利用できるスペースがそこには確保されているのだ。
思った以上に人が多くいる。さすが成田国際空港。これから出国を控えた方がこんなにも多くいるのに驚きだ。
ドリンク類
当然のようにアルコールの提供も豊富。
ビールは各所で提供されており、各銘柄揃っているのだ。
私の大好きなプレミアムモルツは少し離れたところに常備されていた。
ウィスキーやバーボン、ワインの種類も豊富すぎる。それに合わせたチーズも各種準備されている。
なんとシャンパンまで。
しかも銘柄はロシア皇帝ニコライ2世に愛飲されていたという伝説をもつ「エドシック・モノポール(シルヴァー・トップ)」。
これだけではないが、もちろんソフトドリンクも豊富。
まだまだ。焼酎だって
さらには日本酒まで。もう、すご過ぎて訳が分からないのだ。
銘柄は純米大吟醸「優」や同じく純米大吟醸の「播州愛山」などなど。
FOOD MENU(フードメニュー)
それぞれのポーションは少なめではあるが、種類は豊富。小さなプレートに盛り付けられた各種フードは見ているだけで幸せになれる。
どれを食べようというよりも、ずっと見ていたい。そんな気持ちにさせてくれるのだ。
サラダーバーも美味しそう。
お菓子類も種類豊富。写真を撮った時は残り少なくなっていたが、その後すぐに補充されていた。
握り寿司
なんと握り寿司まで提供されている。しかも普通の寿司ではない。
目の前で職人さんが握ってくれるサービスなのだ。ここは一流のお寿司屋さんか!?そう思わせてくれる空間がラウンジ内に広がっているのだ。
寿司は本マグロ・赤海老・玉子の3種だ。
あれもこれも食べたいが、そこは出国前、気持ちを抑えて少しずつ頂いたのだ。
本マグロは口に入れた瞬間にとろける。本当に上質な脂だった。
みつせ鶏のレバーペースト。
フランスパンとの相性が抜群。ワインに良く合うのだ。
こちらもワインとよく合うチーズの盛り合わせ。
チェダー、ブルー、カマンベールとオリーだろうか。
フルーツも新鮮で上質。
JAL特製のビーフカレー
そして今回一番のヒットがこれ。握り寿司でもチーズでもない。
JAL特製のビーフカレーだ。トロトロに煮込まれたカレーは玉葱の甘さが十分で、ビーフも惜しみなく使用されている。
ガツンと来る割にそんなに重くはない。こんなカレーがラウンジで食べれるとは思ってもみなかった。
トイレ
出発前にはトイレに行っておこう。
暗めの照明でいちいちカッコいいトイレなのだ。お手拭も不足なく置いてあり、ここまで演出するの!?と感激してしまった。
出国前から日本のサービス・ホスピタリティのクオリティをまざまざと見せ付けられた。
ここまでのサービスを展開するラウンジが他にあるだろうか。今回初めて利用させて貰ったが、あまりの衝撃に飛行機に乗る前からテンションが上がりきってしまったのだ。
まぁここを利用する人は私のようにミーハーな方は少ないのであろう。
それでも全力で言いたい。
もし、このファーストクラスラウンジを利用できるなら、早めにいって思う存分この空間を楽しむのだ。
必ずあなたを大満足させるはずだ。
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