「いま◯万マイルあるけど、これってどこまで行けるの?」
「JALマイル貯め方は分かってきたけど、何万マイルを目標にすればいいかイメージできない…」
そんなモヤモヤ、ありませんか。
これまで当ブログでは、全体像をJALマイル貯め方完全ガイドで、戦略の軸をJALマイル貯め方3つの鉄則で、使い方をJALマイル貯め方と使い方徹底ガイドで整理してきました。
さらに、JALマイルの価値は何円?やマイルと現金の使い分け、有効期限と失効防止も押さえています。
今回はそのうえで、「何万マイルあれば、どんな旅ができるのか」という超実務的なテーマに絞って解説します。
読み終えるころには、
・1〜2万マイルでできること
・3〜5万マイルでできること
・7〜10万マイルでできること
がイメージできて、「じゃあ自分はまず◯万マイルを目指そう」と現実的な目標マイル数を決められるようになるはずです。
JALマイル何万マイルでどこ行ける?考え方の前提
必要マイル数は「路線・シーズン・クラス」で変わる
まず大前提として、必要マイル数は一律ではありません。
ざっくり言うと、
- どこからどこへ飛ぶか(距離・路線)
- いつ飛ぶか(ローシーズン・通常期・ピーク期など)
- どのクラスか(エコノミー・プレエコ・ビジネスなど)
で必要マイル数が変動します。
この記事では、細かい表や最新の条件はあえて出さず、
・「このくらいのマイルがあれば、このクラスの旅が見えてくる」
という目安にフォーカスします。
最新の具体的な必要マイル数を確認したいときは、必ずJAL公式サイトの特典航空券ページをチェックするようにしてください。
ここで大事なのは、
「完璧な数字」ではなく「ざっくりしたレンジ」を知ることです。
これが分かると、JALマイル貯め方の「ゴール設計」が一気に楽になります。
「何円分の価値か」とセットで考えるとブレない
「何万マイルでどこ行けるか」を考えるときには、「何円分の価値か」も一緒に意識しておくと判断がブレにくくなります。
例えば、
・1万5千マイルで取れる国内線往復が、現金だと2万5千円くらい
・3万マイルで取れるアジア往復が、現金だと5万円くらい
というイメージを持っておけば、
「このマイル数を貯めれば、◯万円クラスの旅になる」
と把握できます。
JALマイルの価値の目安は、すでにJALマイルの価値は何円?徹底解説で解説しましたが、ここでは
- 国内線なら1マイル=1〜2円前後
- 国際線・ビジネスなら1マイル=2〜5円以上も狙える
というざっくり基準だけ覚えておいてください。
「1年で◯万マイル」「3年で◯万マイル」の目安を持つ
現実的なJALマイル貯め方を考えるうえで、
・1年で◯万マイル
・3年で◯万マイル
というスパンごとの目安を持つのがおすすめです。
例えば、
- 1年で目指す:1.5万〜3万マイル(国内旅行・帰省用)
- 2〜3年で目指す:5万〜7万マイル(家族で国内+α)
- 3年以上かけて目指す:10万マイル前後(海外ビジネスクラス候補)
このスパンとマイル数は、
・陸マイラー中心か
・家族で貯めるか
・出張が多いか
によって変わります。
それぞれのスタイルに合った貯め方は、ポイ活で月5000マイル上乗せや家族で年間5万マイル、出張で年間7万マイルで詳しく解説しているので、この記事とセットで読み進めてみてください。
1〜2万マイルでできること:まずはここを最初のゴールに
1万マイル前後:国内線片道 or 短距離往復の世界
1万マイル前後は、JALマイル貯め方を始めたばかりの人が最初にたどり着きやすいラインです。
このくらいのマイルがあると、
- 国内線の片道(距離やシーズンによる)
- 短距離路線の往復(閑散期・条件次第)
- 「どこかにマイル」など行き先おまかせ特典
が見えてきます。
特にどこかにマイル系は、少ないマイル数で「ちょっとした旅」を楽しめるので、
・マイルを一度使ってみたい
・久しぶりに飛行機旅をしたい
という人にぴったりです。
JALマイルの価値としては、上手く使えれば1マイル=1〜2円前後くらいのイメージになります。
1.5万〜2万マイル:国内往復1回分が現実的に
1.5万〜2万マイルが見え始めると、
・主要都市間の往復
・ピーク期以外の国内旅行1回分
がかなり現実的になります。
例えば、
・羽田⇔札幌
・羽田⇔福岡
・羽田⇔那覇
などのメジャー路線は、シーズンにもよりますが、このレンジのマイル数で往復分を賄えるケースが出てきます。
「1年で1.5万〜2万マイル」を目標にすると、
- 年に1回、国内旅行の航空券代をほぼマイルでカバー
- 帰省の片道または往復の一部をマイルで軽くする
といった使い方が可能です。
最初のゴールとしては、
「まず1.5万マイルで、年1回の国内旅行をマイルで」
くらいのラインが、とても現実的でモチベーションも維持しやすいです。
1〜2万マイル帯でのおすすめ戦略
このレンジでJALマイル貯め方を考えるなら、
- 日常の支払いをJALカードに集約する
- ポイ活で年数千マイルの上乗せを狙う
- たまに乗るフライトのマイルも取りこぼさない
という「陸+空のベーシック戦略」が基本です。
カード選びやショッピングマイルの仕組みは、JALマイル貯め方とJALカード選び完全解説で詳しくまとめています。
まずは「1年で1.5万マイル」を一緒に目指していきましょう。
3〜5万マイルでできること:家族旅行と近距離国際線
3万マイル前後:家族国内旅行 or 近場アジアの入口
3万マイル前後になると、世界が一気に広がります。
具体的には、
- 家族3〜4人での国内往復旅行(路線・時期による)
- 1人で近場アジア(ソウル・台北など)往復の候補
が視野に入ってきます。
家族での使い方としては、
・一部人数をマイル、残りは現金で
・行きだけマイル、帰りは現金(またはその逆)
など、マイルと現金のハイブリッドも有効です。
このあたりの考え方は、JALマイルと現金の使い分けガイドも参考にしてみてください。
4万〜5万マイル:国内+α or アジア旅行をしっかり楽しむ
4万〜5万マイルまで来ると、
- 家族全員での国内旅行+どこかにマイル1回
- 夫婦2人でアジア旅行(エコノミー)
- 1人ならアジア往復+国内1〜2回分
といった「選べるプラン」が増えてきます。
例えば、
・1年目:3万マイルで家族国内旅行
・2年目:さらに2万マイルを積み増しして、夫婦アジア旅行
のように、2年スパンで5万マイルを回転させるイメージを持つと、JALマイル貯め方が一気に楽しくなります。
3〜5万マイル帯での「現実的な目標設定」
このレンジの目標を現実的にするコツは、
といった「複数ルートからの合算」です。
単独ではムリでも、
・夫婦それぞれのJALカード
・家族の生活費+出張+ポイ活
を合わせると、「気づいたら3万マイル超えていた」というケースも十分あります。
7〜10万マイルでできること:長距離海外とビジネスクラスの世界
7万マイル前後:ヨーロッパ・北米エコノミーが見えてくる
7万マイル前後まで貯められると、
- 1人でヨーロッパや北米方面エコノミー往復
- 夫婦2人でアジア方面エコノミー+国内旅行
といった「長距離国際線の入口」が見えてきます。
現金で買うと10万円〜20万円クラスになるチケットも、マイル+税金・サーチャージで手に入れられる可能性があります。
JALマイルの価値としては、1マイル=2円以上になりやすいゾーンです。
このレベルを目指すなら、
・家族全体での本格的なJALマイル貯め方
・出張マイルの積極的な活用
・ポイ活やポイントサイトの高還元案件
などを組み合わせていくのが前提になります。
10万マイル前後:ビジネスクラスが視野に入る“夢ゾーン”
10万マイル前後は、多くのマイラーにとってひとつの夢ラインです。
このクラスのマイルがあれば、
- 1人でヨーロッパ・北米ビジネスクラス往復の候補
- 夫婦でアジアビジネスクラス+国内旅行
- 家族でヨーロッパ・北米エコノミー
など、「人生の記念レベル」の旅が一気に現実味を帯びてきます。
ビジネスクラスは現金で買うと1人30万円以上になることもありますが、マイルで取れれば1マイル=3〜5円以上の価値になることも。
さらに、フルフラットシート・ラウンジ利用・優先搭乗など、“鉄板の体験価値”も付いてきます。
数年かけてこのゾーンを目指すなら、
- 出張をフル活用する人は年間7万マイルプラン+家族の陸マイル
- 陸マイラー中心なら家族で年間5万マイルを2年連続で達成
- ポイ活+共通ポイントで数万マイル分のブースト
といった長期戦略を前提に考えていきましょう。
7〜10万マイル帯で意識したい「有効期限」と「使いどき」
このレンジになると、有効期限と使いどきのバランスがより重要になります。
・ビジネスクラスを狙いたい気持ちが強すぎて、いつまでも使えない
・その間に古いマイルから有効期限が迫ってくる
という状況になりがちです。
そこで、
- 古いマイルの期限を必ず把握しておく
- 「期限が近い分はエコノミー/国内に回す」「残りでビジネスを狙う」といった分割発想を持つ
- マイルと現金の使い分けで総合的に判断する
という柔らかい戦略を取るのがおすすめです。
自分に合った「目標マイル数」の決め方
ステップ1:誰とどんな頻度で旅行したいかを書き出す
ここからは、実際にあなた自身の目標マイル数を決めるステップです。
まずはシンプルに、
- 年に何回くらい飛行機で旅行したいか
- 誰と行くことが多いか(1人/夫婦/家族)
- 国内メインか、将来は海外も視野に入れるか
を書き出してみてください。
例を挙げると、
・「年1回、家族で国内旅行」
・「年1回帰省+2年に1回夫婦でアジア」
・「3年に1回ビジネスクラスで海外」
など。
この「理想の頻度」が、そのままJALマイル貯め方のゴール設定になります。
ステップ2:それぞれに必要なマイル数レンジを割り当てる
次に、その理想プランに対して、おおよその必要マイル数レンジを当てはめます。
- 年1回家族で国内旅行 → 年間3万〜5万マイル目標
- 年1回帰省(家族) → 年間2万〜3万マイル目標
- 2〜3年に1回夫婦アジア → その期間で4万〜5万マイル目標
- 3年に1回ビジネスクラス海外 → その期間で10万マイル前後目標
ここまで来ると、
「自分の生活なら、まず◯万マイルを目指すのが現実的」
というラインがだんだん見えてきます。
迷ったら、
「最初の1〜2年は1.5万〜3万マイル」「慣れてきたら5万マイル」
くらいの二段階構成にするのがおすすめです。
ステップ3:貯め方の戦略記事とセットで「マイル計画表」を作る
最後に、その目標マイル数を実現するための具体的な貯め方を、これまでの記事と組み合わせて設計していきます。
- JALマイル貯め方完全ガイド:全体設計
- JALマイル3つの鉄則:支出の集約・ポイントの集約・キャンペーン活用
- JALカード選び:カード戦略
- ポイ活で月5000マイル上乗せ:共通ポイント・ポイントサイト
- 家族で年間5万マイル:家族戦略
- 出張・単身赴任で7万マイル:出張族戦略
- 有効期限と失効防止:管理術
これらを参考にしながら、
・年間目標マイル数
・各ルートでどれくらい貯まりそうか(カード・ポイ活・出張など)
をざっくり表にしてみると、自分だけの「JALマイル計画表」が出来上がります。
まとめ|「何万マイルでどこ行けるか」が分かると貯め方も一気にラクになる
JALマイル何万マイルでどこ行けるかを理解することは、単なる知識ではなく、
「自分は何を目指してマイルを貯めるのか」
を決めるうえで、非常に重要なステップです。
- 1〜2万マイル:どこかにマイル・国内片道・短距離往復
- 3〜5万マイル:家族国内旅行・近場アジア・国内+α
- 7〜10万マイル:長距離海外・ビジネスクラス・記念旅行
このレンジ感を頭に入れておくだけで、
・目標マイル数の設定
・貯め方の優先順位
・マイルと現金の使い分け
が一気にスッキリします。
あとは、JALマイル貯め方完全ガイドや3つの鉄則をベースに、カード戦略・ポイ活・家族・出張など、あなたのライフスタイルに合うパーツを組み合わせていくだけです。
「何となく貯めるマイル」から、「◯万マイルでこの旅に行くためのマイル」へ。
今日決めた目標マイル数が、きっと数年後のあなたと家族の具体的な旅のカタチになって返ってきます。

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