6月8日(日)に東京競馬場で行われる第75回安田記念(GⅠ)の枠順が確定しました。
最終追い切りで高評価を得たシックスペンスが1枠1番、ドバイターフ覇者ソウルラッシュが7枠13番に入り、激戦必至の今年も枠順が勝敗のカギを握りそうです。
この記事では、公式発表の枠順を一覧で整理しつつ、既報の追い切り評価と重ね合わせて最終見解をお届けします。
枠順一覧(出走18頭)
枠 | 馬番 | 馬名 | 騎手 |
---|---|---|---|
1枠 | ① | シックスペンス | C.ルメール |
1枠 | ② | ダディーズビビッド | 池添謙一 |
2枠 | ③ | マッドクール | 坂井瑠星 |
2枠 | ④ | ウインマーベル | 松山弘平 |
3枠 | ⑤ | レッドモンレーヴ | M.ディー |
3枠 | ⑥ | グラティアス | 横山和生 |
4枠 | ⑦ | ガイアフォース | 吉村誠之助 |
4枠 | ⑧ | エコロヴァルツ | M.デムーロ |
5枠 | ⑨ | シャンパンカラー | 内田博幸 |
5枠 | ⑩ | ジャンタルマンタル | 川田将雅 |
6枠 | ⑪ | サクラトゥジュール | D.レーン |
6枠 | ⑫ | ロングラン | 岩田康誠 |
7枠 | ⑬ | ソウルラッシュ | 浜中俊 |
7枠 | ⑭ | ウォーターリヒト | 菅原明良 |
7枠 | ⑮ | ホウオウリアリティ | 丹内祐次 |
8枠 | ⑯ | トロヴァトーレ | 横山武史 |
8枠 | ⑰ | ジュンブロッサム | 武豊 |
8枠 | ⑱ | ブレイディヴェーグ | 戸崎圭太 |
※免責:JRA公式発表に基づくが、正式な情報は JRA 公式サイトをご確認ください。
枠順から見る注目ポイント
①シックスペンス:絶好の最内枠でロスなく立ち回る
1枠1番は東京マイルで先行力を発揮しやすく、坂路ラスト11.7秒の追い切り内容と合わせて評価は急上昇。馬群を苦にしない気性も武器で、スムーズならGⅠ初制覇のチャンス十分です。
②ジャンタルマンタル:中枠10番で理想的なポジション取り
5枠10番は昨年NHKマイルCを制した時と似た配置。自己ベストを更新した坂路追い切りと相まって、川田騎手の手綱さばきが光りそうです。外を回されにくい分、末脚を温存できる点も好材料。
③ソウルラッシュ:7枠13番でも不利少なし
近年の安田記念は外枠も台頭しており、7枠はむしろ“差し・追い込み有利”の傾向。ドバイターフで強豪を一蹴した現役最強マイラーが、大外を突き抜けるシーンも十分に想定できます。
脚質×枠順の傾向と展開シミュレーション
先行勢の鍵は2コーナーまでのポジション
マッドクール(2枠3番)やウインマーベル(2枠4番)が速めにハナを争う構図。
マイルの平均ペースなら隊列は早々に落ち着くものの、逃げ馬不在で“スロー想定”の声も。シックスペンスは番手内で脚を溜められそうです。
差し・追い込み勢は外差しバイアスに注目
当日の馬場が例年通り内外フラットなら13番ソウルラッシュ、16番トロヴァトーレ、18番ブレイディヴェーグの外差し隊が一気に台頭。特にトロヴァトーレは差し届きやすいBコース替わりで怖い存在です。
鍵を握る“5F57秒台”の通過ラップ
近年の安田記念は前半57秒台で流れると差し決着、58秒超なら内先行が粘る傾向。今年は逃げ宣言が無く、ミドル〜スロー寄りの予想。
シックスペンス・ジャンタルマンタルの内中枠有利説が色濃く映ります。
追い切り×枠順で導く最終ピックアップ
★本命候補:シックスペンス(1枠1番)
最内+鋭い追い切り。マイルでは無敗で、ロス無く回れば勝機大。
★対抗:ジャンタルマンタル(5枠10番)
復調気配&中枠で折り合い良し。休み明けでも坂路50.1秒は迫力十分。
★連下:ソウルラッシュ(7枠13番)/ロングラン(6枠12番)
外枠の切れ味勢。近走絶好のソウルラッシュ、勢いのロングランが押さえ。
まとめ|“枠順+調教”の総合力で馬券戦略を組み立てよう
枠順確定で見えてきたポイントは「インで立ち回れる調子の良い馬」か「外差し決まるだけの末脚を持つ馬」の二極化。
本命は最内を引いたシックスペンス、対抗にジャンタルマンタル。一発逆転を狙うなら外枠の差し馬にも注意しつつ、馬場傾向とペース想定を最終チェックして臨みましょう。
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