結論:“つながりにくい”と感じたら、①再接続 ②回線/設定の見直し ③場所の工夫 ④Rakuten Linkの安定化 ⑤デュアルSIMの保険の順に対処すると改善しやすいです。
屋内・地下・移動中は特に条件がシビアなので、Wi-Fi Calling(VoWiFi)やオフライン運用も併用するとストレスが減ります。
対処法①:いったん“つなぎ直す”——最短で効く基本ワザ
- 機内モードON→10秒→OFF(回線の再アタッチ)
- 端末を再起動(キャリア設定が読み直される)
- 回線のオン/オフ(デュアルSIMなら楽天回線だけ一度OFF→ON)
- 5G/4Gの切替(4G固定で安定する地域も多いです)
混雑する時間帯や電車内では、一時的に4Gへ逃がすと上りが安定することがあります。
対処法②:設定を整える——iPhone/Androidの“効く”見直し
iPhoneチェックポイント
- 設定 → モバイル通信:データ通信の回線が楽天になっているか確認します。
- 音声通話とデータ:5Gオート/4Gを切り替えて比較します。
- Wi-Fiアシスト:予期せぬ切替を避けたいならOFFにします。
- ネットワーク設定リセット:最後の手段として実行(Wi-Fi再設定が必要)。
Androidチェックポイント
- 設定 → ネットワークとインターネット → SIM:楽天回線を有効化。
- 優先ネットワーク:5G/4Gの優先を切替えて試します。
- APN:自動選択で不安定なら再選択。再起動もセットで。
- 電池の最適化:Rakuten Linkを最適化対象外に設定して通知遅延を防ぎます。
VoWiFi(Wi-Fi Calling)が使える機種/環境なら、屋内での通話安定に非常に有効です。設定 → モバイル通信/通話設定でONを確認してください。
対処法③:場所を最適化する——屋内・地下・移動中のコツ
屋内(自宅・オフィス)
- 窓際/出入口に移動。金属棚・分厚い壁から離れます。
- 会議や通話はWi-Fi+VoWiFiを活用。公衆Wi-Fiは混雑時に切ってモバイル回線へ戻すと安定することがあります。
- 発熱時はケースを外すと再接続が速くなることがあります。
地下/商業施設/イベント会場
- フロア端・吹き抜け付近など見通しの良い場所へ移動。
- サイズの大きい通信(クラウド同期/動画アップロード)は後回しにします。
- ナビ用途はオフライン地図を事前に保存しておくと安心です。
移動中(電車・車・バス)
- ストリーミングは自動画質、会議は音声のみに切替えると途切れにくいです。
- テザリングはUSB(PC)や5GHz/2.4GHzを使い分け。発熱が強いときは一旦停止→冷却。
対処法④:Rakuten Linkを“ちゃんと安定”させる
- 通知・連絡先・マイクの権限をすべて許可(拒否があると着信遅延の原因になります)。
- バックグラウンド更新(iPhone)・電池の最適化除外(Android)を設定します。
- 発信は必ずLinkのダイヤルから。特番/ナビダイヤル等は最初から標準通話へ。
- 音質不良時は場所移動→Wi-Fi切替→標準通話に避難の順で対応します。
ビジネスの重要通話は最初から標準通話にする運用も“事故防止”として有効です。
対処法⑤:デュアルSIMで“逃げ道”をつくる(保険運用)
設計基本の考え方
- 楽天=主回線:データを楽天でまかない、弱い地点だけ副回線へ手動切替。
- 他社=主回線/楽天=副:安定最優先。月末の不足やテザリングを楽天で受け止めます。
iPhone設定ヒント
- モバイルデータ通信の切り替えを許可:ONは便利、OFFは誤消費防止。
- 音声既定=安定回線/発信はLink中心、という二刀流が現実的です。
“それでもダメ”な時の最終チェックリスト
項目 | 確認ポイント |
---|---|
端末/OS | 最新OS/キャリア設定か。中古・海外版は対応バンド/VoLTEを再確認。 |
SIM | eSIMの再ダウンロード/物理SIMの抜き差し・端子清掃。 |
場所/時間 | 特定の時間帯やスポットだけ不調なら“混雑/構造物”の影響濃厚。 |
アプリ | Linkの再ログイン。通知・省電力の除外を再度見直し。 |
速度の測り方と、相談を早く通すコツ
計測のポイント
- 下り/上り/遅延を3回測って平均をメモ。
- 場所(屋内/屋外/地下)、時間(昼/夜)、接続(5G/4G/Wi-Fi)を書き残す。
問い合わせ時の書式
- 例:「10/23 12:30 渋谷駅地下2F、4G、下り2Mbps/上り0.3Mbps、Linkで音声途切れ」
- スクリーンショットや通話ログがあると原因特定が早まります。
よくある質問(Q&A)
Q. 5Gを切ると遅くなりませんか?
A. 場所によっては4G固定の方が安定することがあります。速度より会議や通話の安定を優先したい時だけ切り替えると良いです。
Q. 公衆Wi-Fiの方が速いのに音声が途切れます
A. 混雑時の公衆Wi-Fiは遅延やパケ詰まりが起きやすいです。音声通話はモバイル回線へ切り替えると改善することがあります。
Q. 特定の番号だけ通話品質が悪いです
A. 相手側の回線やPBXの影響もあり得ます。標準通話に切替して比較し、差が出るか確認してください。
まとめ:手順→場所→運用ルールで“詰まらない”を作る
まずは再接続、つぎに設定の最適化、それでも難しい場所ではVoWiFiやオフライン、最後はデュアルSIMの保険という順で対処すれば、多くの“つながりにくい”はコントロールできます。重要な連絡は標準通話に退避するルールも決めておき、事故らない運用を作っておきましょう。
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本記事は端末やOSの一般的な設定名称をもとにしています。実際の表示は機種やバージョンで異なる場合があります。画面の案内に従って操作してください。
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