結論:楽天モバイルはeSIMを選ぶとスムーズに開通できます。
乗り換えはMNPワンストップ対応だと予約番号不要でさらに簡単です。
この記事では、申し込み前の準備→プラン/回線の選択→本人確認→開通→初期設定→動作確認までを手順で解説し、最後によくあるつまずきの対処法もまとめました。
初めての方でも、この記事の順に進めれば迷いません。
1. 申し込み前チェックリスト(5分)
必須準備物
- 本人確認書類(運転免許証 など)
- 支払い方法(クレジットカード/口座)
- 連絡用メールアドレス・楽天ID
- 安定したWi-Fi(eSIM開通時に必須)
端末対応確認
- 端末がSIMフリーまたはSIMロック解除済みか確認します。
- 5G/4G(VoLTE)/eSIM対応の有無をチェックします。
- 中古や海外版は周波数やVoLTE仕様の違いに注意します。
乗り換えMNPの前準備
- 現キャリアの名義/支払方法/利用端末があなた本人であるか確認。
- 2段階認証でSMSを使っているサービスの認証先変更をメモ。
仕事の連絡が多い日は避け、半日程度の時間に余裕がある日に行うと安心です。
2. プランと回線の選び方
音声/データどちらを選ぶ?
- 音声回線(電話番号あり):一般的なスマホ運用向け。Rakuten Linkで通話コストを抑えやすいです。
- データタイプ(番号なし):タブレット・モバイルルーター向け。家族割との相性も良いです。
SIM種別eSIM or 物理SIM
- eSIM:最短。オンライン完結で即日開通しやすいです。
- 物理SIM:カード到着を待って挿入。eSIM非対応端末や、入れ替え前提の方に。
番号新規 or MNP
- 新規契約:新しい番号で開始。現回線に影響なく進められます。
- MNP(乗り換え):現在の番号をそのまま利用。MNPワンストップ対応の乗り換えなら予約番号が不要な場合があります。
3. 実際の申し込み(オンライン)
- 楽天IDにログインし、プラン・SIM種別(eSIM/物理)・回線種別(新規/MNP)を選びます。
- 本人確認:アプリ/ブラウザのeKYC(書類撮影+顔認証)または配達時確認を選択します。
- 支払い方法を登録し、手続き内容を確認して申し込みます。
- eSIMの場合:開通用のQRコード/手順が表示・送付されます。ここからはWi-Fi必須です。
- 物理SIMの場合:数日後にSIM到着→同封の案内に沿って開通します。
MNPの人は、旧回線の解約は新回線の開通完了と同時または自動で進む方式です。手動で先に解約しないでください。
4. eSIMの開通手順(iPhone/Android)
iPhone(例)
- Wi-Fiに接続し、設定 → モバイル通信 → モバイル通信プランを追加。
- 画面の案内に従いQRコードを読み取り、eSIMを追加します。
- 「モバイルデータ通信」で楽天を選択(デュアルSIMの人は後で調整)。
- 表示されたらキャリア設定アップデートを適用、念のため再起動します。
Android(例)
- Wi-Fiに接続し、設定 → ネットワークとインターネット → SIM → eSIMを追加。
- 「QRコードで追加」または「詳細設定/手動コード入力」からeSIMを有効化します。
- モバイルデータの既定回線を楽天に設定し、必要に応じて再起動します。
うまくいかない場合は、機内モードON→OFF、端末再起動、Wi-Fi変更を試してください。
5. 物理SIMの開通手順(共通)
- 端末の電源を切り、付属ピンでトレイを開けてSIMを挿入します。
- 起動後にAPN/キャリア設定が自動適用されるか確認します。通信が不安定なら再起動・APN再選択を実施します。
- データ通信/音声/SMSをテストします。
6. 初期設定(Rakuten Link/通話・SMS・データ)
Rakuten Link(iPhone/Android)
- App Store/Google PlayからRakuten Linkをインストール。
- 楽天IDでログインし、通知・連絡先・マイクなど必要な権限をすべて許可します。
- テスト発信(家族/自分の別回線)→ 音声と発信経路(Link)が想定どおりか確認します。
対象外番号(ナビダイヤル等)は標準電話に切り替わることがあります。企業の直通番号やチャット窓口をブックマークしておくと安心です。
デュアルSIMの人はここを確認
- データ既定回線:日常の通信に使う回線を選びます。
- 音声既定回線:標準通話の既定をどちらにするか決めます。
- 自動データ切替(iPhone:モバイルデータ通信の切り替えを許可):ONは便利、OFFは誤消費防止です。
詳しくは iPhoneのデュアルSIM運用ガイド をどうぞ。
7. 申込当日のタイムライン(モデルケース)
時刻の目安 | 作業 | ポイント |
---|---|---|
09:00 | オンライン申込(eSIM/MNP) | Wi-Fi環境、本人確認は明るい場所で |
10:00 | eSIM発行 → 端末に追加 | 追加後は再起動→電波ピクト確認 |
10:30 | Rakuten Linkログイン | 通知・権限をすべて許可 |
11:00 | 通話/SMS/データのテスト | 対象外番号は標準通話で確認 |
12:00 | 二段階認証の認証先を移行 | 銀行・SNS・クラウドを一気に更新 |
8. よくあるつまずきと解決
eSIMが追加できない
- Wi-Fiを切り替える/別のWi-Fiに接続します。
- 端末を再起動→ 機内モードON→OFF。
- 手動コード入力(SM-DP+アドレス等)が案内されていればそちらを利用。
データ通信が不安定
- 5G/4Gの切替、APN再選択、回線のオン/オフ。
- 屋内/地下では窓際へ移動。混雑時間帯はWi-Fiを活用。
Linkで着信が鳴らない/発信が標準になる
- 通知・連絡先・マイク権限を再確認。省電力の除外設定も見直します。
- Dockの電話アイコンをLinkに置き換えます。
- 特番(ナビダイヤル等)は最初から標準通話で。
SMS(二段階認証)が届かない
- デュアルSIMのSMS受信回線を確認します。
- 音声通話認証や認証アプリ(Authenticator等)に切替。
9. 乗り換え時の注意(MNP)
- MNPワンストップ対応なら、申込画面で旧回線の情報を入力するだけで移行できます。
- ワンストップ非対応の場合は、旧キャリアでMNP予約番号を取得→申込画面へ入力します。
- 開通完了=旧回線の自動解約が一般的です。先に解約しないでください。
- 番号で受けていた二段階認証や重要な連絡先は、開通後すぐに新回線で受けられるか確認します。
10. セキュリティと家族運用の小ワザ
セキュリティ基本
- Apple ID/Googleアカウント/主要サービスの2FAを確認・更新。
- SIM交換後は、迷惑電話対策アプリや着信制御を整えます。
家族/サブ端末
- タブレットやルーターにデータタイプを追加すると管理が楽です。
- 家族割グループを作って、招待リンクで回線を集約します。
11. まとめ:迷ったらeSIM+ワンストップで最短開通
これから申し込む方は、まず端末の対応確認とWi-Fiの用意、そしてeSIM+MNPワンストップの流れを押さえるだけで、最短ルートで開通できます。デュアルSIMの方は、データ既定/音声既定/自動切替の方針を最初に決め、Rakuten Linkの権限と通知を整えれば日常運用はスムーズです。
次のアクション:
- 端末の対応・SIMロック解除・Wi-Fiを確認。
- プラン/回線種別(新規/MNP)とSIM種別(eSIM/物理)を決定。
- オンラインで申込 → eSIM追加(またはSIM到着待ち)。
- Rakuten Linkにログイン → 通話/SMS/データをテスト。
- 2FAや連絡先、家族割など周辺設定を仕上げる。
関連リンク:
▶ メリット・デメリット徹底比較 /
▶ Rakuten Link完全ガイド /
▶ iPhone運用ガイド /
▶ デュアルSIM活用術
本記事は2025-10-23時点の一般的な手順をもとに作成しています。ルールや画面は予告なく変更されることがあります。実際の手続きでは必ず最新の公式案内をご確認ください。
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