アブラサス薄いマネークリップレビュー|4年間の使い勝手と感想は?

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「良い持ち物はその人を創る。」

よく言われるこの言葉、半信半疑だった私が本気で信じるようになった理由は、ある道具との出会いがきっかけです。毎日のポケットの軽さ、会計時の動き、出張や旅行の身軽さ――小さな違いが積み重なって、気がつくと行動も考え方も変わっていました。

なぜか?

それは私自身が“良い持ち物”に出会い、生活が静かに、でも確実に変わったからです。私を変えたのは、abrAsus(アブラサス)薄いマネークリップ。これが日常の「無意識のムダ」をそぎ落としてくれました。

2014年1月に購入して以来、幾度となく買い替えを検討したものの、結局は「これでいい」「これがいい」に戻ってきます。初めの一言は今も同じ。つまり、「とにかく使い勝手がいい」のです。

購入のきっかけは2013年のグッドデザイン賞受賞。雑誌やWebで見かけるたびに気になって、手帳の余白に「要チェック」と書いたほど。とどめは、とあるブログで見た実使用レビュー。シンプルなのに機能的、しかも格好いい。この三拍子に背中を押されました。

とはいえ当時は迷いました。見た目は最高、でも小銭はどうする?カードは5枚で本当に足りる?結局、“生活を道具に合わせて整える覚悟”を決め、購入ボタンを押した瞬間の高揚感はいまも忘れません。

開封初日に感じたのは、「もっと早く買えばよかった!」という素直な後悔。そこから私の“身軽な財布生活”が始まりました。

以降、出張・旅行・通勤・子どもの行事まで、あらゆるシーンで使い倒しました。立ち振る舞いが整うことで、仕事の場でも「なんかスマートですね」と言われる回数が増えたのは、正直うれしい副作用です。ここからは、実体験ベースで詳しくレビューしていきます。

薄いマネークリップの厚さは6mm

abrasus 最初の驚きはこの薄さ(約6mm)。初日は、従来の二つ折り財布を後ろポケット、マネークリップを前ポケットに入れて外出してみました。結果は明白。電車の座面に体重をかけたときの違和感がゼロ。座るたびに腰位置を直すクセがなくなり、意外なところで疲労が減ったのを感じました。

1週間ほど使うと、さらに違いが出ます。取り出しの動線が短い。会計の所作が「取り出す→支払う→戻す」で一筆書きになり、レジ前の滞在時間が短くなりました。仕事帰りのコンビニで、私の後ろに並んでいた方の「早っ」という小さな独り言が耳に入って、内心ガッツポーズしたのも良い思い出です。

革の質感は手に吸い付くようで、角の処理が丁寧。ジーンズのポケット生地を傷めにくいのも長く使ってわかった利点。夏の薄手パンツでもシルエットが崩れにくく、Tシャツ一枚の日でもポケットがもっさりしないのは想像以上の快適さでした。

abrasus

比較すると差は歴然。従来の財布は、カードが増えるたびに「一時的に入れておこう」が積み重なっていつの間にか“レンガ”化していました。マネークリップに変えてからは、物理的に入らない=増えないので、常に軽快。結果的に「財布の中身を気にして整える時間」そのものがゼロになりました。

出張のときは、保安検査のトレーにスマホ・マネークリップ・鍵の3点だけを置けばOK。金属パーツが表に出ていないので、衣類への噛み込みもなく、きれいにトレーに収まるのも地味に好きなポイントです。

薄いマネークリップに入れるカード

最大のハードルはカード5枚問題でした。移行初日は、10枚以上のカードを机に並べて「本当に必要か?」を自問自答。仕事帰りの喫茶店で1時間、以下のルールを作りました。

  • 決済頻度が高いもの(タッチ決済・交通系)
  • 身分証(免許証)
  • 緊急時に必要な1枚(メインのクレカ or キャッシュカード)
  • 仕事都合で使用頻度は低くても必要な1枚

最終的に、私の5枚は以下に落ち着きました。

  1. JMBダイヤモンドカード
  2. JALカードSuica(CLUB-A)
  3. VISAゴールドカード
  4. 定期券Suica
  5. 免許証

この構成で困った場面はほぼゼロ。むしろ、「診察券」「会員証」「ポイントカード」をアプリ化したことで、財布に入れる必要がなくなりました。月に1回だけカード棚卸しをして、使用ゼロのものはサブのカードスリーブに“待機”させる運用に。結果、レジ前で迷わないので支払いの一手が自然に速くなります。

想定外のメリットは、“現金を崩しにくく”なったこと。カード決済を優先するようになり、紙幣の枚数が乱れません。所持金の見通しが常に良いので、現金が必要なシーンでも気持ちよく対応できます。

小銭はどうするか?

abrasus ここは多くの人が気にするポイント。私は「小銭を財布に入れない」と決めました。最初の1週間は正直ドキドキ。ところが、ルールを作ると案外うまく回ります。

この運用にした結果、「財布が小銭で太る」問題が完全に消滅。フェスや縁日、現金のみの小さな商店街など、小銭が出やすい日は、最小コインケースを鍵と一緒に持つだけで十分回ります。コインを使うシーンが“例外”になると、むしろ割り切りやすいのです。

失敗談もあります。旅先のコインロッカーで小銭が足りず、両替機を探して歩いたこと。これ以降、出発前に千円札を2~3枚用意するクセがつきました。準備をルーティン化すれば、ほぼ困りません。

この“小銭分離”は、メンタルにも効きます。ポケットの膨らみがなく、歩くたびにジャラジャラ鳴らない。たったそれだけで、歩幅が少し広がる感じがするのです。道具が行動を変える一例だと思います。

所持金が管理しやすい

abrasus マネークリップはお札主体。だからこそ、所持金の見通しが抜群です。ある朝、出張前に財布を開いたら諭吉さんが1人しかいない……なんてヒヤリは、従来財布でも起きがち。ところが、マネークリップだと紙幣の顔ぶれが常に視覚化されるので、出発前に自然と補充します。

この“常に見える化”は支出管理にも効果的。会食の割り勘で現金が必要になったときも、すぐに枚数を調整できて、取り出し→渡す→戻すがスムーズ。レシートは一時的にお札の下に挟み、帰宅後にトレイで整理するルーティンにしたら、レシート迷子が消えました。

また、金属クリップのようにお札がむき出しにならないので、レジ前の所作が上品に見えます。お金を“見せびらかす”感じがなく、ビジネスシーンでも扱いやすい。小さな気遣いが積み重なって、全体の印象が整うのを肌で感じます。

気持ちが変わる(セルフイメージ)

セルフイメージ 人は持ち物に引っ張られます。マネークリップを使っている人はスマートで、選択が少ない状態を自分で作っているというイメージ。実際に使い始めると、会計の動きが短くなり、無駄な迷いが消える感覚があります。これがそのままセルフイメージを更新しました。

私の日常の一例です。平日の朝、駅の改札前でスマホのタッチ決済がエラー。とっさにマネークリップからICカードをスッと抜いてタッチ、ギリギリで乗車。従来財布の頃は、カードの段を指で探り当てるのに数秒かかって乗り遅れ、一本後の電車になることも。たった数秒の差ですが、朝のストレスがゼロになりました。

会食で支払うとき、マネークリップをご存じない方に「それ、どこのですか?」と聞かれることも増えました。道具の話から仕事の話に自然とつながり、名刺交換の空気が柔らかくなる。コミュニケーションの潤滑油としても働いてくれるのは予想外のメリットでした。

いかがでしたか?

abrAsusの薄いマネークリップは、“良い制約”を与えてくれる道具です。持ち物を絞り、動線を短くし、迷いを減らす。結果として、毎日が少しずつ身軽になります。

薄いマネークリップのポイント

  1. 薄いからこそ、持ち物の量が自然と絞られる
  2. カードは5枚に厳選して運用(アプリ化・サブスリーブ併用)
  3. 小銭は分離運用で、携帯は常にフラット

結果として、毎日が断捨離され、行動が軽く速くなる。

財布ひとつで日々の動きがここまで変わる

人を創るのは日々の習慣。ポケットが軽いと歩き方が変わり、所作が整うと会話が変わる。意思決定の回数が減ると、肝心なことに集中できます。「財布ひとつで日常をアップデートする」――その力を、このアブラサスの薄いマネークリップで実感しています。

コメント

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