アムステルダムはコンパクトシティーだ。
観光をするにしても、名所が市内にギュッと凝縮されているので、散歩がてら巡るのも十分可能だし、それも楽しい。
しかし、それでも余程足に自信がなければ全てを歩いて巡るのは難しいだろう。
そんな中、観光の足として活躍するのが、市内をくまなく巡らせている市内電車。
通称:トラムが大活躍するのだ。
アムステルダム市内はバスの運行がされておらず、16系統からなるトラムが市内観光には必須となるだろう。
さて、オランダ・アムステルダムのトラムの良いところ。それは乗り降り自由の「1日券(24hours)」が発売されているところだ。
このチケットさえ購入してしまえばあとは乗り放題。市内観光もより効率的に行うことができるだろう。
チケット(切符)購入場所
トラムのチケット(切符)はどこで購入するのか。もちろん乗車後に購入することも可能だが、調べてみると主に下記で販売されているようだ。
- オランダ鉄道(アムステルダム中央駅/アムステルダム・レリラーン駅/アムステルダム南駅)
- メトロ各駅
- 駅近郊の売店
- 大手スーパー
- 主要ホテル など
試しに宿泊したホテルのフロントに聞いてみたが、実際販売されていたのだ。
上記写真はトラム内部の車掌部屋だ。今回わたしは乗車後、こちらでチケット(1日券)を購入してみた。
実際、「ワンデー・チケット・プリーズ」であっけなく購入完了だ。
購入するとすぐ横のピンクの端末にタッチしなければならない。
要は最初にタッチした時間から24時間利用可能と言うことだ。
料金(1日乗車券)
これが1日乗車券。料金は7.50ユーロだ。
日本円にして1,200円足らずというところ。(2014.12現在)
この中にはICチップが埋め込まれており、Suicaのように利用する。プラスチック製ではなく、厚紙のICカードなのだ。
ちなみに公式ホームページによると2014-15年の料金は下記のようになっている。
Days/hours | Price 2014 and 2015 |
---|---|
1 day – 24 hours | € 7.50 |
2 days – 48 hours | € 12.00 |
3 days – 72 hours | € 16.50 |
4 days – 96 hours | € 21.00 |
5 days – 120 hours | € 26.00 |
6 days – 144 hours | € 29.50 |
7 days – 168 hours | € 32.00 |
また、4歳~11歳から子供料金も掛かってくるようだ。ちなみに子供料金は1日券で€ 2.50。安い。
「ワンデー・チルドレン・チケット・プリーズ」で購入できるだろう。
乗り方
乗車口は車両後方に設置されている場合が多い。前方で待っていて乗れなかったなんて事に注意が必要だ。
そして乗車後すぐにこのピンク色のタッチ部分にICカードをかざすのだ。すると「ピー」と音がなるので、それで完了だ。
そして降車時にも同じようにかざすこととなる。
降り方
トラムの降り方は日本のバスと似ている。降車駅の前の駅を発車したら、写真のようなボタンで次降りることを告げるのだ。
そして乗車時と同じようにICカードをかざし、写真のドア開閉ボタンを押しておりるのだ。
行き先案内
車内アナウンスがよく聞き取れない場合でも安心して欲しい。
電光掲示板ば車内には充実しており、行き先を確認しやすくなっているのだ。
こんな電光掲示板もあるので、行き先はしっかりとチェックしておこう。
路線図
こんな感じで市内16系統で網羅されている。行きたいところへトラムで行けない、なんてことは皆無だろう。
それだけトラム網は発達しているのだ。
治安
今回利用したのがオフシーズンの冬場であったからだろうか。特にスリや危険な雰囲気は皆無であった。
ただ、旅行本やネットの情報によるとシーズンによってはスリも多発しているようで、貴重品の管理には油断せず注意を払って欲しい。
空いてる座席があれば座ってしまおう。立っているより数段スリに会う危険性が少なくなるはずだ。(それでも注意が必要だが。)
乗ってみれば簡単なトラム。もし、チケット購入に不安があるなら事前にホテルなどで購入しておくと良いだろう。
車内だと動いているので、なにかと焦ってしまう。先に入手しておくことで少しでも安心して乗車するのだ。
あとは乗車・降車の方法さえ間違わなければ特に難しいこともない。仮に行き先を間違えたとしても1日券であれば折り返せば済むことだ。
積極的にトラムを利用して効率良く観光巡りを行って欲しい。散歩もいいが、トラムもいい。これが利用した私の感想だ。
コメント
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