エアドゥで札幌に向かう日の朝、スマホの充電は50%ちょっと。「機内でUSB充電できるだろう」と高をくくって空港に向かったんです。
でも、いざ座席に着いてみると……足元にUSBポートがない。
隣の席を見ても、やっぱりない。CAさんに聞いてみたら「この機材には搭載されていないんです」と申し訳なさそうに教えてくれました。
フライト時間は約1時間半。その間に地図アプリや連絡用のLINEを使いまくって、着いたころには残量が20%台になっていました。
あのときの焦りは、今でも忘れられません。
エアドゥは「USB充電できる機材」と「できない機材」が混在しています。しかも、どの機材に乗るかは予約時点では分かりにくい。
この記事では、わたしの体験をもとに「なぜ充電できないのか」「どの機材ならできるのか」「対策は何か」を順番に解説していきます。読み終えれば、次の搭乗前には迷わずに準備できるようになるはずです。
エアドゥでUSB充電できない理由は「機材の違い」にある
エアドゥが保有する2種類の機材
エアドゥが現在使っている機材は、大きく2種類です。
| 機材名 | 座席数 | USB充電 |
|---|---|---|
| ボーイング767-300(旧仕様) | 約286〜289席 | なし |
| ボーイング767-300ER(新仕様・JA613Aほか) | 288席 | あり(全席) |
| ボーイング737-700 | 144席 | なし |
つまり、USB充電ができるのは新仕様のボーイング767のみです。737に乗る場合は最初から充電できないと思って準備する必要があります。
エアドゥが「初めてUSBを全席に搭載した」と発表したのは2019年のことです。それ以前に導入された旧機材には設備がありません。
わたしが乗ったのは737だった
あの日、わたしが搭乗したのはボーイング737-700でした。小型機で座席数は144席。機内はコンパクトでした。
737にはコンセントもUSBポートも搭載されていません。これはエアドゥの仕様であり、故障ではないんです。
知らなかったわたしが悪いと言えばそれまでですが、搭乗前に一言でも確認しておけば防げた話でした。
「一部の機材に搭載」という表現の落とし穴
エアドゥの公式サイトには「一部の機材にUSB電源を設置」という説明があります。
これが曲者で、「一部」の割合が意外と低いんですよね。
USB対応の新仕様767は、保有する全機材のうち限られた数にとどまります。加えて、路線によって使う機材が変わるため、同じ路線でも日によって充電できるかどうかが変わります。
「エアドゥはUSBあるから大丈夫」と思い込むのは危険です。乗る機材を事前に確認する習慣をつけましょう。
USB充電できる機材かどうかを搭乗前に調べる方法
予約完了メールの「使用機材」をチェックする
エアドゥで航空券を予約すると、確認メールが届きます。そのメールには使用機材の情報が記載されている場合があります。
「B767」「B737」という表記に注目してください。B767の新仕様であれば基本的にUSBが使えます。B737であれば充電できないと考えておきましょう。
ただし、機材変更が発生することもあるので、あくまで参考として確認するのがベターです。
エアドゥ公式サイトの「使用機材・座席表」を見る
エアドゥの公式サイトには、各機材の詳細ページがあります。
「サービス・機材」→「使用機材・座席表」と進むと、機材ごとの設備情報を確認できます。USB電源の有無もここで確認可能です。
JA613Aなどの新仕様機には「USB電源あり」と明記されています。乗る予定の機材番号が分かれば、照らし合わせてみてください。
機材番号(JA〇〇〇A など)は搭乗券や予約詳細に記載されることがあります。当日、搭乗口の掲示板で確認できる場合もあります。
空港カウンターやコールセンターで直接聞く
「予約のどこを見ても機材情報が分からない」という場合は、エアドゥのカウンターやコールセンターに問い合わせるのが確実です。
「この便の機材はUSB充電できますか?」と聞けばすぐ答えてもらえます。わたしも一度試しましたが、とても丁寧に教えてもらいました。
ちょっと手間はかかりますが、電池残量が命綱になる出張や旅行前には直接確認するのが一番安心です。
USB充電できなくても困らない事前準備の絶大な効果
フル充電で乗る習慣をつくる
当たり前のようで、意外とできていないのがこれです。
わたしは搭乗日の朝にスマホを使いながら支度するので、気づくと残量が減っていることが多いんです。
対策として、前日夜に必ず満充電にしておくことを習慣にしました。当日の朝は、空港に向かうまで充電ケーブルをつないだままにしておくのもおすすめです。
エアドゥの国内線は最長でも2時間前後。フル充電で乗れば、よほど動画を見まくらない限り着陸まで持ちます。
モバイルバッテリーを必ず持参する
これが最強の対策です。ぶっちゃけ、モバイルバッテリーさえあれば機内のUSBの有無はどうでもよくなります。
ただし、2026年4月24日から機内でモバイルバッテリーを充電すること自体が禁止になりました。機内のUSBポートを使ってモバイルバッテリーを充電する行為は、新ルールでは法令違反になります。
これは航空法に基づく統一ルールで、エアドゥに限らずすべての国内・国際線(日本発着便)に適用されます。
2026年4月24日以降は、機内でモバイルバッテリーを充電したり、モバイルバッテリーから他の機器に給電したりすることが禁止です。スマホへの充電は機内設備のUSBポートのみ利用可能です。モバイルバッテリーは搭乗前に自宅でフル充電しておきましょう。
空港ラウンジや搭乗口の充電スポットを活用する
搭乗前に時間があれば、空港内の充電スポットを積極的に使うのがスマートです。
羽田空港や新千歳空港などエアドゥの主要路線が発着する空港には、搭乗口近くにコンセントや充電スタンドが設置されています。搭乗前の15〜20分でも、充電量をかなり回復できます。
「搭乗開始まで暇だな」と感じたら、とりあえず充電しておく癖をつけると、機内での電池切れとは無縁の旅ができます。
実際に機内でUSB充電できた体験と、できなかった体験の比較
できた体験:新仕様767に乗れたが、最初は充電できなかった
札幌行きの便でたまたま新仕様のボーイング767に乗れたときの話です。
席についてすぐ足元を見たら、ちゃんとUSBポートが鎮座していました。「お、今日はあるじゃないか」と思い、さっそくケーブルを挿しました。
でも、スマホに充電マークが出ない。「あれ、壊れてる?」と一瞬焦りました。
実はこれ、地上に停まっている間はUSBポートに電気が来ていないんです。搭乗直後〜ドアクローズ〜滑走路への移動中……ずっと通電されていませんでした。
離陸してしばらくすると、シートベルト着用サイン(離陸後に乗客が席を立ってよいか示すランプ)が消えたタイミングでようやく充電マークが表示されました。
「USBポートがあるのに充電できない」と感じたら、それはほぼ地上滞在中か離陸直後です。焦らず、シートベルトサインが消えるまで待ちましょう。
待った甲斐あって、フライト中に地図で目的地を調べたり、メールを返信したりしながら、着陸時には充電が増えていました。これは正直、かなり快適でした。
USBポートは各座席の足元(シートの下側)に設置されています。アームレスト周辺を探してもないので、必ず足元を確認してください。
また、地上滞在中は通電されていないため、搭乗してすぐケーブルを挿しても充電は始まりません。シートベルトサインが消えてから充電開始されるのが基本です。
USB電源が利用できるのは「離陸後〜着陸態勢に入るまで」の間に限られます。着陸態勢(シートベルトサインが再点灯)になると、電源の供給が止まります。エアドゥの国内線は1〜2時間程度のフライトが多いため、実際に充電できる時間は40〜80分前後が目安です。
できなかった体験:737での電池残量との戦い
冒頭でお話しした件ですが、改めて振り返ります。
ボーイング737に乗ったあの日、わたしは機内で観光スポットを調べたり、現地の友人に連絡を入れたりしていました。
気づいたら残量が30%を切っていて、着陸後すぐに電源オフになるかもしれないという恐怖感で過ごすことになりました。目的地に着いてからの最初の行動が「充電できる場所を探す」になったのは言うまでもありません。
この体験以来、フライト前日の夜にモバイルバッテリーと本体をフル充電することを絶対のルールにしています。
「充電できる座席」を選べるわけではない
エアドゥの新仕様767では全席にUSBが搭載されているので、どの席を選んでも充電できます。座席選びで有利・不利はありません。
ただし、旧仕様の機材や737に乗る場合はどの席を選んでも充電不可です。「窓側を取れば充電できる」という情報は誤りなので注意してください。
大事なのは「どの機材か」であって、「どの席か」ではないという点を押さえておきましょう。
スマホをフライト中に快適に使うための工夫まとめ
USB充電が始まるタイミングを正しく理解する
これ、知らないと本当に焦ります。わたしも最初は「ポートが壊れてる?」と本気で思いました。
飛行機のUSB電源は、地上に停まっている間は基本的に通電されていません。搭乗してすぐにケーブルを挿しても、スマホ側には何も反応がないんです。
充電が始まるのは、離陸して安定飛行に入り、シートベルト着用サインが消えたタイミングが目安です。「USBを挿したのに充電できない」という状態が離陸後しばらく続くこともあります。それは故障ではなく、電源が入っていない状態なので、慌てず待つのが正解です。
逆に、着陸態勢(着陸前にシートベルトサインが再点灯するタイミング)に入ると、電源の供給が止まります。つまり、実際に充電できる時間は「シートベルトサインが消えてから再び点灯するまで」の間だけです。
エアドゥの国内線は1〜2時間程度のフライトが多いので、実質的に充電できるのは40〜80分前後と考えておくといいでしょう。
USBポートのランプが光っているのに充電マークが出ないケースがあります。これは航空機の電源供給が安定する前の状態で起きやすい現象です。高度が上がるにつれて解消されることが多いので、しばらく待ってみてください。それでも変わらない場合は、ケーブルを一度抜いて挿し直してみましょう。
機内モードをうまく活用する
電池を節約したいなら、機内モード(機外との通信を遮断する設定)を活用しましょう。
機内モードにすると、電波を探し続ける動作が止まります。これだけで電力消費がかなり抑えられます。
離陸後に機内モードをオンにして、着陸後にオフに戻す。これを習慣にするだけで、電池の減りが体感で20〜30%は変わります。
機内でオフラインでも使えるコンテンツ(Netflixのダウンロード動画やSpotifyのオフライン再生など)を事前に準備しておくと、充電を気にせず快適な空の旅が楽しめます。
画面輝度を下げるだけで消費を抑えられる
シンプルですが効果的な方法です。
スマホの画面輝度(明るさ)を50%以下に下げるだけで、電力消費が目に見えて変わります。機内の照明は薄暗いことも多いので、輝度を下げても見づらさはほとんど感じません。
またバックグラウンドで動いているアプリを終了させることも有効です。フライト前に不要なアプリはすべて閉じておく習慣をつけましょう。
機内でやることをあらかじめ決めておく
「あれも調べたい、これも見たい」と機内でスマホを使いすぎると、あっという間に電池が減ります。
これマジでおすすめなんですが、フライト前に「機内でやること」をリスト化しておくんです。
たとえば「目的地の地図をオフラインで保存してから乗る」「見たい動画を事前にダウンロードしておく」など、準備さえしておけば機内でのスマホ使用を最小限にできます。
電池残量を気にしながら旅するのは、想像以上にストレスです。ちょっとした準備で、快適な空の旅を手に入れてください。
まとめ
エアドゥのUSB充電問題、一言でまとめると「機材次第」です。
新仕様のボーイング767-300ER(JA613Aなど)には全席にUSBポートが搭載されています。足元に設置されているので、乗り込んだら確認してみてください。
ただし、地上滞在中や離陸直後はUSBポートに通電されていません。充電が始まるのは離陸後にシートベルトサインが消えてから。それまでは充電マークが出なくても焦らず待つのが正解です。実際に充電できる時間は40〜80分前後が目安です。
一方、旧仕様の767やボーイング737-700には充電設備がありません。どの機材に当たるかは路線や日程によって異なるため、予約後に機材情報を確認する習慣が重要です。
また、2026年4月24日からは機内でモバイルバッテリーを充電すること自体が法律で禁止になりました。モバイルバッテリーは自宅でフル充電してから持ち込んでください。
電池を気にせず旅を楽しむための3つの鉄則は「搭乗前にフル充電」「モバイルバッテリーを持参(事前に満充電)」「機内モードで節電」です。
この記事が、次のエアドゥフライトの準備に少しでも役立てば嬉しいです。


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