AIサブスク費用を経費化した体験記と為替処理の実務

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確定申告の時期になると、「少しでも正しく経費を積み上げたい」と考える方は多いのではないでしょうか。特にここ1〜2年で急増しているのが、AIのサブスク費用を経費にできるのか?という疑問です。ChatGPTや画像生成AI、文章生成AIなど、業務に直結するツールを使っている方にとっては、もはや必要経費とも言える存在です。

私自身も昨年から本格的にAIを活用し始め、複数のAIサービスを契約しています。そして今回の確定申告で、それらのドル建てAIサブスク費用をどのように経費計上するかを整理しました。本記事では、私の実体験をもとに、為替レートの扱い方、クレジットカード明細の活用方法、証憑保存のポイントまで、初心者にもわかりやすく解説します。


AIサブスク費用は経費になるのか?

まず前提として、AIサブスク費用が経費になるかどうかは、「事業に関連しているか」が判断基準になります。個人事業主や副業をしている方であれば、業務に利用している場合は必要経費として計上可能です。

例えば次のようなケースです。

  • ブログ記事作成にAIを活用している
  • 営業資料や提案書の作成に利用している
  • 画像生成AIをデザイン業務に使っている
  • 業務効率化のためのリサーチ用途で使っている

このように、明確に事業と関連している場合は経費として説明がつきます。ただし、完全にプライベート用途で使っている場合は当然対象外です。プライベートと業務が混在している場合は、按分(あんぶん)という考え方を使い、業務利用割合のみを経費にします。


ドル建てAIサブスク費用の円換算方法

ここが一番悩むポイントではないでしょうか。多くのAIサービスはドル建て決済です。では、確定申告で経費計上する際、どの為替レートを使えばよいのでしょうか。

私が整理した結論は、実際に決済された日の為替レートを使うという方法です。これは説明が非常にしやすく、合理的です。

具体的には次の方法を採用しています。

  • クレジットカード明細に記載された為替レートを採用
  • カード会社の確定額(日本円)をそのまま経費にする

多くの場合、クレジットカードの利用明細には以下が記載されています。

  • ドル建て金額
  • 適用為替レート
  • 日本円換算後の請求額

この「実際に支払った日本円金額」を経費として計上すれば、税務上も非常にクリアです。無理に自分で為替レートを調べる必要はありません。

なぜなら、最終的に事業者が支払ったのは「円」だからです。実際の支払額をそのまま計上するのが最も自然で、説明もしやすいのです。


証憑(しょうひょう)の保存方法【私の実例】

税務で重要なのは「説明できること」です。私は以下の2種類のデータをPDFで保存しています。

  • AIサービスの請求明細(ドル表示のもの)
  • クレジットカードの利用明細(円換算表示)

具体的な流れは次の通りです。

  1. AIサービスから請求メールを保存
  2. 管理画面から請求書PDFをダウンロード
  3. クレジットカード明細をPDF保存
  4. フォルダ分けしてクラウド保存

私は月ごとにフォルダを分けています。例えば、

2025-01_AIサブスク
2025-02_AIサブスク

というように整理しておくと、後から非常に確認しやすいです。税務署から問い合わせがあった場合でも、すぐに提示できます。

紙で保存する方法もありますが、現在は電子帳簿保存法の関係もあり、データ保存が主流になっています。バックアップを含めて保管しておくのがおすすめです。


経費計上時の具体的な仕訳イメージ

個人事業主の場合、勘定科目は次のようなものが一般的です。

  • 通信費
  • 支払手数料
  • クラウド利用料
  • ソフトウェア使用料

私は「通信費」ではなく、「クラウド利用料」や「支払手数料」として整理しています。どの科目にするかは一貫性が重要です。

例えば、ChatGPTの月額20ドルが為替換算で3,100円だった場合、

クラウド利用料 3,100円 / 未払金または普通預金 3,100円

といった形になります。

青色申告の場合も白色申告の場合も、考え方は同じです。重要なのは、

  • 事業との関連性
  • 実際の支払額
  • 証憑の保存

この3点です。


AI経費計上で注意すべきポイント

最後に、実際に整理して感じた注意点をまとめます。

① プライベート利用との区別

業務利用と私用利用が混在している場合は按分が必要です。全額経費にするのはリスクがあります。

② 為替差額の扱い

カード会社によっては確定時に金額が微妙に変わることがあります。その場合は最終請求額を採用します。

③ サブスクの年間合計管理

月額だけで見ると小さく感じますが、年間にすると大きな金額になります。私はスプレッドシートで年間合計を管理しています。

例えば、

  • 月3,000円 × 12か月 = 36,000円
  • 複数AI契約なら年間10万円超

しっかり積み上げれば、十分意味のある経費になります。


まとめ

AIのサブスク費用は、業務に関連していれば正当に経費計上できます。ドル建て決済であっても、クレジットカードの円換算額を使えば処理はシンプルです。

私自身も、

  • AI請求書のPDF保存
  • クレジットカード明細の保存
  • 為替レート確認
  • 年間合計管理

これらを徹底して、安心して確定申告に臨む予定です。

AIを活用する時代だからこそ、経費処理も正しく、そして合理的に行うことが重要です。ぜひ参考にしていただき、ご自身の確定申告に役立ててください。

 

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