「結局、楽天モバイルは自分に合うの?」——本記事は楽天モバイルの現行正式情報を整理し、メリット・デメリット、向いている人/向いていない人、申込前のチェックリストまでを実運用目線でまとめました。内部リンクで各詳細記事(料金比較・MNP手順・キャンペーンまとめ 等)にも誘導できる構成です。
まず結論(60秒要約)
- 料金は3段階の従量制:〜3GB 1,078円、〜20GB 2,178円、20GB超(実質無制限)3,278円(すべて税込)。
- 家族割(最強家族プログラム)で毎月110円割引を付けられる(適用条件あり)。
- 通話は専用アプリRakuten Link経由で国内かけ放題(0570等の対象外番号は有料)。
- 海外ローミングは毎月2GBまでプラン内で使える(超過後は最大128kbps/追加1GB=500円)。
- 注意点:屋内・地下・郊外など場所により速度差/圏外が出る場合があるため生活圏のエリア確認は必須。
1. 料金プラン(3段階従量制と割引)
楽天モバイルの主力はRakuten最強プラン。毎月のデータ使用量に応じて自動で料金が決まります。ライト〜ヘビーまで一枚でカバーできるのが特徴です。
月間データ量 | 月額(税込) | 想定ユーザー |
---|---|---|
〜3GB | 1,078円 | 連絡中心/外出時は地図・SNS程度 |
〜20GB | 2,178円 | 日常的に動画・地図・SNSを使う |
20GB超(実質無制限) | 3,278円 | 動画視聴・テザリング・リモート作業が多い |
家族割(最強家族プログラム)
- グループ登録で1回線あたり毎月110円(税込)割引。
- 2025年2月利用分以降は途中参加・途中退出でも日割りにならず110円(「参加した月は満額割引/退出した月も満額割引」ではない点に注意)。
- 対象の家族範囲が広く、18歳未満でもグループ作成可。データタイプも対象化。
ポイント:料金訴求で「実質○円」と表記されるケースは、ポイント還元前提が多いです。“実支払”と“実質”は必ず分けて理解しましょう。
2. 通話・SMSの仕様(Rakuten Linkの“落とし穴”)
国内通話はRakuten Linkアプリ経由なら原則無料。通話コストを抑えられる一方、0570(ナビダイヤル)や#で始まる特番、110/119等の緊急通報は対象外でOS標準の電話アプリに切り替わり有料になります。
- 頻繁に企業窓口(0570)へ発信する人は、別の連絡手段(直通の市外局番、チャット、メール等)を用意。
- 初月から通話明細を確認して、想定外の有料発信がないかをチェック。
3. 海外ローミング(毎月2GB/超過時の扱い)
対応国・地域では毎月2GBまでプラン内で高速データが使えます。超過後は最大128kbpsに制御。追加1GB=500円でチャージ可能です。
- 年に数回海外へ行く人でも、到着直後の連絡や地図表示が即使えるのは安心。
- 長期滞在・大容量が必要なら、現地eSIMやWi-Fiの併用で費用最適化を。
4. 通信品質・エリアの実情(事前確認ポイント)
エリアは継続拡大中ですが、屋内・地下・大型施設・郊外などでは速度低下・圏外が起きるケースがあります。公式エリアマップの更新日と注意書きを確認し、自宅/職場/通勤動線/最寄り地下駅での実利用を事前チェックしましょう。
- メイン回線に不安がある人は、副回線(デュアルSIM)での併用運用が有効。
- 5G(Sub6/ミリ波)の対応端末・対応エリアは限定的。恩恵は“ハマる場所”でのみ受けられるイメージ。
5. 楽天モバイルのメリット/デメリット
メリット
- 価格の分かりやすさ:3段階の上限が明確。20GB超の月でも3,278円で頭打ち。
- 通話コストを極小化:Rakuten Linkで国内かけ放題。音声比率が高い人に強い。
- 海外2GB:追加設定なしで毎月2GBまで高速ローミング。到着直後の通信に強い。
- 家族割の適用範囲が広い:柔軟な家族定義/未成年作成可など使い勝手が良い。
- 楽天経済圏のシナジー:ポイント支払い・倍率アップ等で総コスト低減。
デメリット/注意点
- 場所依存の通信品質:屋内・地下・郊外は弱点になりやすい。生活圏テストは必須。
- Rakuten Link前提の通話無料:対象外番号への発信は有料。業務用途は要設計。
- “実質価格”訴求:ポイント還元前提の表現が紛れやすい。実支払と実質を分離管理。
6. 向いている人/向いていない人
向いている人
- 20GBを超えがち(動画視聴・テザリング・外回り多い)。
- 通話が多い(Rakuten Link運用に抵抗がない)。
- 楽天経済圏を活用(家族割やポイント施策の“足し算”で強い)。
- 副回線の保険を持てる(デュアルSIMでリスクヘッジ)。
向いていない/工夫が必要な人
- 屋内・地下での通話/データの安定性が最重要(業務上、絶対に落とせない)。
- 0570等へ頻繁に発信(別経路や定額IP電話の検討を)。
7. 申込前チェックリスト(5項目)
- エリア:自宅/職場/通勤・通学ルート/地下駅での実利用可否。
- 端末:対応バンド・eSIM・VoLTE・5Gの対応状況。
- 通話運用:Rakuten Link中心で問題ないか。対象外番号の発信頻度。
- 割引設計:家族割・年齢プログラム・ポイント施策の適用可否。
- 海外頻度:2GBで足りるか。長期滞在は現地eSIMやWi-Fiと併用。
8. よくある質問(FAQ)
Q. 事務手数料はかかりますか?
A. 原則無料の掲示ですが、同一名義の多回線契約など条件により有料化の案内が出ることがあります。最新の注意書きを確認してください。
Q. 通話は本当に無料ですか?
A. Rakuten Link経由の国内通話は無料です。0570・#特番・110/119などは対象外でOS標準アプリに切替→有料になります。
Q. 海外でも使えますか?
A. 毎月2GBまでプラン内で高速ローミングが可能。追加は1GB=500円でチャージできます。
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