「訳あり席=見づらい席」というイメージは野球好きの間でも根強く残っています。
しかし実際に体験してみると、コストパフォーマンスが高く視界も想像以上に良好――
そんな掘り出し物のような席が横浜スタジアム・レフトスタンドのポール際に存在します。
本記事では実際に観戦した筆者の視点から、訳あり席の真実と楽しみ方を余すことなくお届けします。
訳あり席とは?横浜スタジアムならではの特徴
ポールが視界を遮る?実は“網目”が鍵
レフトスタンドの最左翼付近にはファウルポールが立っており、一般には「ポールが邪魔で見えづらい」と認識されています。
ところが横浜スタジアムのポールは、ポール以外の部分が全面が金網状になっているため、網目の隙間からバッターボックスや投手のフォームがしっかり確認できます。
太い鉄柱で塞がれるわけではないので、
試合が始まって数分も経てば網目の存在を意識しなくなるほどです。
“訳あり”の分だけお得な価格設定
公式サイト上では「視界に難あり」の注釈があるため、通常の内野指定席より価格が抑えられています。
週末や人気カードでも比較的入手しやすい点は財布にも優しい嬉しいポイントです。
実体験レビュー:視界・臨場感・雰囲気
バッターボックスがくっきり見える安心感
試合開始直後は「本当に見えるの?」と半信半疑でしたが、打者が構えた瞬間に視界のストレスは消失。
網越しでもスイングやボールの軌道まで追え、打球判断も問題なし。
外野手と一体化する迫力の距離感
レフト守備の選手がすぐ目の前に立つため、守備位置の微調整や打球へのスタートをダイレクトに観察できます。
外野フライやホームラン性の打球がスタンドに吸い込まれる瞬間の高揚感は格別で、内野席では味わえない臨場感が魅力です。
応援熱量MAX!ビジターファンにもおすすめ
レフトスタンドはビジターチームの応援エリア。同じチームを応援する仲間に囲まれ、声援や応援歌の一体感を堪能できます。
野球観戦の醍醐味である「スタジアム全体が楽器になる瞬間」を最も体感できる場所と言っても過言ではありません。
メリット・デメリットを徹底比較
メリット
- 価格が安いのでチケット争奪戦の穴場
- 網目ポールで視界良好、バッターボックスも安心
- 外野手との距離が近く選手の息遣いを感じられる
- 応援団の中心で一体感を楽しめる
デメリット
- 網目の間隔に慣れるまでは若干の違和感がある
- ポール上部が死角になるケースも稀にある
- ビジターファンが多いため、ホームファンは居心地がやや異なる
チケット購入と観戦を120%楽しむコツ
購入タイミングは販売開始直後を狙う
訳あり席は総数が限られているため、販売開始日に公式チケットサイトへアクセスするのが鉄則。
座席表でポール際最前列を選ぶと、より迫力ある視界を手にできます。
持ち物は応援グッズで盛り上がろう
外野スタンド最大の魅力は応援の一体感。
タオルやメガホンなどチームカラーの応援グッズを持参することで、周囲とのシンクロ率が一気にアップします。
両手を自由にして応援したい場合はスマホチケットを使い、荷物は最小限にまとめるのがおすすめです。
夜開催なら携帯バッテリーも忘れずに。
回が進むほど“訳あり”を忘れる心理
集中力が高まる4回以降は、網目の存在を完全に忘れてプレーに没入。
最後には「これで訳ありならむしろ得」と感じるはずです。
まとめ:訳あり席こそ“狙い目”
横浜スタジアムのレフトスタンド訳あり席は、価格・視界・臨場感の三拍子が揃った穴場。
網目ポールのおかげでバッターボックスはクリアに見え、回が進むにつれ違和感もゼロに。
スタジアム観戦をもっと気軽に、もっと熱く楽しみたいなら次の観戦チケットはぜひこの席を選んでみてください。
きっと“訳あり”の概念が覆されることでしょう。
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