一昔前にこういう質問をすれば、逆に「固定電話ないの?」となってしまうだろう。固定電話はあるのが当たり前だからだ。
しかし、ここまで携帯電話が普及したいま、固定電話を持っていない世帯も多いのではないだろうか?実際、わたしのうちに固定電話はない。結婚もしているし、子供も2人いる。一般的なファミリーだ。でも固定電話はない。
なぜなら、私と妻が持っている携帯電話(スマホ)2台で十分と感じているからだ。
●連絡網はどうするか?(小学校入学)
固定電話が無いことに何も違和感はないが、1度だけ悩んだ事がある。それは子供が小学校入学を控えた時期だ。
なぜなら小学校には各家庭に情報を伝達する為の連絡網がある。自分が子供の頃も、友達のお母さんから電話が来て、それを次の家庭へ伝達したものだ。今でもそれは健在で、家庭の電話番号を学校に知らせなければならない。
そこでハッとした。
「連絡網」の電話は固定電話のイメージが強いからだ。と言うより、昔は携帯がなく電話と言えば何も考えずに固定電話となりその印象が強い。
それがどうだろう。我が家には携帯電話しか無いではないか。固定電話も持ってない家庭なのか?と思われてしまう。連絡網のためだけに固定回線を契約するか?夫婦で悩んだのだ。
●5家庭に1家庭は携帯電話だった。
結論から言うと、固定回線を新規契約はしなかった。だって連絡網の為に契約するのはバカバカしいからだ。どう考えたって、携帯電話があれば十分だし、固定電話の鳴るイメージが湧かない。見栄の為の支出。要らない支出は御免なのだ。
結局、クラスの1/5程度(30人クラスなので6家庭)は、090や080からはじまる携帯電話の番号が連絡網へ載っていたのだ。
固定電話保有率
総務省の情報通信白書(平成24年版)によると、平成23年末時点での固定電話保有率は83.8%である。
その2年前から7%以上も下がっており、加えてスマホの保有率が伸びていることから直近ではさらに固定電話保有率は下がっているのではないか。別に仲間探しをする訳ではないが、要らないものは要らない。
見栄で必要のない出費はしない。それだけだ。
●「休止」から「解約」
それでもいきなり固定電話を解約するのが怖い方もいるだろう。その場合は「解約」ではなく「休止」という措置もNTTでは取れるようだ。まずは一度「休止」で一定期間だけ固定電話が無い生活を試してみるのも手だろう。それで必要なら復活すればよいだろうし、無くて不都合が無い場合はそのまま「解約」してしまえば良いだろう。
結果として私の家族には「固定電話」は必要は無かったし、これからも契約することはないだろう。いずれにしても「固定電話」が必要かどうかを決めるのはあなただ。ただ、一つアドバイスするとすれば「見栄」で不必要な固定出費を重ねるのは避けるべきだ。これは強く伝えたい。
なにも固定電話のあり・なしで人の評価は決まらない。それだけだ。
コメント