子どもが初めての乗り物に挑戦する瞬間は、親にとっても感動的な節目です。我が家では3歳の誕生日にピンクのストライダーを娘にプレゼントし、そこから約1年半を経て、補助輪なしの自転車デビューに成功しました。
このブログでは、実際にどんな練習をしたのか、挫折や停滞期はあったか、何を買って良かったかなどをリアルにお伝えします。
ストライダーを検討中の保護者、自転車にどうやって移行するか悩んでいる方に向けて、ヒントになれば幸いです。
3歳でストライダーデビュー:最初は歩くのが精一杯
初日は“押して歩く”だけでもOK
ストライダーを初めて持たせた日、娘は嬉しそうでしたが、実際にまたがるとバランスをとるのに必死で、数メートル歩くだけでも大騒ぎ。
最初の1週間は、ペダルなしの自転車というより“新しい押し車”くらいの感覚だったと思います。
それでも「楽しかったね」と声をかけ、1日5〜10分程度、近所の公園に連れて行く習慣を作りました。
2週間後には足を浮かせて走れるように
ある日、ふとした拍子に「スーーーッ」と地面を蹴って数メートル進んだ瞬間がありました。
それが自信になったのか、3週間目には公園内をぐるっと1周、足を浮かせたまま滑走できるように。
このあたりから「ストライダーってすごい」と実感し始めました。
4歳前後の成長:スピードと操作性が格段にアップ
バランス感覚の発達に驚き
3歳後半〜4歳になる頃には、ストライダーでの走行スピードが目に見えて上がってきました。
坂道も自分で判断してブレーキをかけられるようになり、細い通路でもハンドルを自在に操作する姿に感心。転倒はたまにありましたが、ヘルメットと肘当てをつけていたおかげで、怪我は一度もありませんでした。
競争がやる気の源に
同年代の子どもたちと遊ぶ中で「早く走りたい」という気持ちが出てきたのも、この時期の大きな変化です。
公園で友達と競争することで、自分の技術を高めようとする意欲が育ってきたように感じました。
5歳目前、自転車へステップアップ
いきなり補助輪なしでスタート
ストライダーを1年以上乗りこなしていたため、「もう補助輪はいらないのでは?」と判断し、最初から補助輪を外した自転車で練習を開始。
本人は少し不安そうでしたが、サドルを低めに設定し、親が支えながらスタートすると意外にもスムーズに進みました。
3日間のうちに、一人で発進・走行・ブレーキまで習得できたのには驚きました。
ペダル漕ぎだけは慣れるまでサポートが必要
唯一つまずいたのは、ペダルを「回す」という感覚。
ストライダーでは足で蹴って進むので、円を描く動作に慣れるまで少し戸惑っていました。
後輪を浮かせて、静止状態でペダルを回す練習をしたことで、感覚が掴めるようになりました。
移行がうまくいった理由とおすすめアイテム
バランスができていれば移行は簡単
ストライダーで培ったバランス感覚は、自転車への移行を非常にスムーズにしました。
本人にとって「怖さがない」「走るのが楽しい」といった感覚が先に来ていたことが、成功の最大要因だったと思います。
使ってよかったアイテム一覧
- ストライダー(クラシックモデル)
- ヘルメット(調整式・軽量タイプ)
- 膝肘ガードセット
- 親が持ちやすい「補助ハンドル付き自転車」
- サイクルトレーナー(ペダル回し用スタンド)
これらを揃えていたことで、転倒リスクを減らしながら着実にステップアップできました。
まとめ:ストライダーは“自転車の前段階”以上の存在
3歳から始めたストライダーは、単なるキックバイクではなく、自転車という次のステップへの“最強の準備期間”でした。
娘は、遊んでいるだけでバランス感覚を自然と身につけ、自信を持って自転車に乗れるようになりました。
保護者としても、ストライダー→自転車という流れが“自然で楽しいもの”になったことが何よりの収穫でした。
これからストライダーに挑戦するご家庭、自転車デビューを控えている親御さんの参考になれば幸いです。子どもの「できた!」を一緒に喜べる、その瞬間をぜひ味わってください。
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