出張や遠隔ワークの普及により、「移動時間も仕事時間」と考える人が増えてきました。
そんな中、東北新幹線「はやぶさ」の車内で仕事をこなそうと思ったビジネスマンの皆さん、こんな経験はありませんか?
「仙台から東京まで、ずっとWi-Fiで仕事できると思ってたのに、まったく繋がらない…!」
実際に私が仙台からはやぶさ号に乗った際に体感した、Wi-Fiの接続状況とその特徴を交えながら、「どこからならちゃんと仕事できるのか?」という視点で詳しく紹介します。
はやぶさのWi-Fiは快適…とは限らない
最近の新幹線では無料Wi-Fiが使える車両も増えており、「新幹線でオンライン会議」や「移動中にクラウドで作業」などが可能になりました。
実際、東北新幹線はやぶさでもJR東日本の「車内Wi-Fi」が提供されています。SSIDは「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」で、メールアドレスなどでログインすれば誰でも無料で利用可能です。
しかし、実際の接続状況はというと……。
仙台〜宇都宮間はトンネルだらけで不安定
実際に体験した接続トラブル
仙台駅を出てからしばらくは街中なので問題ありません。しかし、すぐに山間部へと入り、トンネルの連続になります。特に福島を過ぎたあたりからは、「トンネル→短い地上→トンネル」の繰り返しです。
この区間では、Wi-Fiが断続的に切断されたり、ページの読み込みが極端に遅くなるという現象が頻発します。
オンライン業務はかなり厳しい
Googleドライブでの資料編集、Slackでのチャット、Zoom会議……どれもこの区間ではほぼ無理でした。たとえ接続できてもラグが激しく、やり取りにストレスがかかるレベルです。
私の感覚では宇都宮に着くまでは「まともなオンライン業務は期待しない方がいい」と断言できます。
宇都宮からは通信が安定しはじめる
トンネルの数が一気に減る
宇都宮駅を過ぎると、新幹線は関東平野に入ります。これによりトンネルはほとんどなくなり、見渡す限りの田園地帯や住宅地が広がります。
この区間ではWi-Fiの接続が安定し、ページもサクサク表示されるようになります。
メールチェック・クラウド作業が快適に
東京駅までは約50分ほどありますが、この間にメール返信、Googleスプレッドシートの操作、オンライン会議などが無理なく行えました。通信速度も比較的安定しており、途中で切断されることはほぼありませんでした。
前半は“オフライン時間”と割り切るのが正解
仙台〜宇都宮までのWi-Fi不安定な区間を「仕事ができない時間」と捉えると、ストレスが溜まります。
しかし逆に発想を変えて、
- 未読の資料を読む
- 紙のメモにアイデアを書き出す
- 今後のタスク整理をする
など「オフラインでもできる仕事」に充てることで、時間のムダを防げます。
実際、私はこの区間で次の提案資料の構成をノートにラフスケッチしておいたことで、宇都宮以南で一気にデジタルに落とし込むことができました。
結論:宇都宮以南がビジネスタイム本番!
今回の乗車体験から得た結論は明快です。
「東北新幹線で仕事をするなら、宇都宮以南が本番」
Wi-Fi環境が整っているとはいえ、トンネルの影響を受けるエリアでは限界があります。ビジネスパーソンにとっては、この特性を理解した上で乗車時間を“戦略的に”使うことが、ストレスフリーな移動時間につながります。
おまけ:私の移動時の装備
- ノイズキャンセリングヘッドホン
- オフライン対応のPDF資料
- ポケットWi-Fi(非常時用)
- スマホのテザリング設定済み
新幹線Wi-Fiが不安定な時の保険としても、ポケットWi-Fiやテザリングは重宝します。
まとめ
仙台から東京までの東北新幹線はやぶさ号。快適な移動ではありますが、仕事をするには「通信状況」に注意が必要です。
「移動中に作業を進めたい」「出張中も効率よく働きたい」という方は、Wi-Fiの接続傾向を理解し、前半はオフライン、後半はオンライン作業に充てるなど、区間に応じた工夫をしてみてください。
きっと次の出張が、もっと快適でスマートになりますよ。
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