NotebookLMの使い方入門|初心者が最初にすべき設定と基本操作

スポンサーリンク

NotebookLMが便利って聞くけど、正直よく分からない」「興味はあるけど、英語だし難しそう…」と感じていませんか。生成AIツールはたくさんありますが、その中でもNotebookLMは“自分の資料をベースにAIと対話できる”という少しユニークな存在です。

とはいえ、初めて触るときは「どこから触ればいいの?」「ノートってどう作るの?」「何を入れていいの?」と、最初の一歩でつまずきがちです。せっかく便利なツールなのに、最初の壁であきらめてしまうのはもったいないですよね。

この記事では、完全な初心者向けに、NotebookLMの使い方を「最初にやるべき設定」と「最低限おさえたい基本操作」に絞って解説します。難しい専門用語はできるだけ避け、画面のイメージが湧くようにステップ形式で紹介していきます。

読み終わるころには、「まずは1つノートを作って、手持ちの資料を入れてAIに質問してみる」という具体的な行動がイメージできるはずです。スライド作成や議事録整理など、今後の応用にもつながる土台になるので、ぜひ一緒に初期設定から進めていきましょう。

NotebookLMとは?初心者がまず押さえたいポイント

NotebookLMは「自分専用AIノートブック」

NotebookLMは、一言でいえば「自分の資料を理解してくれるAI付きノートブック」です。普通のチャットAIは、毎回ゼロから質問するイメージですが、NotebookLMはノートごとに資料を登録し、その内容を前提に会話できます。

たとえば、社内マニュアルやブログ記事の下書き、会議のメモなどをノートに入れておくと、その内容をもとに「要約して」「初心者向けに説明して」「スライド構成を作って」など、かなり具体的なお願いがしやすくなります。

つまり、NotebookLMは「AIが何でも知っている」のではなく、「あなたが入れた資料にめちゃくちゃ詳しいAI」というイメージで捉えておくと分かりやすいです。

他のチャットAIとの違いと得意分野

NotebookLMの特徴は、なんといっても資料ベースのやり取りに強いことです。他のAIツールでもPDFを読ませる機能はありますが、NotebookLMは「ノート」という単位でまとめて管理できるのが大きな違いです。

たとえば、「商品企画ノート」「研修資料ノート」「ブログ記事ネタノート」などテーマごとに分けておけば、そのノートに関連する内容だけを深掘りできます。余計な情報に引っ張られにくいので、仕事や勉強の“プロジェクト単位”で使いやすいのがメリットです。

特に得意なのは、要約・整理・言い換え・アウトライン作成といった「情報をまとめ直す作業」です。後半で紹介するスライド作成や資料作りの土台づくりにも相性が良いので、ここを意識しておくと使い道が広がります。

NotebookLMを使うのに向いている人・シーン

NotebookLMの使い方を考えるうえで、「どんな人に向いているか」をイメージしておくと、自分の用途が見つけやすくなります。たとえば次のような人は、かなり相性が良いです。

・社内資料やマニュアルが多く、整理に悩んでいる人
・勉強会や研修のスライドをよく作る人
・ブログやSNSで文章を発信している人
・たくさん本やレポートを読むが、要点をまとめるのが苦手な人

これらに共通するのは、「材料はあるけれど、まとめて説明するのが大変」という状況です。NotebookLMはまさにその“まとめる”部分を助けてくれるので、当てはまる方は基本操作だけでもぜひ押さえておくと良いと思います。

初心者が最初にやるべきNotebookLMの設定

アカウント準備とアクセス方法を確認する

まずは、NotebookLMにアクセスする準備からです。基本的にはGoogleアカウントで利用しますので、普段からGmailやGoogleドライブを使っている方なら、そのアカウントをそのまま使うイメージです。

ブラウザでNotebookLMのページを開くと、ログイン画面が表示されるので、Googleアカウントでサインインします。ここで使うアカウントは、仕事用とプライベート用を分けている場合、どの資料を扱うかを考えて選ぶのがおすすめです。

会社のポリシー上、外部AIサービスへのログインが制限されているケースもあるので、業務利用したい場合は一度社内ルールも確認しておくと安心です。

言語設定・インターフェースに慣れるコツ

NotebookLMの使い方に慣れるためには、まず画面構成に慣れるのが近道です。左側にノート一覧、中央にノートの内容、右側にAIとの対話エリアがあるようなレイアウトになっていることが多いです。

最初は、メニューを一通りクリックしてみて、「ノートを作るボタン」「資料を追加するボタン」「AIへの質問入力欄」がどこにあるかだけ把握しておきましょう。細かい機能は、使いながら少しずつ覚えていけば大丈夫です。

もし表示言語が英語で不安な場合でも、AIへの質問自体は日本語で構いません。「日本語で説明して」と一言添えれば、基本的な回答はしっかり日本語で返ってきます

プライバシーと情報の扱いに関する注意点

NotebookLMを使う前に、ぜひ意識しておきたいのが情報の安全性です。便利だからといって、何でもかんでもノートに放り込んでしまうのは少し危険です。

特に、顧客名簿や個人情報が含まれる資料、契約書、未公開の企画書などは、会社の規定上アップロードがNGの場合があります。どうしても内容を活用したいときは、個人名を伏せた要約版を自分で作成してからNotebookLMに入れるなど、一手間かけると安心です。

「これは外部サービスに入れてもいい資料か?」と自問してからアップロードするクセをつけておくと、長期的にも安全に使い続けられます。

NotebookLMの基本操作①:ノート作成と資料の追加

新しいノートを作る手順と名前の付け方

NotebookLMの使い方の最初の一歩は、「ノートを作る」ことです。画面の「New Notebook」や「+」ボタンをクリックすると、新しいノートが作成できます。

ノート名は、後から見ても一目で分かるように付けるのがおすすめです。たとえば、「2025_営業勉強会_NotebookLM入門」「ブログ記事ネタ_税金シリーズ」など、年月とテーマを組み合わせると整理しやすくなります。

このノート名は、あとで検索するときのキーワードにもなるので、自分が普段使う言葉をそのまま入れておくと迷いにくくなります。

テキスト・PDF・リンクなど資料を追加する

ノートを作ったら、次は中身となる資料を追加していきます。NotebookLMでは、テキストを直接書き込むこともできますし、PDFや文章ファイル、Webページの内容などを読み込ませることもできます。

まずは難しく考えず、「このノートで扱いたい内容」が書かれている資料を1〜3個ほど入れてみるところから始めましょう。たとえば、過去のプレゼン資料や、自分のブログ記事、会議の議事録などです。

資料を入れたら、AI側が中身を理解してくれるので、「この資料の要点を3つにまとめて」などと質問できるようになります。これがNotebookLMの基本的な流れです。

ノート内のメモ欄を活用して情報を整理する

NotebookLMのノートには、資料そのものだけでなく、自分のメモや補足も書き込めます。たとえば、「このノートの目的」「使う場面」「対象読者」などを一番上にメモしておくと、AIにも自分にも親切です。

また、AIの回答の中で「これは使える!」と思ったフレーズがあれば、そのままノートに追記して、自分なりのまとめを作っていくのもおすすめです。NotebookLMは、ノートの内容も含めてAIが参照してくれるので、使えば使うほど“自分仕様のノート”になっていきます

最初はきれいに整理しようとせず、「メモと資料をひとまずここに集める場所」として気軽に使ってみてください。

NotebookLMの基本操作②:AIへの質問と要約・整理

質問の基本:ゴールを伝えてから聞く

NotebookLMの使い方でつまずきやすいのが、「何をどう聞けば良いか分からない」というポイントです。ここで大事なのは、いきなり細かい質問をするより、まずゴールを伝えることです。

たとえば、「このノートの内容を、初心者向けの勉強会で説明したいです。まずは全体の要点を教えてください。」のように、「誰に」「どんな目的で」使いたいのかを先に共有します。

そのうえで、「重要なポイントを5つに絞って」「専門用語をかみ砕いて説明して」といった具体的なリクエストを重ねると、欲しい形の回答が返ってきやすくなります。

要約・箇条書き・言い換えを使い分ける

NotebookLMが得意なのが、資料の要約や箇条書き、言い換えです。用途に応じて、次のように使い分けると便利です。

・ざっくり全体像を知りたい → 「この資料を3つのポイントで要約してください」
・スライド案を作りたい → 「スライド用に箇条書き5項目にしてください」
・初心者向けにやさしくしたい → 「中学生にも分かるように言い換えてください」

特にスライド作成では、「1枚のスライドに載せるキーワードだけほしい」という場面が多いので、「短い見出しだけを箇条書きで」と指定すると、そのままスライドタイトルに使えるテキストが得られます。

質問履歴と回答をノート作成に活かす

AIとのやり取りは、そのままノートの一部として活用できます。「この回答はそのまま使える」と思ったものは、コピーしてノート本文に貼り付けたり、重要な箇所だけ抜き出して見出しにしておくのもおすすめです。

また、「最初に聞いた質問」と「最終的に得られた回答」のセットを残しておくと、後から見返したときに、自分が何を求めていたのかがすぐ分かります。これは、次の資料作成やスライド作成にもつながる、ちょっとした資産になります。

NotebookLMは、質問して終わりではなく、やり取り自体をノートに蓄積していくツールだと考えると、一層活かしやすくなります。

NotebookLMの基本操作③:スライド作成・資料作りへの応用

アウトライン(目次)をNotebookLMに生成してもらう

NotebookLMの使い方に慣れてきたら、ぜひ試してほしいのがスライド作成への応用です。まずは、プレゼンや勉強会の「アウトライン(目次)」をNotebookLMに作ってもらいましょう。

たとえば、「このノートの内容をもとに、30分の勉強会スライド構成案を10枚以内で作ってください。導入・本編・まとめの3部構成でお願いします。」といった感じで依頼します。

これだけで、スライドのタイトル案と各パートの要点が一覧で返ってくるので、あとは自分の感覚で「要る・要らない」を取捨選択していけばOKです。ゼロから考えるより、AIに叩き台を出してもらうイメージです。

1枚ごとのスライド案を具体的に生成する

アウトラインが決まったら、次は「スライド1枚ごとの中身」です。NotebookLMに対して、「先ほどのアウトラインをもとに、スライド1枚ごとにタイトルと箇条書き3つ、話すときのポイントを出してください」と依頼してみましょう。

すると、「スライド1:NotebookLMとは?」「スライド2:NotebookLMの強み」…といった形で、1枚単位の案が返ってきます。この中の「タイトル」と「箇条書き」は、そのままGoogleスライドやPowerPointにコピーして使えます。

もちろん、文章はそのままではなく、自分らしい言い回しに少し調整してあげると、プレゼン全体が“AIくさくない”自然な雰囲気になります。

NotebookLMで作った内容を他ツールへ展開する

NotebookLMで作った構成やテキストは、他のツールと組み合わせてこそ真価を発揮します。たとえば、以下のような使い方が考えられます。

・Googleスライド/PowerPoint → スライド本文として貼り付け、デザインを整える
・Word/Googleドキュメント → 報告書やマニュアルとして文章化する
・ブログエディタ → 記事の構成案として流し込み、文章を肉付けする

NotebookLMはあくまで「下ごしらえ」を担当し、最終的な見た目や細かい仕上げは別ツールで行うイメージです。この流れを一度経験すると、「とりあえずNotebookLMで叩き台を作る」という習慣が身につき、資料作成のスピードが大きく変わります。

まとめ:まずは1つノートを作ってNotebookLMを触ってみよう

今回は、NotebookLMの使い方を、初心者向けに「最初にやるべき設定」と「基本操作」に絞って紹介しました。ポイントは、完璧に使いこなそうとするのではなく、まずはノートを1つ作り、手持ちの資料を入れてAIに質問してみることです。

NotebookLMは、自分の資料を理解してくれるAIノートブックとして、要約・整理・スライド作成などの「考える作業」を大きく助けてくれます。一方で、情報の安全性や、AIの文章をそのまま使わないといった注意点も忘れてはいけません。

まずは、今日これから「1つノートを作って、資料を1つ入れてみる」ところから始めてみてください。小さな一歩ですが、その先には、スライド作成や企画書づくりがぐっと楽になる世界が待っています。もし応用編として「スライド作成に特化した使い方」も知りたくなったら、関連記事もぜひチェックしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました