「確定申告のやり方がわからない」「e-Taxってそもそも何?」──毎年2月に入ると、こんな不安を抱えながらスマホで検索する人が一気に増えます。年末調整では処理しきれなかった副業収入や医療費控除、ふるさと納税などを、なんとか自分で確定申告しないといけない初心者さんにとって、時間だけがどんどん過ぎていくあの感じ…かなりプレッシャーですよね。
とはいえ、基本の流れと必要なものさえ押さえてしまえば、確定申告は毎年ほぼ「同じ作業の繰り返し」です。
最初の年さえ乗り越えれば、来年以降は入力内容をちょっと修正するだけで済むことも多くなります。
この記事では、「確定申告 やり方 初心者」と検索してたどり着いたあなたに向けて、e-Taxを使った確定申告の全体の流れ・必要書類・控除の入力方法を、ステップごとにやさしく解説していきます。
「パソコンが苦手」「スマホしかないから不安」という方でも大丈夫なように、できるだけ専門用語をかみ砕いて説明します。この記事を読みながら準備を進めれば、締切ギリギリで焦るストレスをぐっと減らせるはずです。さっそく、「何を準備して」「どこから手を付ければいいのか」を一緒に整理していきましょう。
確定申告が必要になる人と「やり方」を決めるポイント
そもそも確定申告が必要な人・不要な人
まずは、自分が本当に確定申告をしないといけないのかをハッキリさせましょう。ここがあいまいなまま「なんとなく申告しなきゃ」と焦ってしまう人も多いポイントです。
一般的に会社員の場合、会社が年末調整をしてくれるので、給与だけの人は確定申告が不要なことが多いです。ただし、次のようなケースに当てはまる人は、確定申告が必要になる可能性が高いです。
・副業(アルバイト・フリマ・ブログ収入など)で一定額以上の所得がある
・給与を2か所以上からもらっている
・高額な医療費を支払って医療費控除を受けたい
・ふるさと納税を5自治体を超えて寄付している、またはワンストップ特例を使わなかった
・住宅ローンを組んで1年目で住宅ローン控除の手続きをしたい
逆にいうと、これらに当てはまらず、会社の年末調整で生命保険料や扶養家族などもきちんと申告している人は、無理に確定申告をする必要はない場合もあります。まずは国税庁のサイトや会社の総務に確認し、「自分はやる側なのか、やらなくていい側なのか」を整理しておくと、ムダな不安を減らせます。
e-Tax・紙・会場どれでやる?初心者のおすすめは
確定申告の「やり方」としては、ざっくり次の3パターンがあります。
・パソコンやスマホからe-Taxで申告する
・パソコンで作った申告書を印刷して郵送する
・税務署の相談会場で職員さんに教わりながら作成する
初心者さんに一番おすすめなのは、この記事のテーマでもあるe-Taxです。理由はシンプルで、
・画面の指示に沿って入力していけば迷いにくい
・数字の計算を自動でやってくれる
・控除漏れをチェックしてくれる項目もある
・来年以降、今年のデータを読み込んで一部修正するだけでOKになる
といったメリットがあるからです。
とはいえ、「どうしてもパソコンが苦手」「マイナンバーカードを持っていない」という場合は、無理せず紙で作成して郵送でも構いません。大事なのは、「自分が迷わず最後までやり切れる方法を選ぶこと」です。この記事では主にe-Taxの流れを中心に説明しつつ、ところどころで紙の人も共通するポイントを紹介していきます。
初心者がハマりやすい「勘違いポイント」
確定申告のやり方で初心者がつまずきがちな「勘違いポイント」を、先に押さえておきましょう。これを知っているだけで、2月以降にありがちな「あれ?これで合ってるの?」という不安が軽くなります。
・売上=所得だと思い込んでしまう(本当は経費を引いた「所得」で計算)
・副業の源泉徴収票や支払調書をもらい忘れる
・ふるさと納税の寄付金控除を入れ忘れる
・医療費控除はすべてのレシートが必要だと思い、途中で挫折する
・家族の分の医療費や生命保険を誰の名前で申告するかごちゃごちゃになる
どれも「仕組み」さえ分かれば難しくありません。この記事では、初心者が勘違いしやすいところは一歩手前で立ち止まり、丁寧に解説していきますので、安心して読み進めてください。
e-Taxを始める前に準備するものリスト
マイナンバーカード・IDパスワードなどログイン系
e-Taxで確定申告をするためには、まずログインの方法を決めておく必要があります。代表的なのは次の2パターンです。
・マイナンバーカード方式(カード+ICカードリーダー、またはスマホで読み取り)
・ID・パスワード方式(税務署で事前に発行してもらう)
すでにマイナンバーカードを持っていて、スマホで読み取れる方なら、マイナンバーカード方式がおすすめです。オンライン上で本人確認が完結し、今後の手続きにも使い回せるからです。
一方、「マイナンバーカードをまだ作っていない」「ICカードリーダーがない」という人は、最寄りの税務署でID・パスワードを発行してもらう方法もあります。ただし、これには窓口に行く手間がかかるので、2月の混雑前に余裕を持って準備しておくのがおすすめです。
どちらにせよ、ログインに使うID・パスワード、暗証番号はメモしておき、「当日になって思い出せずログインできない」という事態だけは避けるようにしましょう。
収入関係の書類:源泉徴収票・支払調書など
次に、「いくら収入があったのか」を証明する書類を集めておきます。代表的なものは次の通りです。
・会社からもらう源泉徴収票(給与所得の明細)
・アルバイトやパート先からの源泉徴収票(2か所給与の人)
・原稿料・講演料・業務委託などの支払調書
・ネット副業(アフィリエイト・クラウドソーシングなど)の年間取引明細
初心者さんがよくやってしまうミスが、副業分の源泉徴収票や明細をもらい忘れることです。2月に入ってから「そういえば…」と慌てて連絡すると、相手側も繁忙期で発行が遅れ、ギリギリまで作業がずれ込む原因になります。
心当たりのある副業がある人は、早めにメールボックスやマイページをチェックして、PDFでダウンロードできるものはPCやクラウドに保存しておきましょう。紙で届く場合は、なくさないようにクリアファイルなどにまとめておくのが安心です。
控除関係の書類:保険・ふるさと納税・医療費など
最後に、税金を安くしてくれる「控除」のための書類をそろえます。ここをしっかり準備しておくと、戻ってくる税金(還付)がぐっと増える可能性があります。
・生命保険料控除・地震保険料控除などの控除証明書
・住宅ローン控除用の「年末残高証明書」
・ふるさと納税の「寄附金受領証明書」または年間明細
・医療費控除のための「医療費通知」やレシート、支払明細
・認定NPOへの寄付などの寄付金控除の証明書
「どれか1枚でも足りないと確定申告ができない」と思い込んでしまう人がいますが、実際には揃っている分だけでも申告する価値があります。たとえば、医療費のレシートが一部なくても、残っている分だけで控除額を計算することは可能です。
ポイントは、「あとで探せばいいや」ではなく、申告前日にまとめて机に並べられる状態にしておくこと。これだけで、e-Taxの画面に向かったときの心理的ハードルがかなり下がります。
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初心者向け:e-Taxでの確定申告の基本の流れ
ステップ1:国税庁サイトで申告方法を選ぶ
準備が整ったら、いよいよe-Taxでの申告作業に入ります。最初のステップは、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスするところからです。
ページを開くと、「作成開始」ボタンや、マイナンバーカード方式/ID・パスワード方式などの選択肢が並んでいます。ここで自分が用意した方式を選び、ログインを済ませましょう。
ログイン後は、「所得税」を選択し、画面の案内に沿って「給与収入がある」「副業がある」「年金がある」など、自分に当てはまる項目にチェックを入れていきます。初心者さんは、この最初の画面で自分の状況を間違って選択してしまうことが多いので、
・会社員なら「給与所得」をチェック
・副業で原稿料・報酬をもらっているなら「雑所得」や「事業所得」もチェック
・株や投資信託の売却益がある人は「株式等譲渡所得」をチェック
といった具合に、手元の書類を見ながら慎重に選ぶようにしましょう。
ステップ2:収入(所得)を入力していく
申告する項目を選んだら、続いて収入(所得)を入力する画面に進みます。ここでは、先ほど準備した源泉徴収票や支払調書を見ながら、画面の指示通りに数字を転記していきます。
例えば給与所得なら、「支払金額」「源泉徴収税額」「社会保険料等の金額」など、源泉徴収票とまったく同じ名前の項目がe-Taxの入力欄に表示されます。初心者のコツは、「項目名を声に出して読みながら、一つずつ写す」こと。急いでいると数字を行違いしてしまうことがあるので、焦らず丁寧に進めましょう。
副業の雑所得や事業所得では、「売上」「必要経費」「所得金額」などを入力します。ここで注意したいのは、売上から経費を引いた後の金額が「所得」になるという点です。経費として認められる範囲はケースによりますが、
・副業に使っている通信費やクラウドサービス代
・取材や打ち合わせにかかった交通費
・必要な書籍・セミナー費用
などは、合理的な範囲で経費として計上できる可能性があります。迷うものはメモを残し、来年以降は税務署の相談窓口や税理士に確認してブラッシュアップしていきましょう。
ステップ3:控除の入力画面で「節税の本番」
収入の入力が終わると、次は控除の入力画面に進みます。ここがまさに節税の本番です。多くの初心者さんは、時間切れでこの部分を駆け足で終わらせてしまいがちですが、ここでの入力が「税金がいくらになるか」を大きく左右します。
控除の画面では、
・生命保険料控除
・地震保険料控除
・社会保険料控除(国民年金や健康保険料など)
・医療費控除
・寄附金控除(ふるさと納税など)
・住宅ローン控除
といった項目が並んでいます。準備しておいた控除証明書や明細を見ながら、画面に沿って金額や支払先などを入力していきましょう。
ポイントは、「とりあえず思い当たる控除のボタンは全部クリックして中身を確認する」ことです。見出しだけ見て「自分には関係なさそう」とスルーしてしまうと、実は対象だった控除を見落としてしまうことがあります。時間はかかりますが、一つひとつの画面に目を通しながら進めることが、初心者にとっては結果的な近道になります。
初心者が迷いやすい控除入力の具体的なコツ
ふるさと納税(寄附金控除)の入力方法
2月以降に検索数が一気に伸びるキーワードの一つが、「ふるさと納税 確定申告 やり方」です。ワンストップ特例を使えなかった人や、6自治体以上に寄付した人は、確定申告で寄附金控除の入力が必要になります。
e-Taxの控除入力画面で「寄附金控除」を選ぶと、寄付先自治体ごとに「寄付金の種類」「寄付先の名称」「住所」「寄付金額」などを入力する欄が表示されます。ここで使うのが、自治体から送られてくる「寄附金受領証明書」や、ポータルサイトの年間明細です。
初心者に多いミスは、
・1つの自治体に複数回寄付しているのに1回分しか入力していない
・寄付金額を返礼品の価値と勘違いしてしまう
といったものです。あくまで寄付した金額の合計を正しく入力することが大切です。
最近は、ふるさと納税サイトからe-Tax用のデータをそのまま取り込めるサービスも増えています。対応している場合は積極的に活用し、手入力によるミスや時間ロスを減らすのがおすすめです。
医療費控除:レシートの整理は完璧じゃなくてOK
もう一つ、初心者さんが頭を抱えがちなのが医療費控除です。「家族分のレシートを全部集めないとダメ」「途中でなくしたからもう申告できない」と思ってしまい、せっかくの控除をあきらめてしまうケースも少なくありません。
実は、医療費控除では、
・健康保険組合などから届く「医療費通知」
・病院や薬局の年間明細
などを使うことで、1枚1枚のレシートを入力しなくても済む場合があります。また、レシートの一部が欠けていても、残っている分だけで控除額を計算して申告することは可能です。
e-Taxでは、「医療費控除の明細書」の画面で、
・医療機関ごとに「支払った合計額」を入力する
・医療費通知の内容をまとめて入力する
といった方法が選べます。完璧を目指しすぎて手が止まるより、「分かる範囲でまず入力してみる」ことが、初心者にとっては最優先です。
住宅ローン控除1年目の入力で注意すること
新築や中古住宅を購入してローンを組んだ人は、住宅ローン控除の1年目に確定申告が必要になります。このときに必要なのが、
・金融機関から届く年末残高証明書
・登記簿謄本(全部事項証明書)
・売買契約書や工事請負契約書
などの書類です。
e-Taxの住宅ローン控除の画面では、
・住宅の種類(新築・中古など)
・床面積
・入居した日
・ローン残高
などを入力していきます。ここで初心者が迷いやすいのが、「1年の考え方」です。住宅ローン控除では、基本的にその年の「12月31日時点」での残高を基準に控除額を計算します。「購入してから1年間」ではなく、「その年の年末」が起点になる点をおさえておきましょう。
1年目さえクリアしてしまえば、2年目以降は多くの場合、年末調整で対応してもらえます。最初の年だけは書類が多くて大変ですが、ここでしっかり入力しておくことが、今後10年・13年と続く節税効果につながります。
提出前のチェックポイントと還付金の受け取り方
入力ミスを防ぐためのチェックリスト
すべての入力が終わったら、いきなり「送信」せずに、落ち着いてチェックを行いましょう。初心者向けのチェックポイントは次の通りです。
・氏名・住所・マイナンバーが正しく入力されているか
・源泉徴収票の数字と、e-Taxの入力内容が一致しているか
・副業の収入を入れ忘れていないか
・ふるさと納税・医療費・保険料など、入れようと思っていた控除を本当に入力したか
・銀行口座の情報(金融機関名・支店名・口座番号)が合っているか
特に還付申告の場合、銀行口座の入力ミスは取り扱いが面倒になります。通帳を手元に出しておき、1文字ずつ確認しながら入力するようにしましょう。
送信後に「やっぱり間違えた」と気づいたとき
e-Taxで送信ボタンを押したあとに、「あ、あの控除入れ忘れた!」と気づくこともあります。この場合でも、すぐに諦める必要はありません。
還付申告(税金が戻ってくるケース)の場合は、「更正の請求」や「修正申告」といった手続きで、後から訂正が可能です。もちろん手間はかかるので、できれば最初の申告でミスなく終わらせたいところですが、「一度送信したら二度と修正できない」というわけではありません。
大事なのは、怖がって何も出さないことのほうがリスクが大きいということです。必要な人が確定申告をしないと、追徴課税などのペナルティが発生する可能性もあります。「間違えたらどうしよう」と悩みすぎるよりも、まずは期限内に出すことを優先しましょう。
還付金はいつ・どうやって振り込まれる?
還付申告の場合、いちばん気になるのが「いつお金が戻ってくるのか」という点ですよね。一般的には、e-Taxで申告してから数週間〜1か月半程度で、指定した銀行口座に還付金が振り込まれることが多いです(時期や混雑状況によって前後します)。
還付金の金額は、e-Taxの申告画面の最後のほうで「還付される税金の見込額」として表示されます。ここで「思ったより少ない」「計算がおかしい気がする」と感じたら、
・控除の入力漏れがないか
・副業収入の経費が正しく反映されているか
を中心に、もう一度確認してみましょう。
なお、還付申告だけなら、実は5年間さかのぼって申告することも可能です。「去年の分も医療費控除できたのに…」というケースもよくあるので、今年しっかりやり方をマスターしたら、過去の年も含めて見直してみる価値があります。
2月以降に焦らないための「事前準備」と来年への活かし方
2月に爆発しないための「1月中のやっておきリスト」
毎年2月になると、「確定申告 やり方 初心者」の検索数が一気に跳ね上がります。これは裏を返せば、1月のうちに準備しておけば、かなりラクになるということでもあります。
1月中にやっておきたいのは、ざっくり次の3つです。
・副業先・アルバイト先に源泉徴収票や明細の発行時期を確認しておく
・ふるさと納税サイトや保険会社のマイページから、控除証明書類をダウンロードしておく
・マイナンバーカードやID・パスワードの準備など、e-Taxのログイン手段を確保しておく
ここまで済んでいれば、2月に入ってからは「入力作業」に集中できます。「書類探し」「ログイン方法の確認」といった時間をカットできるだけで、焦り方がまったく違ってきます。
今年の申告データを「来年のテンプレ」にする
e-Taxの大きな強みは、今年作成したデータを来年以降も使い回せるところにあります。申告が終わったら、
・作成した申告データをパソコンやクラウドに保存しておく
・どの控除に何の書類を使ったか、簡単なメモを残しておく
ことで、来年の自分が驚くほどラクになります。
例えば、
・ふるさと納税はこのサイトでこのくらいの金額
・医療費控除は家族分をまとめて自分名義で申告
・住宅ローン控除はこの画面から入力
といったポイントを1枚のメモにしておけば、翌年はそれを見ながら「微調整」するだけで済みます。
「プロに任せる」という選択肢も知っておこう
最後に、どうしても不安が消えない人や、副業の規模が大きくなってきた人は、「税理士に相談する」という選択肢も頭の片隅に置いておきましょう。
もちろん報酬はかかりますが、
・本業や家事・育児で時間が取れない
・副業や投資の金額が大きくなり、税務リスクが気になってきた
・今後も継続的に事業を拡大していきたい
という人にとっては、安心料として十分に価値がある投資です。
まずはこの記事を参考に自分で一度トライしてみて、「ここから先は専門家に任せた方が良さそうだな」と感じたタイミングで、税理士相談を検討するのがおすすめです。
まとめ:初心者でも「流れ」と「準備」が分かれば確定申告は怖くない
確定申告は、「聞いたことのない専門用語」と「数字だらけの画面」がいきなり目の前に現れるので、初心者にとってはハードルが高く感じられます。でも実際には、全体の流れと必要な書類さえ押さえてしまえば、やることは毎年ほとんど同じです。
この記事では、「確定申告 やり方 初心者」と検索してきた方に向けて、
・確定申告が必要な人の条件と、e-Taxを選ぶポイント
・マイナンバーカードや源泉徴収票、控除証明書などの準備リスト
・e-Taxでの収入・控除入力のステップと、初心者が迷いやすい点
・ふるさと納税・医療費・住宅ローンなど主要な控除の入力コツ
・提出前のチェックポイントと、還付金の受け取りの流れ
・来年以降にラクをするための「テンプレ化」の考え方
を、一通り整理して紹介しました。
2月以降になってから焦って検索しても、時間は戻ってきません。今日この記事を読んだタイミングから、少しずつ書類を集めて、ログイン手段を準備しておくだけで、締切前のストレスは大きく減らせます。まずは机の上にクリアファイルを一つ用意して、「確定申告フォルダ」とラベルを貼るところから始めてみてください。来年のあなたは、きっと今のあなたに感謝するはずです。

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