納豆は熱々のご飯に乗せるとダメ?という噂を最新情報で検証!ナットウキナーゼの失活温度や納豆菌の耐熱性、栄養価の影響を詳しく解説します。
納豆は熱々のご飯に乗せるとダメって本当?
「納豆は熱々のご飯に乗せると栄養が失われる」とよく言われます。特に、納豆に含まれるナットウキナーゼが熱に弱いため、その効果がなくなるという説が広まっています。
しかし、これは本当に正しいのでしょうか?最新の情報をもとに、納豆を熱々のご飯に乗せることによる影響を詳しく検証します。
ナットウキナーゼは本当に熱に弱いのか?
ナットウキナーゼは、納豆に含まれる酵素で、血栓を分解し、血流を良くする働きがあると言われています。しかし、70℃程度で失活するという話もあり、熱々のご飯に乗せると効果がなくなると考えられてきました。
しかし、重要なのは「精製されたナットウキナーゼ」のデータ
この温度データは、精製されたナットウキナーゼのみを使った実験結果です。納豆そのものは、ナットウキナーゼ以外のタンパク質に守られているため、より高温でも安定している可能性があります。
また、熱々のご飯(約60~70℃)に納豆を乗せても、すぐに食べるなら表面温度が下がるため、ナットウキナーゼが完全に失活することは考えにくいのです。
納豆菌は加熱に強い!
納豆のもう一つの特徴は、納豆菌が非常に熱に強いことです。
温度 | 納豆菌への影響 |
---|---|
90℃ | 数分間の加熱ではほぼ死滅しない |
100℃以上 | 長時間加熱すると死滅する可能性あり |
例えば、「納豆汁」などのように煮込む場合には納豆菌が減少する可能性がありますが、熱々のご飯に乗せる程度では納豆菌の影響はほとんどありません。
熱々のご飯に納豆を乗せると栄養が失われるのか?
ナットウキナーゼに注目が集まりがちですが、納豆にはビタミンB群やイソフラボン、食物繊維など、さまざまな栄養素が含まれています。
一部の酵素は熱に弱いですが、納豆そのものの栄養価は、熱々のご飯に乗せたからといって大きく損なわれることはありません。
結論:納豆は熱々のご飯に乗せてもOK!
これまで「納豆は熱々のご飯に乗せるとダメ」と言われてきましたが、最新の研究では影響が限定的であることが分かってきました。
- ナットウキナーゼは精製状態と異なり、納豆そのものなら影響を受けにくい
- 納豆菌は90℃程度では死滅しない
- 熱々のご飯に乗せても、納豆の栄養価はほとんど失われない
つまり、納豆は熱々のご飯に乗せても問題なく、むしろ美味しく食べることが大切!
結論:気にせず、ご飯に納豆を乗せておいしく食べましょう!
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