マイナンバーカードの更新時、「写真は必要?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
実は、更新手続きには「写真が不要なケース」と「写真が必要なケース」があります。
また、電子証明書の更新を忘れると、マイナンバーカードの機能が制限される可能性も。
この記事では、更新手続きのポイントや注意点、今後の制度変更について詳しく解説します。
写真不要で更新できるケース
マイナンバーカードの更新では、以下の条件を満たしていれば、新しい写真を用意する必要はありません。
- 有効期限内の通常の更新手続き
- 氏名や住所の変更がない場合
- 電子証明書の更新のみを行う場合
この場合、市区町村から届く「有効期限通知書」と、現在のマイナンバーカードを持参すれば、写真なしで更新手続きが完了します。
写真が必要になるケース
以下の場合は、更新時に新しい顔写真の提出が必要です。
- 有効期限が切れた後に新しく発行する場合
- 氏名や住所の変更があり、新しいカードを作成する場合
- カードの紛失・破損による再発行を申請する場合
これらの場合は、最新の顔写真を準備し、申請書とともに提出する必要があります。
電子証明書の更新は忘れずに!
マイナンバーカードは、行政サービスのほか、オンライン本人確認、健康保険証としての利用など、さまざまな場面で活用されています。2024年度には運転免許との一体化も予定されており、今後さらに活用の幅が広がる見込みです。
しかし、電子証明書の更新を忘れると、オンラインでの本人確認や行政手続きができなくなる恐れがあります。特に以下のサービスが利用できなくなるため注意が必要です。
- e-Tax(電子確定申告)
- マイナポータルを活用した行政手続き
- オンラインバンキングの本人確認
- コンビニ交付サービス
電子証明書の有効期限は5年とカードの有効期限(10年)より短いため、更新時期を忘れないようにしましょう。
次世代「個人番号カード」の導入計画
現在、政府はマイナンバーカードに代わる次世代の「個人番号カード」の導入を検討しています。
- カードデザインや記載事項が変更される予定
- 電子証明書の有効期間が10年に延長される
- 2026年以降の導入が予定されている
また、次世代カードが導入された後は、現行カードの電子証明書更新(5年)ではなく、新カードへの移行が推奨される可能性があります。今後の動向に注目しつつ、ご自身の証明書の更新期限を忘れずにチェックしましょう。
マイナンバーカードの更新手続きの流れ
写真不要の場合
写真不要で更新する場合の手続きは以下の通りです。
-
- 市区町村からの「有効期限通知書」を確認
- 必要書類(マイナンバーカード、本人確認書類など)を準備
- 市区町村の窓口で更新手続きを実施
- 新しい有効期限が設定されたカードを受け取る
写真が必要な場合
写真が必要な場合は、以下の手順で更新手続きを行います。
- 最新の顔写真を準備(サイズ:縦4.5cm×横3.5cm)
- 申請書類を市区町村窓口に提出
- 本人確認を受ける
- 後日、新しいカードを受け取る
まとめ
マイナンバーカードの更新では、写真が不要なケースと必要なケースがあることを解説しました。
- 通常の更新(有効期限内)では写真不要
- 氏名変更や紛失・再発行の場合は写真が必要
- 電子証明書の更新も写真不要
また、電子証明書の更新を忘れると、マイナンバーカードの機能が制限されるため要注意。さらに、2026年以降には「次世代個人番号カード」が導入される予定であり、制度変更の影響も考慮しておく必要があります。
マイナンバーカードを最大限に活用するために、更新時期をしっかり把握し、適切なタイミングで手続きを行いましょう。
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