スマホを買い替えずに海外データ通信をもっとスマートに──eSIMはそんな願いを叶える次世代の仕組みです。
しかし「自分の端末は対応しているの?」「設定は難しいの?」と不安を感じる人も多いはず。本記事ではiPhone・Android主要機種の対応状況と、確認・設定のコツを画像付きでわかりやすく紹介します。
最後まで読めば、eSIMチェックからプロファイル追加まで自力でできるようになります。
iPhoneのeSIM対応モデル一覧
iPhoneでeSIMが使える世代とラインアップ
Appleは比較的早い段階からeSIMを採用しています。
国内版で正式対応するのはiPhone XR/XS以降の全モデル。最新のiPhone 15シリーズはnanoSIMを廃し「eSIM×2」構成も選択可能です。
また旧モデルを中古で購入する際は「キャリア購入品かつSIMロック解除済み」を選ぶとスムーズに設定できます。
iPhoneでeSIM対応を確認する方法
設定アプリを開き「モバイル通信」→「通信プランを追加」と進みます。
ここでeSIMの追加ボタンが表示されれば対応端末です。表示がない場合はiOSを最新にアップデート後、再度確認してください。
AndroidのeSIM対応モデル一覧
Google Pixelシリーズ
PixelではPixel 4以降がeSIMを搭載。最新のPixel 8/8 ProはデュアルeSIM機能で2回線同時待受けが可能です。
なお国内キャリア版より「Googleストア版」がBand対応が広く、海外でも安定します。
Samsung Galaxyシリーズ
GalaxyはGalaxy S23世代以降で国内モデルもeSIMに対応しました。設定は「設定」→「接続」→「SIMマネージャー」で行えます。
国内主要メーカー(Sony・Sharpほか)
国内AndroidではXperia 10 IV/1 IV、AQUOS sense7などがeSIM対応。
購入時は型番末尾に「eSIM対応」と明記されているかをチェックしましょう。
eSIM対応を見分ける3つのチェック方法
端末設定メニューで確認
もっとも手軽なのは「設定」→「SIMカード」や「モバイルネットワーク」でeSIMという表記があるかを見る方法です。
スクリーンショット付き取扱説明書がメーカーサイトに公開されている場合もあります。
キャリア・メーカー公式サイトで確認
NTTドコモ、au、ソフトバンクはそれぞれ「eSIM対応端末一覧」を公開しています。
またSIMフリー端末はメーカー公式ページの「仕様」欄に「eSIM:対応」の記載があるかを確認しましょう。
製品パッケージ・箱のラベルをチェック
店頭購入時は箱の側面に「eSIM対応」や「Dual SIM(eSIM+nanoSIM)」といった表記があるかを確認すると確実です。
中古端末なら販売店のスペックシートを必ず確認しましょう。
eSIM設定前に準備すべきこと
OSとキャリア設定のアップデート
最新OSにすることでeSIM機能の不具合やAPNリスト不足を防げます。
iPhoneは「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」、Androidは「設定」→「システム」→「システムアップデート」で確認を。
SIMロック解除とネットワーク対応
キャリア版端末はSIMロック解除を済ませておく必要があります。
また海外で使う場合は渡航先キャリアの周波数Bandに端末が対応しているかも要確認です。
Wi-Fi環境とバックアップ確保
eSIMプロファイルのダウンロードにはインターネット接続が必須。
安定したWi-Fi環境で設定を行い、QRコードメールを削除しないようバックアップしておくと安心です。
実際にeSIMを追加する手順
QRコードでのかんたん設定
①「通信プランを追加」をタップ
②カメラが起動したらQRコードを読み取る
③プロファイルが自動ダウンロード → 完了通知が出れば接続OK
手動入力(SM-DP+・アクティベーションコード)
QRコードが使えない場合は販売元から届くSM-DP+アドレスとアクティベーションコードを手動入力する方法もあります。
設定画面の「詳細オプション」から入力します。
プロファイル管理と切り替え
eSIMは複数プロファイルを保存可能ですが、同時に有効化できるのは2〜3回線が上限です。
不要になったプロファイルは無効化しておくと誤請求を防げます。
まとめ
eSIMはiPhone XR以降やPixel 4以降を中心に対応端末が急増しています。
設定前に端末の対応可否を確認し、OSアップデートとSIMロック解除を済ませれば、QRコード読み取りだけで数分で開通可能。
この記事を参考に対応チェックから設定まで進め、海外通信をスマートに楽しみましょう。
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