スライド作成をAIで爆速化!Googleスライド・PowerPointで使えるプロンプト集

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「明日までにスライド作らないといけないのに、1枚目すら進まない…」「文章はあるのに、スライドの構成に落とし込むのがしんどい…」そんなモヤモヤを抱えたまま、深夜までPowerPointやGoogleスライドとにらめっこしていませんか。

最近はChatGPTやNotebookLMなどの生成AIをうまく使うことで、スライド作成の“最初の山”を一気に越えることができるようになりました。ただ、「AIに何と言えば良いか分からない」「プロンプト(指示文)が思いつかない」という理由で、うまく活用しきれていない人も多いはずです。

そこでこの記事では、Googleスライド・PowerPointでそのまま使える具体的なプロンプト集をテーマ別にまとめました。アウトライン作成、1枚ごとのスライド案、図解のアイデア、発表者メモ、デザインの方針など、よくあるシーンごとに即コピペで試せる形にしています。

読み終わるころには、「まずAIで叩き台を作ってから、自分で仕上げる」という流れがはっきりイメージできるはずです。スライド作成を少しでも爆速化したい方は、気になるプロンプトからぜひ試してみてください。

AIでスライド作成を爆速化する基本ステップ

まずは「ゴール」「対象」「時間」をセットで伝える

AIにスライド作成を手伝ってもらうとき、いきなり「スライド作って」とお願いするのはNGです。大切なのは、最初にゴール・対象・時間の3点セットを伝えることです。

・ゴール例:社内メンバーに新サービスの概要を理解してもらう
・対象例:ITに詳しくない営業メンバー向け
・時間例:30分の勉強会、スライドは10枚前後

この3つを伝えたうえで、「アウトラインを作って」「1枚ごとの内容を出して」と依頼すると、実務でそのまま使いやすい構成が返ってきます。プロンプトの最初に、この3要素を書き込むクセをつけておくと、AI活用の質がグッと上がります。

AIに任せるのは「叩き台づくり」、最終調整は自分で

AIでスライド作成を爆速化するといっても、すべてを丸投げすると「誰の言葉かわからない、刺さらないスライド」になりがちです。おすすめは、AI=叩き台作成係、自分=編集長、という役割分担です。

アウトラインやスライド案はAIにどんどん出してもらい、「このスライドはいらない」「ここは入れ替えたい」といった判断は自分で行うイメージです。これだけでも、ゼロから手を動かすより作業時間が半分以下になることも珍しくありません。

NotebookLMとChatGPTをどう使い分けるか

手元に資料がたくさんある場合はNotebookLM、アイデア出しや言い換えに強いのはChatGPT、というざっくりした使い分けを覚えておくと便利です。

・既存資料をもとにした勉強会スライド → NotebookLMにPDFやテキストを読み込ませて構成案を作成
・ゼロから企画するセミナー資料 → ChatGPTにテーマや目的を渡してアウトライン案を出してもらう

どちらのAIでも、これから紹介するプロンプトはほぼそのまま使えるので、「自分がよく使うほう」にコピペして試してみてください。

アウトライン(目次)づくりに使えるプロンプト

基本の「アウトライン作成」プロンプト

まずは、プレゼン全体の骨組みを一気に作るための基本プロンプトです。テーマと前提条件を書き換えて、そのまま使えます。

プロンプト例①:基本アウトライン
「テーマ『□□□』について社内勉強会用のスライドを作りたいです。
・対象:△△部門のメンバー(専門知識はあまりない)
・時間:30分
・スライド枚数:10枚前後
この条件で、導入・本編・まとめの3部構成になるように、スライドのアウトライン案を作ってください。
各スライドについて、『スライド番号』『タイトル案』『一言説明』を出してください。」

このプロンプトで、「どんな流れで話すか」が一気に見えるようになります。まずはここからスタートすると、スライド作成のスタートで迷う時間を大きく減らせます。

「聞き手別」のアウトラインを作らせるプロンプト

同じテーマでも、経営層向けと現場向けではスライド構成が変わります。AIにターゲット違いのアウトラインを作らせることで、伝え方の比較が簡単にできます。

プロンプト例②:対象別アウトライン比較
「テーマ『□□□』について、2種類のアウトラインを作ってください。
A:経営層向け(10分、5枚程度)
B:現場メンバー向け(30分、10枚程度)
それぞれについて、『スライド番号』『タイトル案』『狙い(聞き手に何を理解してほしいか)』を表形式で出してください。」

このように依頼すると、「Aは全体像と意思決定に必要なポイント寄り」「Bは手順や実務寄り」といった違いがはっきりと見えてきます。

時間や枚数を変えた「リライト構成」をお願いするプロンプト

プレゼン当日が近づいてから「やっぱり時間が15分に短縮された」なんてこともよくあります。そんなときは、既存アウトラインをベースに短縮版・拡張版をAIに作ってもらいましょう。

プロンプト例③:短縮・拡張アウトライン
「以下のアウトラインをもとに、時間10分・スライド5枚に短縮した構成案を作り直してください。
・どのスライドを削るか
・どのスライドを統合するか
・それぞれの新しいスライドタイトル
を一覧で出してください。
(ここに今のアウトラインを貼り付ける)」

このような「今あるものを前提にした再構成」は、特にNotebookLMと相性が良い使い方です。

1枚ごとのスライド案を作るプロンプト

タイトル・箇条書き・話すポイントをまとめて出す

アウトラインが固まったら、次は各スライドの中身です。ここをゼロから考えるのは大変なので、AIに一度フルセットで出してもらい、あとから削る前提で使うのがおすすめです。

プロンプト例④:スライド1枚ごとの内容生成
「以下のアウトラインをもとに、スライド1枚ごとに内容案を作ってください。各スライドについて、
1. スライドタイトル(20文字以内)
2. 箇条書きの内容(3〜4項目、1行は30文字以内)
3. 発表者メモ(話すときのポイントを2〜3文)
を出してください。
スライド番号ごとにまとめてください。
(ここにアウトラインを貼り付ける)」

この形で作っておくと、タイトルと箇条書きだけをGoogleスライド/PowerPointにコピペし、「発表者メモ」は自分用の発言メモとして使えます。

文字数制限を指定して「スライド映え」させるプロンプト

AIが出してくる文章は、そのままだと長すぎてスライドに入りきらないことがあります。最初から文字数や行数の制約を伝えることで、「スライド向けの短い文章」を出させましょう。

プロンプト例⑤:文字数制限付きスライド案
「以下のスライド案を、スライドに載せられるよう短く整理してください。
・各スライドの箇条書きは最大3行まで
・1行は30文字以内
・難しい言葉は避けて、中学生でも分かる表現に
スライド番号ごとに、タイトルと箇条書きだけを出してください。
(ここに長めのスライド案を貼り付ける)」

これだけで、「Wordっぽい長文スライド」から「一目で伝わるスライド」に近づけられます。

話す順番やストーリー性を補強するプロンプト

スライド作成では、1枚ごとの内容だけでなく、前後のつながりも重要です。ここもAIにチェックさせることができます。

プロンプト例⑥:ストーリー性チェック
「以下のスライドタイトル一覧について、
・話の流れとして不自然なところ
・入れ替えたほうが良いスライド
・追加したほうが良いスライド案(あれば)
を指摘し、修正版のスライド順とタイトル案を出してください。
(ここにスライドタイトル一覧を貼り付ける)」

自分では気づかなかった「抜けている1枚」「順番を変えたほうがよい部分」が見えてきます。

図解・画像・デザインのアイデアを出すプロンプト

テキストから「図にすべきポイント」を抽出させる

スライドの説得力を高めるには、図解が欠かせません。ただ、「どこを図にすればいいか」が分からないことも多いですよね。AIに「図に向いている部分」を教えてもらいましょう。

プロンプト例⑦:図解候補の抽出
「以下のスライド案の中から、図やイラストで表現したほうが分かりやすい部分を抽出してください。
・どのスライドか(番号)
・どの内容を図にするのか
・図の種類のアイデア(例:フローチャート、比較表、ピラミッド図など)
・図の構造の簡単な説明
を一覧で出してください。
(ここにスライド案を貼り付ける)」

これを参考に、自分でPowerPointやGoogleスライド上で図を作ればOKです。AIに「構造だけ」考えさせるイメージです。

具体的な図の構成まで書いてもらうプロンプト

もう一歩踏み込んで、図の中身(要素・配置)まで説明させることもできます。

プロンプト例⑧:図の構造設計
「スライド3の内容を、3ステップのフローチャートとして図解したいです。
・各ステップの名前(短いラベル)
・それぞれに書く説明文(20文字以内)
・矢印の流れ(どこからどこへ)
を具体的に出してください。
スライド3の内容は以下です。
(ここにスライド3の内容を貼り付ける)」

これを見ながら図を作れば、「それっぽい雰囲気」ではなく、意味のある図解に近づけます。

全体のデザイン方針だけAIに相談するプロンプト

デザインそのものはテンプレートに任せるとしても、「どんな雰囲気にすべきか」をAIに相談するとヒントが得られます。

プロンプト例⑨:デザイン方針の相談
「以下のプレゼンの概要をもとに、スライド全体のデザイン方針を提案してください。
・色のトーン(どんな色を基調にするか)
・フォントの雰囲気(カジュアル/堅めなど)
・図や写真を使うべきスライドの特徴
・避けたほうがよいデザインの例
プレゼンの概要:□□□(ここに概要を記入)」

この提案をヒントに、GoogleスライドやPowerPointのテーマを選べば、全体の印象がまとまりやすくなります。

発表者メモ・Q&A・リハーサルに効くプロンプト

話すときの台本(発表者メモ)を作るプロンプト

スライド本文は短く、説明は口頭で補うのが理想です。AIに発表者メモを作ってもらえば、読み上げ用の台本としても使えます。

プロンプト例⑩:発表者メモの生成
「以下のスライドタイトルと箇条書きについて、話すときのメモを作ってください。
・1枚につき3〜5文程度
・難しい言葉は避け、口頭で話しやすい表現に
・聞き手にメリットが伝わるように
スライドごとに『スライド番号』『発表者メモ』の形式で出してください。
(ここにスライドタイトルと箇条書きを貼り付ける)」

これを読みながら話せば、スライドに文字を詰め込まなくても安心してプレゼンできます。

想定質問と回答例をまとめて出すプロンプト

リハーサルでは、想定される質問と回答を準備しておくとかなり安心です。ここはChatGPTが特に得意な領域です。

プロンプト例⑪:想定Q&Aの作成
「以下のプレゼン内容を聞いた参加者から出そうな質問を10個と、それぞれの回答例を作ってください。
・質問は参加者の立場から自然なものに
・回答は1〜3文で簡潔に
プレゼン内容の概要:
(ここにプレゼンの概要やアウトラインを貼り付ける)」

このQ&Aを読み込んでおくだけで、質疑応答の不安がかなり和らぎます。

全体を通しての「改善ポイント」を聞くプロンプト

最後の仕上げとして、AIに全体レビューをお願いするのもおすすめです。

プロンプト例⑫:プレゼン全体のレビュー
「以下のスライドタイトル一覧と簡単な内容をもとに、
・聞き手が途中で飽きそうなポイント
・情報量が多すぎる/少なすぎる箇所
・削ったほうがよいスライド案
を指摘してください。あわせて、改善提案もお願いします。
(ここにスライド一覧を貼り付ける)」

自分だけでは気づきにくい「聞き手視点」での改善ポイントを教えてもらえます。

まとめ:AIプロンプトをテンプレ化して、スライド作成を「作業」から「編集」に変えよう

今回は、Googleスライド・PowerPointでそのまま使えるAIプロンプト集として、アウトライン作成、スライド案、図解アイデア、発表者メモ、Q&Aまで、一連の流れをカバーする例を紹介しました。

ポイントは、AIに丸投げするのではなく、「叩き台づくり」を任せ、自分は編集長に専念することです。最初にゴール・対象・時間を伝え、AIに構成と内容を出してもらい、それを自分の言葉や現場感覚で整えていく。これだけで、スライド作成は「1から作る作業」から「既にあるものを磨く編集」に変わります。

この記事で紹介したプロンプトの中から、まずは1〜2個だけでもコピーして試してみてください。気に入ったものは自分用のプロンプトテンプレとしてメモしておき、案件ごとに少しずつカスタマイズしていけば、スライド作成のスピードとクオリティは確実に上がっていきます。

次のプレゼン準備から、ぜひAIを「スライド作成の相棒」として取り入れてみてください。作業時間を短縮して、その分「何を伝えるか」を考える時間に投資できるはずです。

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