「機内でスマホが充電できるかどうか」って、出発前にけっこう気になりませんか?
わたしも毎回そう思います。乗る前に満充電にしておいても、移動の前後で使いすぎて50%を切っていることなんてよくある話で。
特に出張のときは、フライト中にメールチェックや資料確認をしたいので、「着いたらバッテリー残量ゼロ」は正直シャレにならないんですよね。
そんなわたしが先日、JALの767型機クラスJに搭乗する機会がありました。あらかじめ「USB電源がある」とは聞いていたんですが、実際のところどうなのか、自分の目で確かめてきました。
結論から言うと、ACコンセント(100V電源)はなく、Type-AとType-CのUSBポートのみです。ただ、使い方を知っておけば必要十分。むしろ「こういうことを知っておけばよかった」という気づきがいくつもありました。
この記事では、実際に乗って確認したことをそのまま書いています。「767のクラスJって電源あるの?」と検索しているあなたに、乗る前に知っておいてほしいことをぜんぶ詰め込みました。
JAL 767型機クラスJの電源、まず結論から言います
ACコンセントはない。これが大前提
最初に正直に言います。
JAL 767型機のクラスJには、ACコンセント(家庭用と同じ100Vのコンセント口)はありません。
「ノートPCをそのまま充電したい」「ACアダプターを挿したい」という方には残念なお知らせです。これはA350型機や787型機とは異なるポイントで、767ならではの制約と思っておいてください。
わたし自身、事前にそこをしっかり確認していなかったので、フライト当日に「あれ、コンセントないじゃん」と少し焦りました。同じ経験をしている人、けっこういると思うんですよね。
あるのはType-AとType-CのUSBポート
一方で、ちゃんとあったのがUSBポートです。
具体的には以下の2種類が1口ずつ装備されていました。
- USB Type-A(いわゆる従来の横長タイプ)
- USB Type-C(最近のスマホやPCでおなじみの楕円形タイプ)
この2ポートが、アームレスト(肘掛け)の前方部分に一体化したユニットとして埋め込まれています。
スマホ充電が主な用途であれば、Type-CケーブルかType-Aケーブルさえ持っていれば対応可能です。わたしはType-Cケーブルを持ち込んでいたので問題なく使えました。
クラスJは1座席に1ユニット、これはうれしい
普通席だと「2席で1ユニット」とか「3席で2ユニット」という共用設計になっているケースがあります。
でもクラスJは1座席に1ユニット。ポートを隣の人と取り合う必要がありません。
これ、地味に大事だと思っています。隣席との距離感を気にしながら充電ケーブルを使うのって、なんかちょっとストレスじゃないですか。その点、クラスJであれば自分専用のポートが確約されているので気楽に使えます。
実際に使ってみた。USB電源の場所と使い心地
ポートはアームレスト前方、少し探すかもしれない
着席してすぐに充電しようとしたんですが、最初ちょっとポートの場所がわからなかったです。
場所はアームレスト(肘掛け)の前方側、座席のほうを向いた面にあります。上から見るとわかりにくく、少し体を傾けて覗き込むような感じで見つけました。慣れれば一発ですが、初搭乗だとちょっと迷うかもしれません。
ユニットには上段にType-A、下段にType-Cが並んでいる形状でした。差し込み口自体はしっかりとした作りで、ケーブルがぐらつくような印象はありませんでした。
クラスJのUSBポートはアームレスト前方(座席側の面)に設置。上段:Type-A、下段:Type-C。着席後すぐには見えにくいので、アームレストの内側を確認してみてください。
充電速度は「急速」ではないが、実用的には十分
充電速度については、正直「超高速!」とは言えません。
わたしが試したのはiPhoneとAnkerのモバイルバッテリーへの補充電。フライト時間は約1時間40分ほどでしたが、iPhoneは約30〜35%充電されました。機内での使用(ブラウザ閲覧や動画視聴)をしながらなので、まあ上出来な数字だと思います。
ただし注意点として、Type-Cポートは高出力対応とされていますが、PD(Power Delivery)急速充電には対応していないようでした。少なくともわたしのケーブルと環境では急速充電表示は出ませんでした。
長距離フライであれば十分ですが、1時間前後の短距離路線だと「満充電まで回復する」とは期待しないほうが無難です。
モバイルバッテリーとの併用が最強の答え
結局これが一番ストレスフリーでした。
搭乗前にモバイルバッテリーをフル充電しておく。機内ではスマホをUSBポートにつなぎながら使う。モバイルバッテリーはバックアップとして持つ。この三段構えがベストだと実感しました。
ちなみに機内へのモバイルバッテリー持ち込みは、100Wh以下であれば機内持ち込みOK(預け入れ不可、手荷物のみ)です。一般的な10,000mAhクラスのバッテリーはほぼ該当するので安心してください。
搭乗前にスマホ・モバイルバッテリーをフル充電 → 機内では767のUSBポートを使いながら消費を抑える → 着陸後もバッテリー残量に余裕を持たせる。この順番で動けば完璧です。
767クラスJの電源が「絶大な安心感」になる理由
「あるかどうか」を気にしなくていい安心感
以前のJAL 767型機には電源自体がありませんでした。
2019年6月よりボーイング767-300型機への順次導入が始まり、現在はクラスJの全席にUSBポートが設置済みです。
「この便の機体って電源ついてる?」と毎回ドキドキする必要がなくなりました。この「確実にある」という安心感、地味に大きいんですよね。
出張族の人や、スマホやタブレットを機内で酷使する人にとって、これは搭乗前の精神的余裕に直結します。「最悪でも少しは充電できる」と思えるだけで、フライトへの気持ちの持ちようが変わります。
クラスJに乗る価値がまた一つ増えた
クラスJの魅力といえば、広いシート・大きなリクライニング・静かな客室環境などが定番ですが、電源がしっかり使えるというのは現代のビジネスパーソンには特に刺さるポイントだと思います。
普通席との差額はわずか1,000円(当日アップグレード、路線によって異なる)。その1,000円で専用USBポートまで使えるなら、コスパは相当良いと感じます。
特に羽田〜福岡や羽田〜那覇のような2時間前後のフライトだと、充電しながら過ごせるかどうかで到着後の行動力が変わってきます。仕事ツールとして飛行機を使っているなら、クラスJを選ぶ理由がまた一つ増えた、という感覚です。
電源が「あって当然」の時代になってきた
ちょっと視野を広げると、A350型機や787型機では全席にACコンセントとUSBポートが設置されています。
767型機はそこまでは至っていませんが、USBポートの搭載によって「電源が使えるかどうかという不安」から解放される水準には到達しました。
スマホ充電がメインユースなら、今の767クラスJで困ることはほぼないと思っていい。正直、そのくらいのレベル感です。
乗る前に知っておきたい注意点と持ち物チェック
Type-Cケーブルをかならずキャリーバッグではなくポケットに入れる
これ、わたしがやらかしたやつです。
ケーブルをスーツケースに入れて預け入れしてしまうと、機内では手元にないので当然使えません。充電ケーブルは必ず機内持ち込みバッグの取り出しやすい場所に入れておきましょう。
特にType-Cケーブルは最近のスマホのほとんどに対応していますし、クラスJのポートにも合います。1本あれば確実なので、搭乗前日に荷物に入っているか確認する習慣をつけると安心です。
充電ケーブルを預け入れ荷物に入れないこと。機内では使えなくなります。手荷物の外ポケットなどに必ず入れておきましょう。
ノートPCを充電したいならA350・787型機一択
繰り返しになりますが、767型機にはACコンセントがありません。
ノートPCをAC電源で使いたい、フル充電したいという場合は、A350型機や787型機が就航している路線を選ぶ必要があります。主要幹線(羽田〜新千歳・伊丹・福岡・那覇)には両方の機材が投入されています。
ただし、どの便にどの機材が使われるかは予約時点では変動することがあります。JALの公式サイトで機材情報を確認してから予約するのが確実です。
USB-PD対応充電器があるとType-Cをより活用できる
機体側のType-Cポートは「より高出力での充電に対応」とJALが公表していますが、接続するケーブルや機器側の対応状況によって実際の出力は変わります。
手元のデバイスをより速く充電したいなら、USB-PD(Power Delivery)対応のケーブルと受電機器の組み合わせで試してみてください。ただし完全な急速充電(20W以上)は機体の仕様上、期待しないほうが無難です。
| 電源タイプ | JAL 767 クラスJ | JAL A350 クラスJ |
|---|---|---|
| ACコンセント(100V) | なし | あり |
| USB Type-A | あり(1口) | あり |
| USB Type-C | あり(1口) | あり |
| 1席あたりのユニット数 | 1ユニット | 1ユニット |
| ポートの位置 | アームレスト前方 | 座席側面 |
どんな人に767クラスJの電源は「使える」のか
スマホ中心の出張族には間違いなくおすすめ
出張で飛行機を使い、機内でメールチェック・Slack確認・地図ナビを使う人。この層には767クラスJのUSBポートは十分実用的です。
スマホ1台を充電しながら使うのであれば、フライト時間が1時間半〜2時間でもしっかり減りを抑えられます。わたしは実際にSlackと資料確認をしながら使っていましたが、着陸時のバッテリー残量は搭乗時からほぼ変わっていませんでした。
「減らない」というのが正直な感想です。充電が追いついている状態。これだけで「乗ってよかった」と感じました。
旅行でカメラやタブレットを使う人はモバイルバッテリー必須
カメラの充電やタブレットを高負荷で使い続ける場合は、USB1ポートだけでは厳しいこともあります。
この場合はUSBポートをモバイルバッテリーへの補充電に使いながら、メイン機器はモバイルバッテリー経由で充電するという「2段階充電」の作戦が有効です。
機体のポートとモバイルバッテリーを組み合わせれば、実質的な充電能力はかなり高まります。荷物が少し増えますが、電源不足でのストレスがゼロになります。
JAL修行(JGC取得を目的とした集中搭乗)中の人にも安心
JALのJGC(JGCカード=上級会員資格)取得のために短期間に集中して搭乗する「修行」をしている方にも、この情報は役に立つと思います。
修行では複数便を乗り継いで飛ぶことも多く、移動中のバッテリー管理は死活問題です。767型機クラスJにUSBポートがあると知っておくだけで、充電計画が立てやすくなります。
クラスJへのアップグレードはFOP(フライオンポイント)の積算効率を高めるうえでも有効な選択肢。電源があるなら積極的に使う理由がまた一つ加わりますね。
- 出張でスマホをフル活用する人
- フライト中にSlack・メール・資料確認をする人
- JAL修行中でクラスJアップグレードを検討している人
- モバイルバッテリーとの組み合わせで最適化したい人
まとめ
JAL 767型機クラスJの電源について、実際に乗って確認したことをまとめました。
最大のポイントはACコンセントはなく、USB Type-AとType-Cのポートのみという点です。ノートPCをAC電源で使いたい場合はA350や787型機の路線を選ぶ必要があります。
ただし、スマホの充電や軽いタブレット作業であれば1座席に1ユニットのUSBポートで十分実用的。わたし自身、フライト中に使いながらもほぼバッテリーが減らない体験ができました。
モバイルバッテリーとの併用が最強の組み合わせです。充電ケーブルを機内持ち込みバッグに忘れずに入れて、快適なフライトを楽しんでください。
「767のクラスJを予約したけど電源どうなの?」と不安だったあなたの参考になれば、うれしいです。

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