e-Taxで確定申告をやってみたいけれど、「何から準備すればいいの?」「途中でエラーが出たら詰みそう…」と不安になりますよね。実は、つまずく原因の多くは操作の難しさではなく、事前準備が足りないまま入力を始めてしまうことです。必要な書類や環境がそろっていないと、入力途中で止まり、時間だけが溶けてしまいます。
そこでこの記事では、初心者でも迷わないようにe-Taxの事前準備チェックリストを「環境」「アカウント」「書類」「データ整理」「最終確認」の5つに分けて、やさしく整理しました。先に準備を終えておけば、申告作業は驚くほどスムーズになります。読み終わるころには「これなら自分でもできそう」と感じられるはずです。
e-Tax準備の全体像を先に把握しよう
まずは「申告方法」を決めるのが近道
準備の第一歩は、e-Taxをスマホでやるか、パソコンでやるかを決めることです。ここが曖昧だと、必要なものが変わってしまい、二度手間になります。
たとえばスマホ中心なら、マイナンバーカードの読み取り(NFC)と対応スマホが重要です。一方パソコン中心なら、ICカードリーダーが必要になるケースがあります。
おすすめは「普段使いの端末」で完結させることです。会社員で書類の写真を撮って添付するならスマホがラクですし、細かい入力を落ち着いてやりたいならパソコンが向きます。
「マイナンバーカード方式」か「ID・パスワード方式」か
e-Taxには大きく分けてマイナンバーカード方式とID・パスワード方式があります。どちらを選ぶかで、準備物と手順が変わります。
マイナンバーカード方式は、本人確認が強く、今後も主流になりやすい方法です。ただしカードと暗証番号が必須です。ID・パスワード方式は比較的手軽ですが、利用条件や手続きが絡むこともあります。
迷う場合は「カードは持っている?暗証番号が分かる?」を基準に選びましょう。カードがあり暗証番号も管理できているなら、カード方式が安心です。
準備が整うと「入力時間」が半分になる理由
準備を先に終えると、申告入力の時間が大きく短縮されます。なぜなら、入力中に「番号が分からない」「書類がない」「アプリが入ってない」といった中断が起きないからです。
e-Taxは入力フォームが多く見えますが、落ち着いて進めれば難しくありません。詰まるポイントは、実は操作ではなく素材(書類・情報・設定)が不足していることです。
この記事のチェックリストを上から潰していけば、「途中で止まらない状態」を作れます。これだけで心理的ハードルが一気に下がります。
端末・環境の準備チェックリスト
スマホでやるなら「対応機種」とアプリを確認
スマホでe-Taxを進めるなら、まずNFC対応かどうかを確認しましょう。マイナンバーカードを読み取れない機種だと、途中で詰まります。
次に必要になりやすいのが、マイナンバーカードの読み取りに関連するアプリです。インストールしても、OSのバージョンが古いと動作が不安定なことがあります。
おすすめは、申告を始める前に「カードが読み取れるか」だけでもテストすることです。読み取りが成功するだけで、当日の不安がかなり減ります。
パソコン利用ならブラウザと推奨環境を整える
パソコンで申告する場合は、まず推奨ブラウザで開けるかを確認します。古いブラウザや、拡張機能が多い環境だと表示が崩れることがあります。
また、会社支給PCはセキュリティ制限で動かないケースがあるので注意です。できれば自宅のPCを使い、通信が安定した環境で進めると安心です。
入力途中で固まるのが怖い人は、ブラウザの不要タブを閉じ、バックグラウンドの重いアプリを止めてから開始するとスムーズです。
ICカードリーダーが必要になるケースを整理
パソコンでマイナンバーカードを使う場合、環境によってはICカードリーダーが必要になります。ここは「パソコンにカードを読ませる手段があるか」で決まります。
スマホがカード読み取りに対応しているなら、スマホを使って本人確認し、パソコンで入力するという進め方もできます。これができると、カードリーダーを買わずに済む場合があります。
不安な場合は「スマホでカードが読める」状態を作っておくのが保険になります。準備コストを最小にしつつ、詰まりポイントを減らせます。
アカウント・本人確認まわりの準備
利用者識別番号とログイン情報の整理
e-Taxで必要になりやすいのが利用者識別番号です。過去に一度でも登録した人は、すでに番号が発行されていることがあります。
「前にやった気がするけど覚えてない」という場合、入力中にここで止まりがちです。申告開始前に、番号やログインに必要な情報がどこにあるかを確認しておきましょう。
紙にメモするのが不安なら、パスワード管理アプリや安全なメモに保管するのも手です。大事なのは「探さなくていい状態」にしておくことです。
マイナンバーカードの暗証番号を必ず確認
マイナンバーカード方式で最大の落とし穴は、暗証番号が分からない問題です。入力中にロックがかかると、手続きが一気に面倒になります。
暗証番号は種類が複数あり、用途によって求められる番号が違うことがあります。ここは「カードを読み取る前に確認しておく」のが鉄則です。
もし自信がないなら、申告日とは別日に一度だけカード読み取りを試し、暗証番号が通るかチェックしておきましょう。これができると当日の安心感が段違いです。
メールアドレス・電話番号など連絡先も整える
見落としがちですが、e-Taxでは通知確認のために連絡先情報が重要です。還付の進捗や受付結果を確認するとき、メールがあると便利です。
特に「送信できたと思ったのに不安」という人は、受付結果の確認までをセットで考えると安心です。準備段階で連絡先を最新にしておくと、迷いが減ります。
あわせて、迷惑メール設定でブロックされないようにしておくと、後から「届いてない!」となりにくいです。
書類と数字の準備チェックリスト
会社員が最優先で用意すべき3点セット
会社員の確定申告でまず必要になりやすいのは、源泉徴収票です。給与所得の入力のベースになります。
次に、控除を受ける人は控除証明書(生命保険料控除や地震保険料控除など)を用意します。そして医療費控除をやるなら、医療費の合計が分かる資料が必要です。
この3点がそろうだけで、入力が止まる確率は大きく下がります。まずはここを最優先で集めてください。
医療費控除・ふるさと納税など追加書類の集め方
医療費控除は、領収書を全部並べるよりも、まず年間合計が出せる状態を作るのがコツです。家族分が混ざる場合は、誰が払ったかも整理しておきましょう。
ふるさと納税は、ワンストップ特例を使ったかどうかで必要書類が変わります。確定申告に回すなら、寄付先ごとの情報が分かる資料をまとめておくと入力が楽になります。
「対象か分からない」人は、まず控除候補を箇条書きにして、該当する書類だけ集めると混乱しません。
還付金を受け取る口座情報を準備する
見落とすと地味に困るのが、還付金の振込口座です。入力の終盤で求められ、「通帳どこだっけ?」となりがちです。
口座番号や支店番号が分かるものを、申告する場所の近くに用意しておきましょう。ネット銀行の場合も、アプリで確認できます。
ここがスムーズだと最後まで一気に走り切れます。準備は地味ですが、完走率を上げる重要ポイントです。
入力前の最終チェックと失敗しない段取り
書類は「写真」か「PDF」か、保存ルールを決める
申告中にバタバタしないために、書類は最初に保存ルールを決めておくのがコツです。スマホなら写真で統一、パソコンならPDFで統一、のように決めると迷いません。
ファイル名も「源泉徴収票_2025」「医療費_合計」など、後で見返せる形にしておくと安心です。探す時間が減り、入力に集中できます。
特にスマホは画像が埋もれがちなので、専用フォルダを作るだけでストレスが激減します。
作業時間は「分割」すると失敗しにくい
e-Taxが不安な人ほど、1回で全部終わらせようとして疲れてミスをします。おすすめは、作業を準備日と申告日に分けることです。
準備日は「書類集め」「カード読み取りテスト」「口座確認」だけ。申告日は「入力と送信」だけ。これだけで集中力が保てます。
時間が取りにくい人は、30分単位で区切って進めましょう。段取りができると、不安はかなり小さくなります。
送信前に確認すべき“3つの最後の壁”
最後に、送信直前で止まらないためのチェックです。壁になりやすいのは、暗証番号、添付データ、ネット環境の3つです。
暗証番号は「合っている自信がある」状態にする。添付は「どのファイルを出すか決めてある」状態にする。ネットは「安定した回線」へ切り替える。
この3つを押さえるだけで、送信前のドキドキがぐっと減ります。最後は深呼吸して、落ち着いて送信しましょう。
まとめ
e-Taxの不安は、操作そのものより事前準備が足りないことから生まれがちです。まず「スマホかPCか」「マイナンバーカード方式か」を決め、端末環境と本人確認(暗証番号・識別番号)を整えましょう。次に、源泉徴収票を中心に控除書類や口座情報をそろえ、書類の保存ルールを決めておくと入力が止まりません。準備日と申告日を分ける段取りも効果的です。チェックリスト通りに進めれば、初めてでも落ち着いてe-Taxを完走できます。

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