NotebookLMでスライド作成を自動化!厳選神プロンプト20選

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「スライド作成にいつも時間がかかる」「資料の骨組みを作るところで力尽きてしまう」──そんなお悩みはありませんか。テキストや資料はあるのに、それをスライド構成に落とし込む作業は、意外と頭と時間を使いますよね。

そこで活躍するのが、GoogleのAIノートツールNotebookLMです。日報、企画書、ブログ原稿、議事録などをノートに入れて、うまくプロンプトを投げてあげるだけで、10枚前後のスライド作成用アウトラインを一気に生成できます。叩き台さえできてしまえば、あとはPowerPointやGoogleスライドで肉付けするだけです。

この記事では、NotebookLMを使ってスライド作成をほぼ自動化するための「厳選プロンプト20個」を、シーン別にまとめました。会議資料、社内勉強会、営業提案、レポート報告、ブログネタの資料化まで、すぐにコピー&少し書き換えるだけで使える形にしています。

読み終わるころには、「とりあえずNotebookLMに資料を放り込んで、この記事のプロンプトを順番に投げれば、スライドの骨組みは一気に完成する」という感覚を持てるはずです。スライド作成の時短とクオリティアップを同時に狙いたい方は、ぜひBookmark代わりに使ってください。

NotebookLMでスライド作成を自動化するメリット

手作業のスライド作成と何が違うのか

これまでのスライド作成は、「資料を読む → 要点を抜き出す → ページ構成を考える → 1枚ずつ作る」という流れが基本でした。特に時間がかかるのが、「どんな順番・章立てにするか」を考える部分です。ここがモタつくと、スライド作成全体が重く感じられます。

NotebookLMを使うと、この「構成を考える」部分をほぼ丸ごとAIに任せることができます。ノートに資料を入れて、「この内容を10枚のスライド構成にして」「経営層向けに要約して」とプロンプトを投げるだけで、スライドタイトルと各スライドの箇条書き案がずらっと並んで返ってきます。

人間はその構成案を見ながら、「この順番を入れ替えよう」「ここは1枚にまとめよう」と編集するだけ。ゼロから考えるよりも、圧倒的に早く、しかも抜け漏れの少ない構成に到達しやすくなります。これが、NotebookLMによるスライド作成自動化の一番の違いです。

NotebookLM × スライド作成が向いている資料のタイプ

すべての資料がNotebookLMと相性抜群というわけではありませんが、特に効果が出やすいのは次のようなタイプです。

・テキスト量が多いレポートや報告書
・ブログ記事、コラム、インタビュー原稿
・勉強会のメモや議事録
・社内マニュアルや手順書の素案

逆に、グラフや図が中心の資料は、NotebookLMだけで完全なスライドにはなりません。ただし、グラフの「解説文」や「伝えたいポイント」を抜き出す作業には十分使えます。特性としては、「文章が多い資料ほど構成作業を任せやすい」と覚えておくと良いでしょう。

AIに任せる部分と人間がやるべき部分

NotebookLMにすべてを任せてしまうと、「自分で内容を理解しないままスライドだけができる」という危険もあります。おすすめは、次のように役割分担をはっきりさせることです。

・AIに任せる:構成案づくり、スライドタイトル候補、要点の箇条書き
・人間がやる:重要度の判断、削る/強調するポイントの選定、表現の最終調整

とくに「何を削るか」「何を強調して話すか」は、人間にしかできない判断です。NotebookLMのプロンプト集をうまく使いながら、“構成とたたき台はAI、最後のチューニングは自分”というスタイルを目指すと、ちょうど良いバランスで活用できます。

NotebookLMでスライド作成を始める前の準備

ノート構成:1テーマ1ノートが基本

NotebookLMでスライド作成をするとき、最初に大事なのが「ノートの切り方」です。おすすめは、1つのプレゼンごとに1ノートを作ることです。たとえば、「2025_4Q事業報告_スライド用」「NotebookLM活用勉強会_社内資料」のように、テーマごとにノートを分けます。

1ノートに複数テーマを詰め込むと、NotebookLMにプロンプトを投げたとき、「どの話をまとめてほしいか」が伝わりにくくなります。資料が増えたらノートを分割しても良いので、まずはテーマ単位でノートを作る、というシンプルなルールにしておくのが安心です。

ノートの冒頭には、「このノートは◯◯向けプレゼンのスライド作成に使う」と目的を書いておくと、後から自分が見返したときにも分かりやすくなります。

どの資料をNotebookLMに入れておくべきか

スライド作成前に、NotebookLMノートに入れておきたいのは次の3種類です。

・元となる文章(レポート・ブログ原稿・議事録など)
・参考資料(他社事例、関連ニュース、社内マニュアルなど)
・自分のメモ(話したいポイント、補足情報など)

これらをあらかじめノートに集めておくことで、「このノートの内容をもとにスライド構成を作って」と頼むだけで、NotebookLMが全体を見渡してアウトラインを提案してくれるようになります。資料を分散させたままだと、「あの情報どこにあったっけ…」と探す時間が増えてしまうので、ノートへの一元集約を習慣にしておきましょう。

スライド向けの情報に「変換」してもらうイメージを持つ

NotebookLMは、ノート内の情報をスライド形式に変換するエンジンだと考えると分かりやすいです。つまり、元の文章をそのままコピペするのではなく、「1スライドに収まる量」「見出しと箇条書き」に変換してもらうのが役目です。

このイメージを持っていると、プロンプトの言い回しも自然に変わります。「10枚のスライド構成を作って」「各スライドのタイトルと3〜5個の箇条書きを出して」といった具体的な指定がしやすくなり、NotebookLMから返ってくるアウトラインの質も上がります。

では、ここからいよいよ具体的なプロンプト20選を紹介していきます。まずはどのテーマでも使える基本プロンプトから見ていきましょう。

まず押さえたい基本スライド構成プロンプト7選

全体構成を一気に作るためのプロンプト3つ

まずは、どんな資料にも使える「全体構成系」のプロンプトです。NotebookLMに資料を読み込ませたあと、次のように投げてみてください。

プロンプト1:
「このノートにある内容をもとに、プレゼン用スライド構成のアウトラインを作ってください。全体を10枚前後とし、1枚ごとに『スライドタイトル』と『箇条書き3〜5個』を日本語で出してください。」

プロンプト2:
「このノートの内容を、導入・本編・まとめの3部構成でプレゼン資料にしたいです。各部について、必要なスライドタイトル案と、それぞれの要点を箇条書きで整理してください。」

プロンプト3:
「このノートをもとに、初めて聞く人向けの入門スライドを作りたいです。『聞き手の疑問が自然に解消されていく流れ』になるよう、10枚のスライドタイトルと簡単な説明文を提案してください。」

この3つを試すだけで、「いつものスライド構成」とは違う切り口が出てくるはずです。まずはそのままコピペして投げ、出てきた案を自分の言葉に調整していきましょう。

ターゲット別に言い換えるプロンプト2つ

次に、同じ内容でもターゲット別にスライド構成を変えるためのプロンプトです。

プロンプト4:
「このノートの内容を、経営層向けに説明するスライド構成を作ってください。詳細な説明よりも『意思決定に必要なポイント』に絞り、8枚以内のアウトラインにしてください。」

プロンプト5:
「このノートの内容を、新人社員向けの勉強会スライドにしたいです。専門用語はかんたんな言葉に言い換え、ステップ式で理解できるように、10枚構成のアウトラインを考えてください。」

ターゲットを変えるだけで、強調されるポイントやスライド順が変わります。NotebookLMに「誰に向けたスライドなのか」を必ず伝える習慣をつけると、アウトラインの質が一気に上がります。

時間制約を前提にしたプロンプト2つ

発表時間が決まっているときは、その条件もプロンプトに含めてしまいましょう。

プロンプト6:
「このノートをもとに、10分間で説明するスライド構成を作ってください。スライドは6〜8枚程度とし、1枚あたり話す時間の目安もコメントで添えてください。」

プロンプト7:
「このノートの内容を、30分の社内セミナー用スライドにしたいです。導入5分・本編20分・質疑5分を想定して、それぞれに必要なスライドタイトルと要点を整理してください。」

時間を指定すると、NotebookLMは自然と「どこまで話すべきか」「どこを削るべきか」を意識した構成案を出してくれます。特に、持ち時間がタイトなプレゼンでは、この指定が効いてきます。

シーン別の応用スライドプロンプト10選

社内報告・共有資料向けプロンプト3つ

ここからは、シーン別の応用プロンプトです。まずは社内報告系から。

プロンプト8:
「このノートの内容を、月次報告会で使う『事業報告スライド』にしたいです。売上・トピックス・課題・次月アクションの4章構成で、各章のスライドタイトルと要点を整理してください。」

プロンプト9:
「このノートをもとに、プロジェクトの中間報告スライドを作成したいです。『背景』『これまでの取り組み』『成果』『課題』『今後の方針』の5つに分けて、スライド構成案を提示してください。」

プロンプト10:
「このノートの議事録をもとに、チーム向けの共有スライドを作りたいです。メンバーが『自分ごと』として動けるように、決定事項と各自のアクションにフォーカスした構成案を出してください。」

社内報告スライドは「何が起きたか」よりも、「これから何をするか」が重要になります。プロンプトの中で「アクション」「今後」を強調すると、NotebookLMもそこを意識してくれます。

営業・提案資料向けプロンプト3つ

次は、営業・提案スライド向けのプロンプトです。 NotebookLMに提案書の草案を丸ごと考えさせるイメージです。

プロンプト11:
「このノート内の情報をもとに、顧客向け提案スライドの構成を作ってください。『顧客課題』『解決コンセプト』『提案内容』『導入メリット』『スケジュール・費用』の順に、スライドタイトルと説明の骨子を出してください。」

プロンプト12:
「このノートをもとに、初回訪問で使う『ライトな紹介資料』を作りたいです。詳細な仕様説明は省き、『なぜ私たちが選ばれるのか』にフォーカスした8枚構成のアウトラインを提案してください。」

プロンプト13:
「このノートの内容を、コンペ向けの提案プレゼンにしたいです。1枚目で印象に残る問題提起を行い、ストーリー性のある構成になるよう、スライドごとの役割とタイトル案を出してください。」

営業資料では、「課題 → 解決策 →メリット → 次の一歩」という流れを意識したプロンプトにしておくと、NotebookLMの提案も自然とストーリー性を帯びてきます。

勉強会・セミナー資料向けプロンプト4つ

最後は、勉強会・セミナー向けのプロンプトです。NotebookLMに「教えるための構成」を考えてもらいましょう。

プロンプト14:
「このノートの内容を、新人向けハンズオン勉強会のスライドにしたいです。『なぜ学ぶのか』『基本の概念』『具体的な手順』『よくある失敗』の4ブロックで、各ブロックのスライド構成と要点を出してください。」

プロンプト15:
「このノートをもとに、30分のライトセミナー用スライドを作りたいです。参加者が『明日から1つ行動を変えられる』ことを目標に、行動につながるメッセージを強調した構成案を作成してください。」

プロンプト16:
「このノートの内容を、社外勉強会向けの解説スライドに変換したいです。専門用語には必ず簡単な説明をつけ、イメージしやすい例え話を各スライドに1つ入れる構成案を考えてください。」

プロンプト17:
「このノートの内容を、質問タイム込みの60分セミナー用に構成し直してください。『導入10分』『本編40分』『まとめ10分』を想定し、各パートに必要なスライドタイトルと流れを整理してください。」

セミナー向けのスライドは、「理解」と「行動」の両方を意識して作ることが大切です。プロンプトの中に「行動」「例え話」「失敗例」などの要素を含めると、NotebookLMもそれに沿った構成を提示してくれます。

仕上げ用プロンプト3選と運用のコツ

スライドごとの「話すポイント」を整理するプロンプト

アウトラインができたら、次は「自分がスライドの前で何を話すか」の整理です。ここでもNotebookLMを活用できます。

プロンプト18:
「このスライド構成案について、各スライドごとに『口頭で補足すべきポイント』を2〜3個ずつ箇条書きで教えてください。スライドには書かないが、話すべき内容に絞ってください。」

このプロンプトを使うと、「スライドはシンプル、話す内容は厚く」というバランスを取りやすくなります。プレゼン前のリハーサル用メモにも活用できます。

デザインを考える前の「情報の断捨離」プロンプト

スライドの枚数が増えすぎてしまったときは、NotebookLMに削るべきポイントまで考えさせてしまいましょう。

プロンプト19:
「このスライド構成案を、15分プレゼン向けに圧縮したいです。削っても影響が少ないスライドと、その理由を教えてください。また、統合できるスライドがあれば提案してください。」

こうすることで、自分では捨てづらいスライドも、「AIが言うなら…」と冷静に見直しやすくなります。情報は足すより、削るほうがずっと難しいので、ここはNotebookLMに相談してしまうのがおすすめです。

最終チェック用の「わかりやすさ診断」プロンプト

仕上げとして、スライド構成全体のわかりやすさチェックもNotebookLMに任せられます。

プロンプト20:
「このスライド構成案を、中学生にも理解できるかという観点でレビューしてください。難しすぎるスライドがあれば指摘し、どう言い換えればよいかも提案してください。」

ここまでやれば、「自分の頭の中では分かっているけれど、聞き手には難しい」というギャップをかなり埋められます。NotebookLMを“わかりやすさの鏡”として使うイメージです。

まとめ:NotebookLM+プロンプトでスライド作成はもっと軽くなる

NotebookLMは、資料や文章をノートに入れてプロンプトを投げるだけで、プレゼンに必要な構成案や箇条書き、話すポイントまで一気に提案してくれる強力なパートナーです。この記事で紹介した20個のプロンプトを使えば、「ゼロから構成を考える」負担を大きく減らし、スライド作成の時間を半分以下にすることも十分狙えます。

ポイントは、1テーマ1ノートで情報を集約し、「誰に向けた」「何分の」「どんな目的の」スライドなのかをプロンプトの中でしっかり伝えること。そして、構成案づくりや要約はNotebookLMに任せつつ、何を削り何を残すか、どんな言葉で伝えるかといった“最後の仕上げ”は自分が担う、という役割分担です。

まずは、手元にあるレポートやブログ記事、議事録などをNotebookLMに入れて、この記事のプロンプト1〜3あたりから試してみてください。「スライド作成って、もっと軽くていいんだ」と実感できるはずです。そして慣れてきたら、営業提案、社内勉強会、セミナー資料など、さまざまなシーンに応用していきましょう。

スライド作成にかける時間を減らせれば、そのぶん「何を伝えるか」「どう行動につなげるか」を考える時間を増やせます。NotebookLMと賢いプロンプトで、資料づくりをもっとラクに、もっとクリエイティブにしていきましょう。

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