羽田空港で京急線を使うとき、JAL派が使う第1ターミナルとANA派が使う第2ターミナルでは降車位置が真逆です。
本記事ではホームの前後どちらに陣取ると改札・エスカレーターに最短でたどり着けるかを徹底解説。
3号車・8号車の最強ポジション、最新のターミナル改修情報、モノレールや無料連絡バスとの乗り継ぎ裏ワザまで網羅し、5,000字超のボリュームでお届けします。
羽田空港と京急の基本をおさらい
羽田空港には国内線用の第1ターミナルと第2ターミナル、国際線用の第3ターミナルの計3施設があります。
JAL国内線は第1ターミナル、ANA国内線は第2ターミナルが基本というシンプルな棲み分けです。
京急線の駅名は「羽田空港第1・第2ターミナル駅」と「羽田空港第3ターミナル駅」の2つ。
前者は1面2線の島式ホームで、ホームの前方が第2ターミナル改札、後方が第1ターミナル改札につながります。
つまりホームの“どっち側”に降りるかが、スーツケースを転がす距離と時間を大きく左右するわけです。
2024年度には引上線新設やホームドア増設も進められており、混雑分散と安全向上が図られています。
JAL派は後方、ANA派は前方―京急車両の乗る位置ガイド
列車が羽田空港第1・第2ターミナル駅に入線するとき、JAL利用者は進行方向最後部寄り、ANA利用者は進行方向先頭寄りで降りるのが鉄則です。
8両編成なら8号車後方ドアがJAL側エスカレーターの目の前、3号車先頭ドアがANA側エスカレーターの目の前に止まります。
6両・4両編成の場合でも「後ろから一番目の車両」=JAL、「前から三番目の車両」=ANAと覚えれば応用できます。
荷物が多い旅行者や子連れの方は、ホーム中央付近の大型エレベーターを狙うとベビーカーもラクラクです。
車内アナウンスを聞き逃さないコツ
エアポート快特やエアポート急行では到着1分前に「出口は進行方向前寄りです」の英語・中国語案内が流れます。
聞こえた瞬間にデッキへ移動しておくと、停車後スムーズにドアへ向かえます。
時短を極めるならエスカレーター直結ドア
ビジネス客に人気なのは「3号車1番ドア(ANA)/8号車3番ドア(JAL)」。
ラッシュ時間帯でも階段混雑を回避でき、地上改札→出発ロビーへ最短3分の実績があります。
目的別に選ぶ改札・エスカレーター最短ルート
国内線チェックイン直行なら、改札を抜けてすぐの縦型動線を活用しましょう。
ANA側は改札を出て15m先のエスカレーターを2本上がると保安検査場A~Dが視界に入ります。
一方、JAL側は改札を抜けた後エスカレーターを1本上がって右に折れれば保安検査場B~Cです。
2025年3月19日に第2ターミナル本館とサテライトが完全接続し、動線が一本化されました。
国際線からの乗り継ぎでANA国内線に振り分けられた場合も、サテライト経由のバス移動が不要になり平均9分短縮。
手荷物預けカウンターに近い改札は?
JALは南ウイングの島型カウンターJ/Kがエスカレーター正面に配置されており、大きな液晶案内が目印です。
ANAはスカイデッキ寄りのカウンターC/Dが至近。
預け入れ制限時間は出発20分前が目安なので、ピーク時は保安検査待ちを含めて到着45分前には駅を出たいところです。
ラウンジ利用者向けショートカット
ANAプレミアムチェックイン改装中でも、2階到着ロビー側の専用保安検査ルートが存続しています。
アップグレード専用レーンは6:15オープンなので、早朝便利用時はモノレール始発よりも京急エアポート快特一本狙いが効率的です。
とっさの乗り遅れ防止! 連絡バス・モノレール・徒歩連絡通路の裏ワザ
京急が遅延した場合は、無料連絡バスでターミナル間を移動するのが王道。
5~10分間隔で運行しており、JAL⇔ANA間は平均7分、国際線⇔国内線は平均12分で結ばれます。
モノレール派は浜松町で「前から2両目」を選ぶとエスカレーター直結で改札に出られます。
徒歩派には第1と第2をつなぐB1連絡通路がおすすめ。
動く歩道付きで片道約400m、所要5分ながら雨風ゼロで天候に左右されません。
深夜早朝のアクセス注意点
0:00~4:59は京急・モノレールとも運休。
タクシー料金は品川駅付近まで深夜割増込みで約7,800円を見込む必要があります。
羽田深夜便利用時はエアポート急行最終(23:44品川発)を逃さないよう要注意です。
まとめ―「どっち側」を知れば羽田出発はもっと快適
今回ご紹介したように、京急ホームの前後どちらに立つかで改札までの移動時間が劇的に変わります。
JAL派は「進行方向最後部」「8号車後方ドア」、ANA派は「進行方向先頭寄り」「3号車先頭ドア」を覚えましょう。
さらに2025年の第2ターミナル動線改良でANA利用者の所要時間は短縮傾向。
ホームドア増設や引上線新設による遅延減少も期待でき、羽田と都心を結ぶ京急はますます頼れる存在です。
次のフライトではぜひ本記事のコツを実践し、チェックインから保安検査までノーストレスで進んでください。
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