2025年6月29日(日)の函館競馬場最終レース・湯の川温泉特別(芝1200m)は、逃げ・先行勢と夏の上がり馬、さらには3歳馬の勢いがぶつかり合う一戦となりました。
この記事では、過去の傾向や出走馬の特徴、展開予想を踏まえて、6番トウカイエルデを本命に据えた買い目を軸に、しっかりと馬券を組み立てていきます。
このレースは、開幕週後の芝ということで、まだ内有利傾向が続いているものの、後方一気の決め脚も届く可能性を残す絶妙なタイミング。今回注目したのは、堅実な先行力と斤量バランスに優れるトウカイエルデ(6番)です。
これに、人気の4番タイキヴァンクールを対抗、さらに伏兵として7番スーパーマン・10番モジャーリオ・14番ニタモノドウシをヒモに据える構成で、的中と高配当の両立を狙います。
この記事を読むことで、馬券を構築する思考法・各馬の取捨基準・具体的な買い目戦略がわかります。特に「荒れる夏の函館最終で一撃を狙いたい!」という方には、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
出走馬の特徴と注目ポイント
6番トウカイエルデ:堅実な先行力と斤量面に注目
トウカイエルデは前走、函館日刊スポーツ杯(芝1200m)で見せ場十分の6着。内容的には、道中スムーズに流れに乗り、最後までしっかり脚を使っており、上位との着差も0.3秒以内でした。今回と同条件での再戦となること、そして馬体が絞れてきている点からも、状態は上向きと見てよいでしょう。
函館芝1200mは逃げ・先行有利であることが多く、同馬のような前目で粘れるタイプには絶好の舞台。さらに定量戦での出走は斤量面でも有利。先行勢の中でも安定感・リズムの良さが際立っており、今回は軸馬としての信頼度が高い一頭です。
4番タイキヴァンクール:1番人気でも不安要素あり
人気を集めるのはタイキヴァンクール。確かに近走は堅実で、2走前は不利で競走中止となったものの、前走では巻き返して掲示板を確保しています。ただし、勝ち切れないレースが続いている点と、馬体の戻りが緩やかである点には注意が必要です。
とはいえ、自在性のある脚質と鞍上の古川騎手の手腕は評価すべきで、軸ではなく相手候補として押さえておくべき一頭と言えるでしょう。
10・14・7番の3頭:爆発力と妙味でヒモに抜擢
3歳馬10番モジャーリオは、葵ステークスで5着に健闘した実績が光ります。斤量55kgという恩恵もあり、古馬との力関係でも通用します。末脚勝負に持ち込めれば台頭可能です。
14番ニタモノドウシも重賞経験がある3歳馬で、近走の成績はやや物足りないものの、ここで条件緩和・クラス落ちの形。流れに乗れれば逆転も。
そして大穴候補の7番スーパーマンは、前走着順は振るいませんが、道中の位置取りと展開ひとつで3着食い込みの可能性を秘めています。人気薄でも一考の価値ありです。
展開予想と有利な脚質
逃げ・先行勢が揃いミドル〜ややハイペース濃厚
出走14頭中、先行タイプが多く、前傾ラップで流れる可能性が高いレースです。特に2番アスクエピソードや4番タイキヴァンクールなどが飛ばすと、差し勢にもチャンスが出てきます。
持久力+瞬発力のバランスが重要
前傾ラップに耐えうるスタミナと、最後の1Fで抜け出す脚力を兼ね備えた馬が有利。そうした意味でも、前走でしぶとく伸びた6番や、差し脚を秘めた10番・14番の能力が光ります。
騎手の位置取りと判断が勝敗を分ける
道中のポジショニングとコーナー出口での進路確保が鍵。特に鮫島克駿騎手(6番)はこの条件での立ち回りに定評があり、期待が持てます。
予想印と買い目戦略の構築
予想印の整理
- ◎(本命):6 トウカイエルデ
- ○(対抗):4 タイキヴァンクール
- ▲:10 モジャーリオ
- △:14 ニタモノドウシ
- ☆:7 スーパーマン
三連複フォーメーションで堅実に狙う
6–4–7,10,14(計3点)
三連単フォーメーションで一撃を狙う
6→4→7,10,14
4→6→7,10,14(計6点)
ワイドで保険をかける買い方
6–4(本線)
6–10、6–14(展開次第)
6–7(高配狙い)
過去の傾向から見る攻略ポイント
内枠・先行馬が圧倒的に有利
函館芝1200mは小回り+平坦+短直線という条件で、スピードで押し切れる馬が強い舞台。先行策がハマりやすいのが最大の特徴です。
滞在競馬+函館リピーターが狙い目
輸送負担がない分、精神面・体調面でアドバンテージを持つ滞在馬が好成績。6番・4番は函館での実績・滞在競馬実績があり、安心感があります。
重賞帰りの3歳馬に要注意
近年は3歳馬が斤量差を活かして激走する例も多く、10・14番は要警戒です。
馬場状態・天候の影響
良馬場想定で前有利継続
晴天+良馬場が見込まれるため、基本的には地力勝負+先行馬優勢。ただし、ハイペースなら差し馬台頭も十分ありえます。
最終レース特有の荒れ馬場も視野に
芝の内側がやや荒れてきており、中〜外目を回せる差し馬に妙味がある時間帯。騎手の進路選択が明暗を分けます。
まとめ
2025年の湯の川温泉特別は、6番トウカイエルデを本命に、4番タイキヴァンクールを対抗とする構成がベース。3歳馬の末脚(10・14番)や大穴7番も含めた三連系馬券を展開的中と高配当の両立狙いで構築しました。
天候・馬場・展開・枠順と多角的に見て、トウカイエルデには大きなチャンスが巡ってきました。堅軸+穴馬の組み合わせで、「夏競馬の一撃」をぜひ掴みにいきましょう!
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