「確定申告が初めてで、何から手を付ければいいのか分からない…」そんな不安、すごく自然です。
特に医療費控除は“戻ってくる可能性がある”一方で、領収書や明細の整理が面倒そうで、平日は手が回りませんよね。
だからこそ、休日にまとまった時間を確保して情報収集→書類整理→入力→提出まで一気に進めるのが、初心者にいちばん合っています。
この記事では、医療費控除を受けたい方向けに「対象になる医療費の考え方」「準備するもの」「休日の進め方(時短手順)」「よくある落とし穴」をやさしく整理します。
読み終えたら、あなたの休日の動きが具体化し、迷いなく申告を完了できる状態になります。
確定申告が初めてで不安な人が最初に知るべき全体像
不安の正体は「手順が見えない」だけです
初めての確定申告で不安になる理由は、能力不足ではなく「全体の流れが見えない」ことがほとんどです。
やることを一言でいうと、①必要書類を集める→②医療費を集計する→③入力ツールで申告書を作る→④提出するの4つだけです。
計算はツールが自動でやってくれるので、あなたが頑張るのは「数字を正しく集めて入力する」部分だけ。
まずは“申告は段取りゲー”と捉えると、気持ちが一気に楽になります。
会社員でも医療費控除は確定申告でOKです
会社員の多くは年末調整で税金がある程度精算されますが、医療費控除は年末調整では扱えません。
つまり、医療費控除を受けたいなら、会社員でも確定申告をするのが普通です。
「会社員なのに申告して大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、医療費控除はむしろ王道の申告理由です。
やるべきことが明確なので、初心者が一番成功しやすいジャンルとも言えます。
休日に終わらせるなら「ゴール」を先に決めます
平日に時間が取れない人は、休日に“だらだら調べる”より、先にゴールを決めるほうが成功率が上がります。
おすすめは、休日の中で次の3つをゴールにすることです。
・医療費の合計が出ている
・申告書の入力が完了している(保存まで)
・提出まで終える(または提出ボタン直前まで)
このゴールが決まると、必要な情報だけを集めればよくなり、迷いが激減します。
医療費控除の基本と「対象になる・ならない」で迷わない考え方
医療費控除は「家族分をまとめてOK」が強いです
医療費控除は、本人だけでなく生計を一にする家族の分も合算できます。
つまり、家族の通院や薬代が多い年ほど、控除の効果が出やすい仕組みです。
ここで大事なのは「誰が払ったか」よりも「世帯としての医療費の合計」を整理すること。
領収書が家族ごとに散らばっていても、最終的に一つにまとめれば問題ありません。
初心者ほど、まずは“合算できる”と知るだけで集計の方向性が固まります。
対象になりやすいもの・なりにくいものの目安
医療費控除で迷いやすいのは「これは入れていいの?」という判断です。
ざっくり言うと、治療のために必要だった支出は対象になりやすく、健康増進や美容目的は対象になりにくい傾向があります。
休日に迷って手が止まるのが一番もったいないので、最初は次のように仕分けすると進みます。
- 入れやすい:診療費、処方薬、検査費、通院に必要な支出
- 迷いやすい:市販薬、通院交通費、予防目的の支出
- 入れにくい:美容・健康目的の支出(まず除外でOK)
迷う項目は“保留箱”に入れ、最後にまとめて判断すると、作業が止まりません。
見落としがちな「補填(戻ってきたお金)」に注意
医療費控除は「支払った金額」だけを足すのではなく、保険金などの補填がある場合は差し引きが必要になることがあります。
初心者がつまずきやすいのは、領収書は集めたのに、補填の通知(給付の明細など)を見落として計算がズレることです。
対策はシンプルで、医療費関連の郵送物やアプリ通知を見て、“戻ってきたものフォルダ”も一緒に用意すること。
休日にまとめて処理するなら、最初に「補填があったか」をチェックしておくと、あとが楽になります。
休日に一気に終えるための準備リストと集計のコツ
土曜の朝は「書類集め」だけに集中します
休日の時短は、作業を混ぜないことがカギです。土曜の朝は、まず書類集めだけに集中してください。
最低限そろえたいのは次のセットです。
- 源泉徴収票(会社員はこれが土台です)
- 医療費の領収書、医療費のお知らせ(ある場合)
- 補填が分かる資料(給付明細など)
- 振込口座情報(還付がある場合に使います)
- 本人確認に関わるもの(マイナンバー等)
ここで「集計」や「入力」を始めないのがポイントです。まず“揃える”だけでOKです。
領収書は「3つの箱」に分けると失速しません
領収書をいきなりExcelに打ち込もうとすると、初心者ほど疲れます。
おすすめは、領収書を次の3つの箱に分ける方法です。
- 確実に入れる箱:診療費・処方薬など迷わないもの
- 保留箱:判断が必要なもの(交通費や市販薬など)
- 除外箱:美容・健康目的など、まず対象外でよいもの
この分け方なら、集計が止まりません。休日に終えるためのコツは、完璧さより“前に進む設計”です。
集計は「家族別」ではなく「日付順」でまとめると楽です
家族が多いと、家族別に整理したくなりますが、初心者ほど混乱しやすいです。
おすすめは、領収書を日付順に並べて、そのまま入力・集計していくやり方です。
日付順にすると、同じ病院の通院が連続で見えて入力が早くなり、領収書の抜けも気づきやすくなります。
また、交通費など“後で足したい項目”も、日付の横にメモしておくと回収できます。
休日にまとめてやるなら、整理のルールはシンプルであるほど勝ちです。
初心者でも迷わない確定申告の作成手順
入力は「質問に答える形式」を使えば十分です
確定申告の入力は、専門知識より転記力が大事です。
初心者は、質問に答える形式(ウィザード型)で進む入力方法を選ぶと、迷いが減ります。
やる順番は次の通りです。
- 給与(源泉徴収票の数字を転記)
- 医療費控除(集計した合計を入力)
- 必要があれば扶養や保険料など他の控除
- 還付口座の登録
ここまで入力できれば、税額や還付見込みは自動計算で見えてきます。数字が見えると不安が一気に消えます。
「医療費の入力」で詰まらないための割り切り
医療費控除の入力で詰まるポイントは、細かい領収書を全部正確に入れようとして疲れることです。
休日に終えるなら、次の割り切りが有効です。
- 確実に対象の領収書から先に入力する
- 保留箱は最後にまとめて判断する
- 交通費などは“思い出せる範囲でメモ→後で整理”にする
完璧を目指して止まるより、まずは提出できる形にして、必要なら見直す。
初心者はこの順番が一番ストレスが少ないです。
提出までやるなら「土曜入力→日曜見直し」が鉄板です
平日に時間が取れない人は、休日を2日に分けると成功率が上がります。
おすすめの流れは次の通りです。
- 土曜:書類集め→医療費の集計→申告書の入力(保存)
- 日曜:見直し→不足書類の確認→提出(または提出直前まで)
日曜に“目で見て整える時間”を残すと、入力ミスや見落としに気づけます。
初心者ほど、この2段構えが安心で、結果的に最短で終わります。
医療費控除の確定申告でよくある失敗と休日時短テク
失敗あるある:領収書はあるのに「源泉徴収票がない」
意外と多いのが、医療費の領収書は揃っているのに、肝心の源泉徴収票が見当たらず作業が止まるパターンです。
休日にまとめて終えるなら、金曜夜までに「源泉徴収票があるか」だけ先に確認しておくと、土曜が潰れません。
もし見当たらない場合は、会社の発行タイミングを確認し、受け取ってから申告作業に入るほうがストレスが少ないです。
最初に“土台”を確保する。これだけで初心者の詰まりが激減します。
失敗あるある:医療費は集計したのに「補填」を忘れる
次に多いのが、医療費の合計は出たのに、給付金などの補填を差し引き忘れて再計算になるケースです。
休日の時短としては、医療費を集めるタイミングで「戻ってきたお金があったか」をチェックし、該当があれば同じフォルダに入れるのが一番です。
さらに、補填がある場合は、どの領収書に対応するかを厳密に突き詰めず、まずは“補填総額メモ”として控えておくと前に進みます。
初心者は、完璧よりも“提出できる状態”を優先すると結果が出ます。
時短の最強策:来年のために「申告フォルダ」を作ります
今年の休日を救うだけでなく、来年以降を劇的に楽にするのが申告フォルダ運用です。
具体的には、スマホやクラウドに「医療費」「補填」「源泉徴収票」「寄附」などのフォルダを作り、届いたら放り込むだけ。
これをやると、来年の休日は“探す時間”がほぼ消えます。
確定申告は一度仕組み化すると、年1回のイベントがルーティンに変わります。
初心者ほど、最初の1回で仕組みを作ると、来年が別世界になります。
まとめ
確定申告が初めてで不安でも、医療費控除は「流れを知って、休日にまとめて進める」だけで十分クリアできます。
やることは、書類集め→医療費の仕分け→集計→入力→見直し→提出の順番です。
土曜に入力まで進め、日曜に見直して提出する2日設計にすると、平日が忙しい人でも無理がありません。
まずは源泉徴収票と医療費の領収書を一箇所に集めるところから始めて、今年の申告を“成功体験”にしましょう。
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