マイナンバーカードの更新を忘れてしまったら、どのような影響があるのでしょうか?
実は、更新をしないと行政サービスが利用できなくなるだけでなく、電子証明書が無効になり、各種オンライン手続きもできなくなります。
本記事では、マイナンバーカードを更新しない場合の影響、対処法、次世代個人番号カードとの関係について詳しく解説します。
マイナンバーカードの有効期限とは?
マイナンバーカードには有効期限があります。
カード本体と電子証明書では期限が異なるため、注意が必要です。
- カード本体の有効期限:発行から10年(18歳未満は5年)
- 電子証明書の有効期限:発行から5年
電子証明書はカード本体よりも早く期限が切れるため、更新を忘れないようにしましょう。
マイナンバーカード更新しないとどうなる?
マイナンバーカードを更新しない場合、以下のような影響があります。
1. 本人確認書類として使えなくなる
マイナンバーカードは、運転免許証やパスポートと同様に本人確認書類として使用できます。しかし、有効期限が切れると公的な身分証明書として使えなくなるため、注意が必要です。
2. 健康保険証として使えなくなる
マイナンバーカードを健康保険証として利用している場合、有効期限が切れると健康保険証としての機能も失われます。これにより、医療機関での受付時に保険証を提示できず、不便を感じることになります。
3. 電子証明書が無効になり、オンライン手続きができなくなる
マイナンバーカードには、電子証明書が搭載されています。電子証明書が無効になると、以下の手続きが利用できなくなります。
- e-Tax(確定申告)
- マイナポータルでの行政手続き
- オンラインバンキングの本人確認
- コンビニ交付サービス(住民票・印鑑登録証明書など)
特に、確定申告をオンラインで行っている方は要注意です。
4. 運転免許証との一体化に影響
2024年度以降、マイナンバーカードと運転免許証の一体化が進められます。更新しないと、今後予定されている新サービスの利用ができなくなる可能性があります。
マイナンバーカードの更新方法と対処法
更新を忘れてしまった場合、どうすればよいのでしょうか?
ここでは、更新手続きの流れと期限切れ後の対応について解説します。
1. 更新手続きの流れ
有効期限の約3か月前になると、市区町村から「有効期限通知書」が届きます。更新の流れは以下の通りです。
- 通知が届いたら、必要書類を準備する
- 市区町村の窓口またはオンラインで申請
- 新しいカードを受け取る
2. 更新を忘れた場合の対処法
もし、マイナンバーカードの有効期限が切れてしまった場合でも、再発行の手続きが可能です。
- 市区町村窓口で再交付申請を行う
- 本人確認書類を持参する
- 発行まで約1か月かかる場合がある
ただし、再発行には手数料が発生する場合があるため、期限切れ前に更新するのがベストです。
次世代「個人番号カード」との関係
政府は2026年以降、マイナンバーカードの次世代版となる「個人番号カード」を導入する予定です。
主な変更点は以下の通りです。
- 電子証明書の有効期限が10年に延長
- 券面のデザインが変更
- 新カードへの移行が推奨される
現行のマイナンバーカードを更新する際、次世代カードへ切り替える選択肢も出てくるため、今後の動向をチェックしておきましょう。
まとめ:マイナンバーカードは更新を忘れずに!
マイナンバーカードを更新しないと、以下の問題が発生します。
- 本人確認書類として使用不可
- 健康保険証として利用不可
- 電子証明書が無効になり、オンライン手続きができない
- 運転免許証との一体化に影響
更新のタイミングを逃さないよう、有効期限通知書が届いたら早めに手続きをしましょう。
また、2026年以降の次世代個人番号カードへの移行も見据えた対応が必要になります。
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