複利の力を最大化!毎月1万円投資でいくらになる?【年利別シミュレーション】

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投資で資産を育てるカギは、「時間 × 複利 × 継続」です。

ここでは、毎月1万円をコツコツ積み立てた場合に、年利3%・5%・7%10年・20年・30年続けたとき、いくらまで育つのかをシンプルに比較します。

最後に開始を5年遅らせる機会損失手数料1%の重さも数字で確認します。

前提と計算の考え方

  • 毎月の積立額:1万円(月末拠出・年12回)
  • 想定利回り:年利3% / 5% / 7%(定率・税金や手数料は考慮しない素の比較)
  • 複利の計算:将来価値(FV)= 毎月積立 × [(1+月利)月数 − 1] / 月利
  • 拠出合計は「毎月1万円 × 12か月 × 年数

※実際の運用では価格変動・税金・信託報酬などで結果は上下します。本記事は複利のイメージ把握を目的とした概算です。

年利別シミュレーション(毎月1万円)

10年・20年・30年での比較

期間 拠出合計 年利3% 年利5% 年利7%
10年 1,200,000円 1,397,414円(利益 197,414円) 1,552,823円(利益 352,823円) 1,730,848円(利益 530,848円)
20年 2,400,000円 3,283,020円(利益 883,020円) 4,110,337円(利益 1,710,337円) 5,209,267円(利益 2,809,267円)
30年 3,600,000円 5,827,369円(利益 2,227,369円) 8,322,586円(利益 4,722,586円) 12,199,710円(利益 8,599,710円)

30年・年利5%のケースでは832万円超、年利7%なら1,220万円規模まで伸びます。拠出合計(360万円)との差が複利の威力です。

開始を5年遅らせると、どれくらい損?

毎月1万円・年利5%で30年積み立てた場合と、25年しか積み立てなかった場合を比較すると…

  • 30年(5%):8,322,586円
  • 25年(5%):5,955,097円

差は約2,367,000円。たった5年のスタート差でも、長期になるほど複利の雪だるまが効いてきます。「今すぐ始める」ことが最大のリターン源になり得ます。

手数料1%の重さ(30年の例)

インデックス投資などで重視されるのがコスト(信託報酬)です。年利5%で運用できる商品と、手数料等で実質4%になってしまう商品を30年で比較すると…

  • 年利5%:8,322,586円
  • 年利4%:6,940,494円

差は約1,382,000円。同じ積立額でも、コスト差が長期で100万円以上の差を生みます。「低コスト × 長期 × 継続」はやはり王道です。

利回り1%の違いはどれほど効く?(30年)

  • 年利5% → 8,322,586円
  • 年利6% → 10,045,150円(+約1,723,000円)

利回りが1%高まるだけで、30年後の結果は約172万円も差が出ます。期待利回りを無理に追いかけるのは禁物ですが、リスク許容度の範囲内での改善は長期で大きな成果につながります。

「貯金だけ」との違い(30年の参考)

  • 貯金(利回り0%):拠出合計 3,600,000円
  • 年利5%積立:8,322,586円(差 約4,723,000円

リスクはゼロではありませんが、時間を味方につけた複利の効果は長期になるほど大きくなります。

積立額を増やしたら?目安の考え方

将来価値(FV)は「毎月の積立額」にほぼ比例します。たとえば同じ年利・期間なら、毎月1万円 → 1万5千円へ増やすと結果はおおむね1.5倍に伸びます。生活防衛資金を確保しつつ、可能な範囲で積立の“単価”を上げると、目標達成が早まります。

今日からできる3つの実践ポイント

  1. 今すぐ始める:開始を遅らせない。まずは少額でもスタート。
  2. 低コストを徹底:同じリターンでも手数料差は30年後に大差を生む。
  3. 自動化して継続:積立設定で“意思の力”に頼らない仕組み化を。

まとめ

毎月1万円の積み立てでも、複利 × 時間 × 継続がそろえば30年で800万〜1,200万円規模に育つ可能性があります。始めるのが早いほど、コストが低いほど、続けるほど有利。今日の1万円が、未来の安心を形作ります。

 

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