Notionを試してみたいけれど「まずは無料で十分?それとも最初から課金した方が安心?」と迷っていませんか。
タスク管理やドキュメント共有など多機能な分、料金プランも複雑に感じがちです。しかし実際には無料プランだけでも日常利用には困らない範囲が広く、制限ポイントを押さえておけばコストゼロで快適に運用できます。
この記事では、無料枠でできること・できないことを具体的なユースケースに照らして整理し、Plus/Business/Enterprise各プランで追加されるメリットを徹底比較。
読み終えた頃には「自分はどこまで無料で行けるか」「課金タイミングはいつか」がハッキリ分かります。
Notion料金プランの全体像を把握しよう
無料プラン(Free)の基本仕様
- ページ・ブロック数:無制限
- コラボレーター:ゲスト10人まで招待可
- ファイルアップロード:1ファイル5MBまで
日常メモ・個人タスク・小規模チームの資料共有なら、この枠で十分スタート可能です。
有料プラン3種の位置付け
Plusは中小チームのワークスペース拡張、Businessは権限管理と高度な協働、Enterpriseは監査&セキュリティを重視した大規模組織向けと覚えると選定がラクになります。
料金早見表(年払いベース)
- Free:¥0
- Plus:¥1,200/ユーザー/月
- Business:¥2,400/ユーザー/月
- Enterprise:要問い合わせ
月払いだと約20%割高になるため、長期利用なら年払いがお得です。
無料プランで“できること”トップ3
① ページ無制限のメモ&タスク管理
ページ・ブロック上限がないため、日々の議事録や学習ノートをどれだけ増やしても追加料金ゼロ。個人利用なら容量よりも検索性と整理ルールが重要になります。
② シングルデータベースの個人プロジェクト
Tableビュー1つでタスク・期日・ステータスを管理し、CalendarやBoardに切替えても制限なし。関数やRollupも使えるので、趣味ブログの投稿管理や家計簿レベルなら無料枠で完結します。
③ 共同編集&コメント機能
ゲスト10人まで編集招待が可能。小規模のゼミやサークル資料、家族の旅行計画ボードを共有する程度なら無料のままで全員リアルタイムコラボが楽しめます。
無料プランで“困ること”3点と回避策
① ファイル5MB制限への対処
画像はWeb用に圧縮、動画はYouTube非公開リンクをEmbedするなど外部ストレージ活用で回避可能。PDFやCADデータを多用する業種はPlus以上を検討しましょう。
② ゲスト上限10名の壁
ノート閲覧のみの相手には公開リンク(Read-only)で共有しゲスト枠を節約。編集コラボが10名を超えた時点が課金タイミングの目安です。
③ 7日間のバージョン履歴
過去改訂を長期保存したい場合は、手動エクスポートやGitHub連携でバックアップを実施。Plus以上なら30日〜無制限の履歴保持が自動化されます。
Plus/Businessで強化される3つのポイント
① ファイル上限撤廃&ストレージ拡大
Plusプランからはファイルサイズ無制限(ただし合理的な利用ポリシー内)。高解像度画像や動画を頻繁に共有するデザイン・動画編集チームに最適です。
② 共同編集者数と権限管理
Businessでは無制限ゲスト+詳細ロールが解放され、「閲覧のみ・コメントのみ・限定編集」など細かく設定可能。情報漏洩リスクを抑えつつ大人数運用が行えます。
③ 高度なセキュリティ&SAML SSO
Enterprise限定ですが、SAML/SCIM連携・監査ログ・データ損失防止(DLP)などが追加され、金融・医療系の厳格なガイドラインにも対応できます。
無料→有料への切り替え判断フロー
ステップ1:ファイル運用をチェック
週にアップロードする添付ファイルの総容量が50MB超なら、Plus検討開始。画像圧縮でも追いつかない場合は即課金がストレスフリーです。
ステップ2:コラボレーター人数を確認
編集が必要なメンバーが10人を超えた時点で、有料化しないとページの複製・情報分散で管理が煩雑になります。
ステップ3:履歴・法務要件を精査
7日以上前のバージョンをしばしば参照する、またはISO・SOC2監査書類が必要な部署ならBusiness以上が安全策です。
まとめ
Notion無料プランはページ・ブロック無制限で、個人利用や小規模コラボなら機能的にほぼ不自由なし。主な制限は「ファイル5MB」「ゲスト10名」「履歴7日」の3点だけです。
一方で、重い添付・大人数コラボ・長期履歴・セキュリティ要件が出てきた瞬間が課金ベストタイミング。
Plusでストレス解消、Businessで組織管理、Enterpriseで法令対応と段階的にスケールできます。まずは無料で始め、上記チェックリストに当てはまったら迷わずアップグレードが賢い選択です。
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