クレジットカードをなくしてしまったと気づいた瞬間、多くの人は焦ってしまいます。
しかし、落ち着いて正しい手順を踏むことで、不正利用を防ぎ被害を最小限に抑えることが可能です。
本記事では、カード紛失に気づいたときにやるべきこと、連絡先、再発行までの流れ、そして今後の対策について詳しく解説します。
まずはカード会社に連絡して利用停止
利用停止の理由と重要性
カードを誰かに拾われて不正利用されるリスクを防ぐため、第一に行うべきは「利用停止の手続き」です。
万が一、第三者に悪用されてからでは遅いため、気づいた瞬間に連絡を入れることが大切です。
カード会社への連絡方法
主要なカード会社では、紛失・盗難専用の24時間対応ダイヤルが用意されています。
代表的なカード会社の連絡先は次の通りです:
・三井住友カード:0120-919-456
・楽天カード:0120-86-6910
・JCBカード:0120-794-082
・アメリカン・エキスプレス:0120-020-120
スマホで「カード名 紛失 連絡先」と検索すればすぐ見つけられるようになっているので、ブックマークしておくのもおすすめです。
連絡時に確認される情報
氏名・生年月日・登録電話番号・カードの種類やおおよその利用状況などが聞かれる場合があります。
不正利用の調査にも関わるので、可能な範囲で正確に伝えましょう。
手続き完了後は、カードの利用がすぐに停止され、安心して次のステップに進めます。
警察に紛失届を提出する
届け出は必要?
カード会社への連絡だけで済ませる方もいますが、念のため最寄りの警察署にも「遺失届(紛失届)」を出しておくと安心です。
第三者によって発見・届け出がされた場合、警察から連絡が来る可能性があります。
届け出の流れ
遺失届は電話やオンラインでも可能な場合がありますが、本人確認のために免許証や保険証などの身分証明書が必要になるケースがあります。
届け出後に発行される「受理番号」は、カード会社へ提出する書類に記載することもあるため、必ず控えておきましょう。
再発行の手続きと注意点
再発行の流れ
利用停止後、新しいカードの再発行を申請することができます。
カード会社によっては電話一本で済む場合もありますし、会員サイトからの手続きが必要な場合もあります。
通常、再発行には1週間~10日ほどかかります。
再発行時の費用や番号変更
一部のカード会社では再発行手数料がかかる場合があります(例:1,100円など)。
また、新しいカードには異なる番号が付与されることが多いため、公共料金やサブスクリプションサービスに登録していた場合は情報の変更が必要になります。
不正利用の被害にあった場合
補償されるケース
多くのクレジットカードには盗難保険が付帯しており、紛失・盗難が原因の不正利用については一定の条件で補償されることがあります。
ただし、自己管理が著しく不十分と判断されると補償対象外になることもあるため、早期の通報が重要です。
補償申請のポイント
不正利用が確認された場合、利用明細や申告書などが必要になります。
できるだけ早めにカード会社に状況を報告し、指示に従って必要書類を提出しましょう。
警察への届け出をしていると、補償審査もスムーズになります。
今後のためにできる予防策
カードの利用通知をオンに
最近では、カード利用があるたびにメールやアプリで通知を受け取れるサービスが一般的になっています。
少額の利用でもすぐに把握できるようになるので、不正利用の早期発見につながります。
複数のカードを分けて管理
メインカードとサブカードを使い分け、万が一に備えておくと安心です。
例えば、ネットショッピング専用カードを別にしておくと、万が一ネット上で流出しても影響を最小限に抑えられます。
カード番号を写真で保存しない
スマホでカード表面を撮影して保存している方もいますが、万が一スマホがハッキングや紛失にあった場合、大きなリスクとなります。
管理は慎重に行いましょう。
まとめ
クレジットカードをなくしてしまったときは、まず落ち着いて「利用停止の連絡」を第一に行いましょう。
その後、警察に届け出をし、必要に応じて再発行手続きを進めてください。
万が一の不正利用に備えて、普段から通知設定やサブカードの活用、セキュリティ意識を高めておくことも大切です。
正しい知識と行動で、あなたのお金と情報を守りましょう。
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