医療費控除を申請する際、意外と多くの方が「領収書をどうやってまとめればいいの?」と悩んでいます。
医療費控除の明細書作成の基本ルール
- 「医療を受けた方」×「病院・薬局などの支払先」ごとにまとめる
領収書を、医療を受けた方ごとに分け、その中でさらに病院・薬局ごとに分類します。 - 補填される金額も忘れずに確認
加入している医療保険などから補填された金額があれば、それも明細書に記載します(該当がない場合は「-」と記載)。
具体的な記入例
以下の領収書が手元にある場合を考えてみましょう。
- Aさんが〇〇病院で診療を受け、1,950円を支払った。
- Aさんが○×歯科医院で診療を受け、3,360円を支払った。
- Aさんが△△薬局で薬を購入し、850円を支払った。
これらの情報を明細書にまとめると、次のようになります:
(1) 医療を受けた氏名 | (2) 病院・薬局などの支払先 | (3) 医療費の区分 | (4) 支払額 | (5) 補填される金額 |
---|---|---|---|---|
A | 〇〇病院 | 診療・治療にチェック | 1,950 | - |
A | ○×歯科医院 | 診療・治療にチェック | 3,360 | - |
A | △△薬局 | 医薬品購入にチェック | 850 | - |
2ステップで簡単!領収書のまとめ方
ステップ①:「医療を受けた方」ごとに分ける
まず、医療を受けた人(家族含む)ごとに領収書を分けます。たとえば、家族4人が医療機関を利用している場合、それぞれの人ごとに整理します。
ステップ②:「病院・薬局などの支払先」ごとに分ける
次に、医療を受けた方ごとに、領収書を病院や薬局ごとに分け、支払い金額を合計します。
この2つのステップを実施するだけで、明細書に記載する準備が整います!
補填される金額についての注意点
加入している医療保険や公的制度で一部補填される場合、その金額は明細書の(5)に記入する必要があります。
- 例:高額療養費、出産育児一時金など
今回の例では補填がなかったため「-」と記載していますが、補填があれば必ず計算に含めてください。
まとめ:明細書作成は意外と簡単!
医療費控除の明細書作成は、以下の手順に従うだけで簡単に完成します:
- 「医療を受けた方」ごとに領収書を分ける
- 「病院・薬局などの支払先」ごとに金額を合計して記載する
これさえできれば、あとは明細書の項目に沿って情報を書くだけです。
複雑そうに見える医療費控除も、しっかり整理すればシンプルです!ぜひこの方法で明細書作成に挑戦してみてくださいね。
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